2018年6月3日更新
そつがない人の特徴と、長所短所を徹底解明する!
そつがないとは、抜け目がないという意味ですが、あなたの周りにもそのような人はいませんか? 何をやるにもそつなくこなしてしまう彼らの特徴や長所、短所をみていきましょう。
そつがない人の特徴とは? そつがない人には長所だけでなく短所もあった!
そつがない人の特徴と言うと、長所ばかりのようなイメージを持つでしょうか? 要領が良いということと、人から信頼されるかどうかについては、必ずしも結びつかないようです。
要領がよく、なんでもそれなりにできるのは、見せ方が上手いから?
そつがない人というのは、とても要領よく行動することができるという特徴があります。オールマイティーで、なんでもそれなりにさらっとやれるので、周囲から一目置かれることもあるでしょう。
しかし、彼らは、全てのことを完璧にできているわけではありません。実は、彼らは手抜きをする箇所をわきまえていて、表面的に「できている」状態にまで持っていくことが得意なだけなのです。
そのため、一つの事に対する習得度をよくよく見れば、7割がたはできているといったところでしょうか。つまり、残りの3割は未達なのです。しかし、一見できる人に見える程度には、なんでもこなせるというわけです。見せ方が上手いのです。一つひとつを細かく見ていくと、必ずボロがあるはずであり、スペシャリストから見れば、ツッコミどころもあるでしょう。
なんとなくのコツをつかむのが早い
そつがない人というのは、勘が鋭いのです。変に何かにこだわりを持つこともなく、幅広い視野を持っているという特徴もあります。そのため、なんとなく、なんでもコツをつかむのが早いのです。
弱点がなさそうなのが玉に瑕
そつなく物事をこなす人を見ていると、欠点がないようで、面白みに欠けると思う人も少なくないかもしれません。つまり、彼らにとっては、欠点や弱点がなさそうなことが、玉に瑕となり得ます。
しかし、先述した通り、彼らは物事を完璧にこなすことができるわけではありません。よくよく見れば欠点も穴もあると思えば、それが人間味となるかもしれませんね。
人間関係は器用さだけでは築けない……人の心の深さを感じることが苦手!?
そつがない人は何でもそれなりにこなせるだけの器用さを持っています。しかし、そのやり方では、唯一、そつなくこなせないことがあります。それは、人間関係の構築です。
人間関係は器用なだけでは構築できません。それは、表面的に取り繕うばかりでは、本当の信頼が得られないという意味です。
人の心の深さ、不思議さというのは、表面的な付き合いだけでは汲み取ることができないもの。そつなく生きている人にとっては、もしかしたらこの、人の心を掴んでいくという行為はとても苦手な分野かもしれません。なぜなら、さらっとこなせるような単純なことではないからです。
「そつがない」は、褒め言葉? けなし言葉?
では、「そつがない」という言葉は褒め言葉なのでしょうか。それともけなし言葉なのでしょうか。人として大切なことはなんでもそつなくやることなのか、ミスがあっても一生懸命やることなのか……。あなたは何を大切にしたいですか?
そつがない人は本当に信用できるのだろうか?
さて、そつがない人というのはそもそも褒め言葉なのかということについては、もはや言うまでもないかもしれません。そつがない人と言うのは、上辺だけなんとなくできているだけの人のこと。そんな相手は本当の意味で信用することはできないのではないでしょうか。
そつなくこなすよりも、一生懸命こなすことが大事で、信頼も得られる!
例え、ミスがあったり、不手際があったとしても、一生懸命やってくれた方が、相手に好感を持つのではないでしょうか。一方、そつなくこなされた場合、文句はなくても、なんとなく物足りなさを感じてしまうかもしれません。人の信用とは、そういうことなのかもしれませんね。
急がば回れ!
要領の悪い人は、そつなくこなす人に憧れの念を抱くかもしれません。しかし、考えてみてほしいのです。そんなに要領の良さって大事なのでしょうか? そんなに、人からミスを指摘されるのが怖いでしょうか?
幅広く多くのことをこなせる人は、確かに能力を評価されるかもしれません。しかし、たった一つの事でも、自信を持ってやれることがあれば、それでいいのではないでしょうか。
本音では焦りながら、多くのことをこなすよりも、一つのことを一生懸命やって、信用を得る生き方。こっちの方が人間らしくて、信用できる気がするのです。人から認められたいと思うのなら、急がば回れ、です。
まとめ
そつがない人は、確かにすごい人かもしれません。しかし、あなたはあなたらしく、一つのことを一生懸命やることがたいせつなのかもしれませんね。