2016年12月19日更新
人に厳しく自分に甘い!そんな人の心理や特徴を探ってみよう
人には厳しいことをいって失敗を許さないのに自分に甘い性格な人は、その自分勝手な性格が、まわりを困らせてしまいます。人の行動を厳しく指摘するのに、自分ではできない時、言い訳を並び立てて「しょうがないでしょ」の一言で済ますことができる自分にとても甘い人は、社会の中で迷惑な存在です。そんな人の心理を探り、特徴や性格を見てみました。人に厳しく自分に甘い人は、その性格を直して社会生活を営みましょう。
人に厳しく自分に甘い人の心理
劣等感を持っている
人に厳しく自分に甘い人は、堂々と厳しいことを言いながら、実は心に中に劣等感を抱えていことがあります。自分のことをまわりより「低く評価」する、もしくは過去の挫折や失敗で自分に自信がない時に生まれる劣等感を心に抱いている人は、人を恨んだりねたんだりするゆえ、威圧的に人には厳しくするけれど、内面はとても弱い人なので、自分に甘く自分の行動は許してしまい安堵している心理があります。
自分さえ良ければいいという考え
人に厳しい人は、自分勝手で「自分さえよければ人はどうでもいい」という心理を抱いています。自分がかわいく自分がいつも優先でなければならない。自分が楽ならそれでよくできないことは「しょうがない」の一言で済ませるけれど、人のことは重箱の隅をつつくようなことまで指摘する、そんなわがままで自分勝手な心理をもち合わせています。
自己評価が高い
人に厳しく自分に甘い人の心理は、自己評価が高いことが特徴的です。人からみると全然できていないことも「自分はよくできている」と思い込んでいる人は、「自分はこんなにやっているのに、あなたは何でできないの!」と人に厳しく当たります。自分自身につける評価が高い人、言いかえると自分の欠点に気づいていない人が、他人への採点を厳しくする自己評価の高い人(自分の欠点には気が付かない人)は、人に厳しく自分に甘い心理の持ち主です。
人に厳しく自分に甘い人の特徴や性格
怒りっぽい
感情のコントロールが上手にできず、すぐ怒りを人にぶつけてしまう特徴があります。大きな声をだしたり、相手を叱責して威嚇します。この行為は自分に自信がない性格の現れです。実は気の小さい性格の人です。自分に才能がなくて自信がないけれど、人にそれを悟られたくない人は自分には甘いのですが、人の失敗を責め、怒りっぽい特徴があります。
言い訳をする
自分に甘い人は、甘い分部分がまわりの人より劣っています。でもそれを人に知られたくないために言い訳をたくさんします。言葉で自分の劣っている部分を補足して人からの評価を得ようとします。言い訳をしながら人に厳しく当たるのは、自分はよくわかっているかのように、相手に一種のカモフラージュをかけて、自分の劣っている部分を相手に気づかせないような行動をとることが特徴的です。人には厳しく、自分に甘い言い訳をする人の性格は人からの評価を気にする性格で、褒められる、人からの評価を高く持ちたいという性格をしています。
わがままな性格
人に厳しく自分に甘い人はわがままな性格です。自分の意見は正論、他人の言っていることを認めないわがままな性格をもち合わせているのが特徴です。わがままな性格から、自分はこんなに大変だと訴えるけれど、人の苦労は理解しないところがあります。自分の行動が何より立派であるがため、人の頑張りを認めようとせず、他人を批評して厳しくします。わがままな性格は人に厳しく自分に甘い人の特徴のひとつです。
人に厳しくしてしまう時
仕事に関して
仕事で人に厳しく自分に甘くなってしまう時は、自分に自信がない時にそのような行動をとってしまう人がいます。仕事上、自分に才能がないことや知識が足りないため、自分には自信がないけれど、はったりを利かせなければならない時、相手を威圧し強気な態度を示し、部下や同僚に厳しいことを言ってしまいます。そして自分に力が及ばないことは言葉巧みに言い訳をしてその場を逃れます。自分をいたわり守る行動をとるわけです。仕事上、自分に自信が持てないとき、人に厳しく自分に甘くなってしまいます。
子供に関して
