2016年11月30日更新

バイトを辞める時のタイミングといい辞め方

アルバイト

せっかく始めたバイト。ですが色んな理由で辞めたくなる、辞めなければならなくなる事がありますよね。バイトを辞めたらもう会わない人たちかもしれませんが、辞めるならお互い気持ちよく別れたいものです。バイトを辞めるタイミング、良い辞め方を紹介します。

  1. 目次
  2. バイトを辞める時のNG集
  3. バイトを辞める事を伝える時期
  4. 辞める時の伝え方
  5. 辞める時は円満に

バイトを辞める時のNG集

バイトを辞める

早かれ遅かれバイトはいつかは辞める時が来るでしょう。しかし、辞める時はしっかりと辞める旨を伝えて辞めなければ相手に迷惑がかかってしまいます。バイトを辞める時にしてはいけない事は何か見てみましょう。

連絡もなしに突然行かなくなる

いわゆるバックレです。アルバイトとは言え、社会に出て働いている立派な社会人です。突然行かなくなる事は様々な人や様々な面でとても迷惑がかかります。アルバイト先の社長、店長、仲間に負担がかかります。それだけでなく、人がいなければ仕事が回らなくなりお客様にも迷惑がかかってしまいます。何かあったのかと心配にもなりますよね。
もう二度と会わないからと言って逃げてしまうのは簡単ですが、印象が悪くなってしまう事はとても残念ですし、回り回ってその印象の悪さがどこかで伝わってしまう事だってあります。また、お店側としては連絡もなしに辞められる事は、せっかく雇って一緒に働いていこうと思っていたのになんだかバカにされている気分になるものです。

急に辞めると言う

突然「明日辞めます」と言われてもバイト先はとても困ります。1ヶ月単位、2週間単位でシフトを組んでいるのはお店を円滑に回すためです。そうやって先々を考えてシフトを組んでお店を回そうとしているのに突然明日一つ穴が空いてしまったら予定が狂ってしまいます。
働いている人にはそれぞれの事情があり、みんながみんな突然空いた穴を埋められるほど暇ではありません。自分本位に突然辞めますと宣言をする事は迷惑な行為です。

LINEやメールで連絡

辞める旨を伝える時はきちんと直接店長と会って話をするべきです。 近年スマートフォンが普及し、メールやLINEのアプリで気軽に連絡を取れるようになりましたが、その延長線上でメールやLINEで辞める連絡をする人が増加しています。
直接言うのは気まずいから、気軽に連絡できるからと言ってLINEやメールで辞める事を伝えるのはマナー違反です。店長さんが忙しそうだと思ったら、電話やメールでアポを取り、話したい事があると伝えて後日きちんと直接会って辞める旨を伝えるのが常識です。

バイトを辞める事を伝える時期

雇用契約書に雇用期間が定められていない場合は、法律上、民法の627条「期間の定めのない雇用の解約の申入れ」により、2週間前に辞める意思を伝えれば辞める事は可能なのです。
しかし、一般的には1ヶ月前には辞めたいと伝えるのがマナーです。急に辞められて穴があいたらお店側は困ります。1ヶ月単位でシフトを組んでいるお店も少なくありませんよね。辞める人がいるならその穴を埋められるよう、他の人に仕事を引き継いだり新しい人を採用したりしなければなりません。1ヶ月あればお店側も慌てる事なく穴埋めの準備ができますよね。きちんと前もって辞める事を聞いていれば次の準備もしっかりできて円滑にお店を回す事ができるので、お店側も快く辞める人を送り出すことができます。

また、お店の事情を踏まえて辞める事を切り出す事も大切です。仕事には閑散期と繁忙期があります。繁忙期は人手が必要です。ですが繁忙期に差し掛かる時に辞めますと言われたら突然人手不足になり穴があくだけでなく、その穴埋めをする引き継ぎや人員採用などをする時間も取ることが難しい場合が多いので困ってしまいます。今お店がどういう状況なのかを考えて辞める事を伝えるのは大切な事です。

様々な事情で止むを得ず突然辞めなければならなくなってしまう時もあるでしょう。その場合も突然連絡もなしに行かなくなるのではなく、多少は気まずいかもしれませんがきちんと辞めなければならない理由を伝えましょう。きちんと理由を説明し、謝罪をすれば必ず理解は得られるはずです。

辞める時ははっきりと意思表示をすること

せっかく採用した側からすると、辞めてしまわれることはとても残念なことです。 「あなたがいないと職場が回らない」とか「時給上げるからまだ残って」なんて言われて断りきれず辞められないなんて事もあるかと思います。ですが、ズルズル辞められずにいて最終的に職場に迷惑をかけるくらいなら辞めたいと思ったときにきちんと辞める意思を伝えるべきです。
アルバイトという形態で雇用しているということは、いつかは辞めるという事を理解しています。アルバイトを辞めるという事はその人にとって新しいスタートを切る時だということがわかっているので会社側も応援してくれるでしょう。どういう理由で、どのタイミングで辞めたいかきちんと伝えれば必ず理解してくれるはずです。はっきりと自分の意思表示をして、勇気を持って辞める旨を伝えるようにしましょう。

辞める時の伝え方

辞める意思を伝えるなら必ず店長さんと直接話しましょう。先ほども話したように、電話やメールで伝えるのはNG。なかなか会えない人ならば事前に話をする機会を設けたい旨を伝えて、後日面と向かって話し合いをしましょう。
その際は、辞めなければならない理由、謝罪の気持ちと感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

日頃から自分がどういう状況なのかをわかってもらう事も大切です。学生ならばテスト期間はいつなのか、就職活動に伴いどういう準備をしているのか、学校でどのような活動をしているのかを話す。副業している人なら本業はどういう事をしていてどういうスケジュールで動いているのかなどを大まかで良いので知ってもらっているとどういう事情があるのかわかってもらえるので、辞める事も伝えやすくなりますし、辞めるにあたって新たな旅立ちを応援してくれるでしょう。
休憩時間や準備、片付け時間にできるだけコミュニケーションを取るようにしましょう。

辞める時は円満に

アルバイトとは言え、そこでお金をもらっているから生活が成り立つわけです。雇ってもらえる、お給料をもらえるということはとてもありがたいことです。その感謝の気持ちを忘れてはいけません。辞めたらもう二度と会わない人、行かない場所かもしれませんが嫌な別れ方をするのはお互いに気持ちの良いことではありません。適当な辞め方をしたらそれはマイナスな経験として自分に残ってしまいます。これから一生会わない相手だとしても自分の記憶の中には出会った人は残ります。その記憶を濁さないためにも、辞める時は変な辞め方をせず、感謝の気持ちを持って相手側と円満に別れるようにしましょう。