2016年12月9日更新

人の悪口を言わないようになる方法

悪口を言わないようになる方法

ついつい陰で人の悪口を言っていませんか?悪口を言ってストレス発散になっているかもしれませんが悪口を言っていると自分にも悪影響が。人の悪口を言わなくなる方法を知って悪口を辞めましょう。

  1. 目次
  2. 悪口を言わない方がいい理由
  3. 悪口を言うのは自分が見えていない証拠
  4. 悪口を言いたくなる心理
  5. 悪口を言わなくなる方法
  6. 悪口をやめよう

悪口を言わない方がいい理由

人の脳は感じたこと、言葉にしたことは全て自分のこととして受け止めます。それは良いことであっても悪いことであっても全て「自分のこと」と思い込むんです。つまり、脳は「他人の悪口=自分の悪口」と受け止めてしまいます。
例えば、「あの子ブサイクね」と悪口を言ったとします。すると脳は「ブサイク」という言葉をインプットし、最終的に「私はブサイク」と変換されて潜在意識に擦り込まれてしまいます。

よくマイナスな言葉は口にしない方がいいと言われていますが、人の悪口も同じことです。人の悪口を言えば言うほど言った悪口は自分の中に擦り込まれてしまうので、結果自分が痛い目にあったり、悪口を言うことによりマイナスなエネルギーが自分に流れてしまい幸せになれないという事になってしまいます。

また、悪口ばかり口にするとシワが増え、口角は下がり、結果的に老け顔になったり不幸な顔になってしまいます。人はみな「気」を出していますが、当然マイナスの気が流れて外に発信されるため、「嫌なオーラをまとった人」と他人には映ってしまうのです。

ですから、悪口を言うということは結果自分を不幸にするということになるので、悪口は言わない方が良いのです。

悪口を言うのは自分が見えていない証拠

人の悪口を言うということは、すべての責任を他人のせいにしているということです。何かトラブルがあった時、ミスをした時にでも「あの人がこうだったから」と相手のせいにして自分を守ろうとします。そして自分のストレスを悪口を言うことで発散しようとします。

また、人の評価ばかりして人の悪口を言う人は自分のことが見えていません。自分も同じような行動をとっているのに人のことばかりああだこうだと批判していて、結局周りからは人のことばかり言うけど自分はどうなの?と思われています。

こうして自分が見えていないということは周りからの信頼を失ったり、友達を失う原因になります。

悪口を言いたくなる心理

自分に余裕がない

あの人には負けたくない、あの人の良い所を認めたくない、と思うと人の悪口を言いたくなります。そう思う時の自分の本当の心理は、「自信がない」「あの人に負けている事をわかっているけど認めたくない」「自分に出来ないところがあるのを認めたくない」という状態にあります。つまり、自分に余裕のない状態であるという事です。
自分に余裕がないとどうにかして自分よりも他人の劣っている所を探し、見つけて悪口を言う事で自分を保とうとします。

プライドが高い

プライドが高い人は常に自分の考えが正しい、自分が一番と思っていますので、少しでも他人の良い面を見たりするとそれが気に入らなくて悪口を言います。悪口を人に言って相手を蔑まし、その人より自分は自分優っているのだということを示したがります。そして、悪口を言って相手より上だと確信し、優越感に浸ります。
また、プライドが高い人はプライドを傷つけられる事を恐れています。自分より上だと思われる人が現れると自分のプライドが傷つくまいと必死に相手の悪い所を探して自分を守ろうとするのです。

ストレスが溜まっている

ストレスが溜まっている状態にあると、心に余裕がなく、視野も狭くなります。ですから些細なことでもイライラしたり、普段は気にも留めなかったようなところが突然気に障ったりします。そういう心理状態の時は人の行動や言動が悪く聞こえてしまったりうっとおしく感じたりしてしまいます。そうなると人の悪いところが目につき、ストレス発散に悪口を言いたくなってしまうのです。

悪口を言わなくなる方法

自分に自信を持つ

他人の悪いところに目が行ってしまうのは自分に自信がなく、劣等感を隠そうとするためです。自分に自信を持てば他人はどうであれ自分は自分と思うことができます。ですから、いちいち他人をどうこう思うことがなくなるので他人の悪いところに目が行かなくなり、悪口を言うこともなくなります。

他人と自分を比べない

他人と自分を比べてしまうと、どうしても他人よりも自分の方が優っていたいという気持ちが芽生え、他人の粗探しをしてしまうことになります。自分が上でいたいためにわざわざ相手を蔑んでしまうのです。「人と比べる」という観念なくすことによって、相手と比べて優越感に浸る気持ちや相手を蔑む気持ちがなくなるので、人の悪いところに目が行かなくなります。

人の良いところに目を向ける

人は誰しも良いところも悪いところもあるものです。もしその人の悪いところに目がいってしまっても、すぐに良いところ探しましょう。悪いところが気になったらどんどん悪いところばかりに目がいってしまうもの。「この人はこういう良いところもあるわ」と一つ見つけることができれば、どんどん良いところに目を向けていけるようになるので悪いところが気にならなくなります。

自分に一生懸命になる

悪口を言ってしまうということは実は自分自身と向き合えていない証拠。自分と向き合い目の前の事に一生懸命になれば、変に他人と争おうとしたりしませんし、比べたり、粗を探したりしません。ということは、悪口を言うことすら考えに浮かびません。過剰に他人に目を向けるのではなく、自分が何をしたいか、どうなりたいか、どうすべきかを考えて目の前のことに向き合いましょう。そうすれば他人がどうであれ自分は自分と思うことができ、悪口を言わなくなります。

ストレス発散のはけ口を見つける

人の批判や悪口で自分のストレスを発散するのをやめましょう。例え人間関係でイライラしたとしても人の悪口を言うのではなく、そんな事も忘れてしまうくらい趣味に没頭したり、好きなことを思う存分楽しんで気分をスッキリさせましょう。一旦心に整理がつけば、相手に溜まったストレスもどうでも良くなります。

悪口をやめよう

悪口を言うと言うことは、人から信頼されなくなる、友達がいなくなる、顔がブサイクになる、負のオーラに包まれてしまうなど、その時はストレス発散になるかもしれないけれど結果的に自分を不幸にしてしまうことになります。
人の悪いところに目を向けなければ悪口を言うこともなくなります。「他人 対 自分」になるのではなく、自分を見つめて自分のことに向き合えば悪口を言うことも少なくなるでしょう。