2018年2月28日更新

腰が低い人の特徴や、秘められた心理に迫る!

腰が低いとはどのような意味でしょうか。他者に対して腰が低いというのは、愛想よく振舞ったり、へりくだった対応をすることを言います。ここでは、彼らが腰を低くして他者と関わる心理まで徹底解明していきます。

  1. 目次
  2. 腰が低い人の特徴や、隠された心理とは?
  3. 豊臣秀吉も、その腰の低さが特徴的だった!
  4. まとめ

腰が低い人の特徴や、隠された心理とは?

腰が低い人は実は有能な人であることが多いです。有能だからこそ、腰を低くしているのかも? 腰が低い人にありがちな特徴や隠れた心理をみていきましょう。

能ある鷹は爪を隠す……知識をひけらかさない余裕のある態度が特徴

能ある鷹は爪を隠す、ということわざはご存知でしょうか。これは、能力のある人はわざわざ有能さをアピールしたりしないという意味です。知識や能力をひけらかさない余裕。

腰が低い人というのは実は能力が高く、知識に溢れている優れた人であることが多いです。教養と品格も備わっており、人に自慢するようなことをしません。

こちらが聞けばいろいろなことを親切に教えてくれますし、手伝ってくれます。そして、そうされたときにはじめて、すごい人なのだと気づかされるようなこともあるでしょう。

頭が良く、能力も高い、それでいて好印象な人

頭の良さや高い能力は、自慢したり公言したりしなくても、自然に滲み出てきます。そのため、信頼が厚い。控えめなのに確かな能力があることから、周りからもとても好印象で、人から好かれていることが多いでしょう。

上辺だけの愛想の良さではなく、相手を受け入れた上での穏やかさを身にまとっている感じもするでしょう。

蓋を開いてみると、社会的な立場が高いことも

勤め先が大手企業だったり、あるいはどこかの会社の社長さんだったりすることもありますが、彼らはその立場を自慢してくるようなことはありません。

普段は怖いくらいまじめに仕事と向き合っているのですが、趣味などではそんな姿をこれっぽっちも見せないで振舞っているというような人もいるでしょう。釣り堀で出会った腰の低いおじさんが、実は某企業の社長さんだった、といったようなことも、少なからずあります。

争い事が嫌いで温厚な性格

本人の自己評価は控えめでも、その人柄のすばらしさに惹かれて人が集まってきます。人望の厚い人だと言えそうです。

彼らは特に、争い事が嫌いです。自分の能力が時に人の妬みや僻みを買うことも知っており、そのため腰を低くしているとも考えられます。

豊臣秀吉も、その腰の低さが特徴的だった!

あの豊臣秀吉も、腰が低いことで有名です。しかし豊臣秀吉は最終的には天下を納めるまでに至った偉大な歴史上の人物ですよね。豊臣秀吉から学べるのはどんな点だと言えるでしょうか。

身分の低さもあって、とにかく腰が低かった秀吉

秀吉は武家の出ではなかったこともあり、若い頃はその身分の低さから腰も低く、誰に対してもペコペコと頭を下げていたと言われています。しかし、ただ頭を下げていたのではなく、周囲に良く働いてもらうために、感じ良くしていたのでしょう。

その甲斐あって、秀吉はどんどん上り詰めていきます。腰の低さに嫌味がなかったのでしょう。どんどん天下統一に近づいていきました。

大成してからも腰の低さは健在していた

多くの場合、最初は腰が低くても、自分が成功したり、上に立ってしまえば、態度をころっと変えるものです。しかし秀吉は違いました。前田利家や徳川家康に対しても、腰の低い上司だったようです。身分の低い出身の秀吉が一目置かれていたのは、そうした徹底した態度が幸いしていたのかもしれません。

こんな有名な話があります。あるとき秀吉は他の大名たちの前で、家康に対して、わざと偉そうな態度をとりました。しかしこれは、他の大名を従えてまとめていくために不可欠な行為でした。

実は秀吉はその前日に、家康だけに対してそのような態度をとるから嫌な気持ちにさせたら申し訳ないとあらかじめ伝えておいたとか。そのことで、家康は返って秀吉の人格に感銘を受けたはずです。さらに、自分は信頼を置かれていると自負することもできたはず。秀吉の、なんとも行き届いた配慮と、リーダーとしての特性に、感服します。

交渉事もその腰の低さと行き届いた配慮でうまく進める

秀吉の腰の低さは、現代社会においても十分に通用する交渉術と言えそうです。かゆいところに手が届くような配慮をするためには、まずは自分を一旦一番下において、考えを巡らすことは大事なことなのかもしれませんね。

もちろん、腰が低ければすべてそれでいいわけではないでしょう。言うべきことは言わなくてはいけませんし、強い姿勢が大事な時もあります。要はそのときにどうすべきか、判断力が問われるのが仕事であり、人生なのではないでしょうか。バランス感覚を養って、どんなときに低姿勢で行くのがいいのか、経験を重ねながらその術を身に着けていければいいのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。腰の低い人の持つ、秘めた思慮深さ、能力の高さにはハッとさせられることがあるかもしれません。あなたも是非、爪を隠している能ある鷹を探してみてはいかがでしょうか。