親は自分の経験からこうした方がいいと思う時、自分はしなかったけれど子供には厳しく要求をしてしまう傾向があります。これは子供のことを思っての親の愛情表現のひとつですが、自分に甘かったため人生に後悔した経験を子供に味あわせたくないがゆえ、自分に甘いが、子供には厳しくあたる親がいます。たとえば元バレリーナであった母親が、自分のあとを追って同じ道を歩んでいる子供に、食事制限を厳しく生活の一部始終に関していろいろ厳しくいうこと。これは母親が、自分の経験で甘かったところを子供に繰り返してほしくないために、母親は自分の経験から自分に甘かったことでも子供という存在には厳しい態度をとってしまいます。
恋人に関して
恋人に対しては厳しく自分に甘い人は、それは相手に甘えている場合があります。分かり合えている二人であるゆえ、相手に甘えてしまい、自分が苦手とすることや辛いことは避けてしまい、そして相手に厳しく自分にできないことをいってしまう場合です。「自分はこれだけ愛しているのに愛情が足りない」「こんなに尽くしているのに○○してくれない」と自分はそれほどのことをしていないにも関わらず、相手に求めすぎて喧嘩になってしまうことがあります。これは人に厳しく自分に甘い症状の一種です。
人に厳しく自分に甘い性格を直す方法
なぜ自分に甘いのか考える
人に厳しく自分に甘くなってしまう性格を直すには、まず自分に甘いという部分を反省して、どこがどんなに甘いか考えてみることがよい方法のひとつです。自分の甘い部分がどんなところにあるか把握することで、人に厳しいことが言えなくなってしまいます。自分に甘い部分が自分の力不足や能力不足からくるものであれば、そこを鍛えて自分に自信をつけましょう。自分を鍛えている過程で苦労や努力することの精神力を自分の体で学ぶと、人の気持ちを組んであげられる心のゆとりができて、人にも優しく接することができるようになります。自分の甘い考えは何かに書き出すことで効果があがることがあるといわれています。試してみてください。
自分に厳しい目をむける
人に厳しくする前に、まず自分に厳しい目を向けましょう。人の行動が目につき厳しい視線をもった時、そのことを自分はちゃんとできているかどうか考えてみてみましょう。自分にまずチェックを入れて自分を厳しく見つめてみることは、人に厳しくあたることを直す方法で、自分の甘さを直す方法にもつながります。辛いことからは逃げ出し楽なことを選んでいる自分が見つかりそれが癖になってしまっているのなら、どうしてそうなってしまったのか自己分析して、まずその癖を直すようにすると、自然に人に厳しい態度をとらなくなるものです。人に厳しくする前にまず自分に厳しい視線を向けてみてください。
相手に要求しすぎないこと
がみがみと人に厳しくあたってしまう時は、人に要求しすぎている場合があります。たとえば親が子供に「勉強しなさい」「次のテストでは○番以内に入りなさい」「これをかたづけなさい」「言われたことはすぐにしなさい」とがみがみものを言うのは、子供にやり気がない時やできないことを要求している場合がほとんどです。子供のことを考えてのことですが、実際自分だって100%頑張っているとは限りません。そんなに要求されると、お母さんだってこうなのに反抗心に火をつけてしまうこともあります。多くの要求をしないことは人を厳しく判断するにおよびません。人に要求するならまず自分でできることをしてから要求しましょう。
自分をみつめよう
自分に甘い性格はある意味、自分がかわいくて自分を守ろうとする行為に通じています。しかしそうでありながら人には厳しい態度をとることは、相手に不信感を持たせ嫌な思いをさせてしまいます。「あの人は自分ができないくせに人には注意してくる」「自分はやらないくせに人への要求が多い」など、厳しくされた側は、相手の行動をみて、反発心を抱き、厳しくしてきた人へ不信感をもってしまいます。人間関係に良い影響を及ばさないことは確かです。人に厳しいことをいう前に、まず自分をみつめて、自分の甘い部分を反省しましょう。自分をみつめることができれば、きっと人への対応も変わってきますよ。上手に性格を直してよい人間関係を築いてください。