2018年3月20日更新
薄情者の特徴と心理状態を紐解く!
薄情者とは、思いやりや感謝がなく、人間関係も損得勘定だけで築いているような、心の温かみが感じられない人のことを言います。ここでは薄情者の特徴や、彼らの心理状態を紐解いてみましょう。
薄情者の特徴や性格とその心理状態とは?
自分の事しか考えていないため、相手に思いやりを持てないことが「薄情」の原因のようです。彼らの特徴や性格を見ていきましょう。彼らは相手への興味すらなさそうです。
自己中心的な性格
職場でも仲間内でも、あるいは家庭でも、人は誰かと関わって生きています。その中で他者に興味を抱き、他者を知るために思いやったり、笑いあったりするのが常識的な人の有り様です。
一方、薄情な人は、どんなところにいても、他者への好奇心が非常に少ないです。基本的には自分の事しか考えていない、自己中心的な性格をしているでしょう。そのため、相手を思いやる必要性がありませんから、冷たい人だと思われることが多いでしょう。
想像力がないので感謝の気持ちが生まれない
薄情者は、先述した通り、他者との関りがあまりないため、基本的には自分の中で全て済んでしまっている、ということが多いです。つまり、自分の心の中で思ったことを自分の思った通りに実行することが全てであり、理想通りの結果が出さえすればいいと思っています。
そんな時に、誰かが手を差し伸べてくれたとしても、そのことすら気づかないことがあります。ひどい場合には、相手の思いやりの行動は自分に向けられたものではなく、相手が相手自身のために行ったに過ぎない、などと考えてしまいます。
薄情者は、他者が、一体どんなときに手助けをしてくれるか、また、そのときはどんな心持でいてくれるのか、といったことを想像することができないようです。その想像力の無さが原因となり、感謝の気持ちが芽生えないようです。
相手の意見を聞く余裕がなく、自分の伝えたいことだけを一方的に話しがちである
薄情な人は、自己中心的な性格で、心に他者を思いやる余裕がありません。それは自分自身の目的を達成したい欲求が非常に強いことが原因かもしれません。彼らは相手の意見に聞く耳を持ちません。そして自分が伝えたいことだけを一方的に話してくるようなことも多いでしょう。ちなみに、話が通じない人は想像力が乏しく、薄情であることが後々わかってくるようなことが多いです。
空気をよむことが苦手
想像力が乏しいことが原因となり、空気を読むのが下手だという特徴もあります。仲間内で浮く発言なども多く、冷ややかな目で見られてしまうようなこともあるでしょう。
薄情者に人の情けを感じさせる方法とは? 周囲の愛が必要不可欠!
薄情者を放っておけない優しいあなたに、とっておきの方法をお伝えします。薄情者に人の情けを教える方法、それは、あなたが今「なんとかしてあげたい」と思うその気持ちが重要になってきます。
損得勘定抜きに相手と信頼関係を築くすばらしさを伝えてあげよう
薄情者は思いやりがなく、自分勝手で一緒にいると嫌な思いをさせられることがあるとして、関わらないようにする人も少なくありません。しかし、大事な人が薄情者で、放っておけないということもあるでしょう。
見方を変えると、薄情者の人というのは、真の人間関係のすばらしさに気づけていないのかもしれません。人は損得勘定抜きに、人と関わることで、他者への本当の意味での興味も湧き、今よりもっと楽しく人間関係を築けるということを教えてあげればいいのです。
薄情な人というのは、他人への「情」を抱きにくい心の癖を持っているのかもしれません。それはもしかしたら、育った環境や精神的なトラウマなども影響している可能性もあります。閉ざした心や偏った考えを改めるには、本当の思いやりや愛が必要です。あなたが今、「なんとかしてあげたい」と思っているその想いが愛なのです。
義理人情を大切に、仲間を構築するのは楽しいことだと教えてあげよう
冷え切った心を温めるためには、あなたのその愛が必要です。諦めずに何度も関わってあげることが大事です。最初はぶつかることもあるかもしれません。しかし、そうして人は絆を強くし、仲間意識が芽生えていくものです。
人は一人では生きていけません。時には面倒だと思えるようなお付き合いや近所づきあいなども大切にしなくてはいけないことがあります。その面倒くささの中からしか生まれないものがあるからです。それが義理人情です。
義理人情を大事にする人は、人から大事にされます。人から大事にされ、人を大事にすることで、本当の仲間が構築される。これは人間として生きていく上で、非常に面白く、奥深いことだと気づかせてあげられたら良いですよね。
まとめ
薄情者は、他者への興味が希薄なためにそうなってしまっていることがお分かりいただけたでしょうか。他者への興味を持ち、義理人情を大切にすることで人生がもっと深まるということを、あなたが身をもって教えてあげられたら、その人はきっと、変われるのではないでしょうか。