2016年11月30日更新

今からでも遅くない。身近なツールで感性を磨こう!

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あなたの周りに芸術家のように感性が豊かな人はいませんか?感性が豊かな人って見ていてとても面白いですよね。感性が豊かになると物の見え方が変わって生きていてとても楽しくなります。あなたも感性磨いて今までとは違った視野で物事を見られるようになりませんか?身近にある本や音楽、映画や旅行などで感性は磨くことができるのです。

  1. 目次
  2. 感性とは
  3. 感性が豊かな人
  4. 感性が豊かである事のメリット
  5. 今からでも遅くない!感性を磨く方法
  6. 感性を磨いて楽しく生きよう

感性とは

感性

「感性が豊か」と聞いて思い浮かぶのは芸術家や作家、音楽家を思い浮かべるのではないでしょうか。
感性とは「物事を深く感じる取る働き」で、理屈ではなく感覚で物事を感じ取る、知覚的能力の事です。「感性が豊か」とは与えられた物の印象を感覚器官(視覚、嗅覚などの五感)を通して受け取る能力が高いという事になります。

例えば「美しい」という言葉一つにしても様々ないい表し方があり、人によって美しいの判断基準や捉え方は違うと思います。感性が豊かな人はこの「美しい」という言葉に対して自分の五感フルに活用し、どうして美しいのかを理屈ではなく感覚で捉える能力が高く、どこがどうしてどのように美しいのかを細かく、鮮明表現します。

子供に読書感想文を書かせた時、「書いてある事をあらすじにし、単純にどの場面が面白かった」と書き上げるタイプと、「主人公に対してどのような感情をいだき、作品全体に対してどういう印象を持ったか」を細かく書き上げるタイプに分かれると思います。
当然感性がある読書感想文は後者ですね。作品全体を「面白かった」と済ますのではなく、作品に対して自分の感じたことを書けているからです。大抵後者のような文章を書く子は表現力がとても豊かで面白い文章を書きます。

感性が豊かな人

感性が豊かな人は幼少期の経験がとても豊富な人が多いです。幼い頃からたくさん音楽を聴いていた、本を読んでいた、読み聞かされていた、色んな所へ行った、色んな物と触れ合った、色んな物を見たという経験がその人の感性を作り上げています。
人の脳というのは3歳までに80%作られると言われています。人は赤ちゃんと言えど、脳、そして五感はフルに働いています。その人の記憶には残っていないかもしれませんが、その時に見たもの、感じたものはしっかり潜在意識に記憶されます。更にその時に五感を動かす能力が高まり感覚が鋭くなりますので、物の見方や感じ方が豊かになっています。だから音楽一家や芸術一家の子供は幼い頃からそういう環境で育っているので並外れた感性が磨かれて行くのですね。

感性が豊かである事のメリット

生きるのが楽しくなる

感性が豊かになると様々な方向、あらゆる角度から物事が見れるようになります。「楽しい」という感覚でもどういう所が楽しかった、こういう所が楽しかったと色んな「楽しかった」という感覚が味わえるので飽きることがありません。音楽を聴いただけで情景を描くことができたり、絵や物、人物など見たものから様々に想像することができます。
また人の気持ちも考えられるようになるので、人といるのが楽しくなりますし、いろんな人と付き合うのが楽しくなったりします。

人の気持ちがわかるようになる

感性が豊かになると、相手の感じている事がわかるようになります。相手の表情や行動、言動などから、この人はどういう気持ちなのか、どうしてそのような気持ちになるのかを自分の五感を使って感じ取り、想像できるようになります。
また、本を読むと様々な想像ができて物語を楽しめる、映画やドラマを見て感情移入ができるなど見たもの、読んだものの人物側になって考える事ができるので、本を読んだり映画やドラマを見るのが楽しくなります。

可能性が広がる

感性が豊かになることであなた自身の可能性も広がります。それは自分の感性が趣味や仕事に生かせれば、それを面白いと思った人があなたにチャンスを与えてくれる可能性があるからです。
世の中は新しい事、珍しい事が好きです。だからテレビに出てくる人たちは様々な個性を持った人が次々に現れてますよね。今までにない商品が出れば爆発的に売れますよね。
誰も企画した事のない案を考えられたら、会社にとって今までにない人材だと思ってもらえたら、あなたの考えた商品や企画が世の中に認められたら……感性が豊かになればあなたの可能性は無限大に広がっていきます。

今からでも遅くない!感性を磨く方法

芸術に触れる

美術館に行く芸術品がたくさん置いてある神聖な空間は、自分の五感がより研ぎ澄まされる空間であり、普段より敏感に色んなものを感じる事ができます。

舞台を観る

ミュージカル、お芝居、バレエ、オーケストラなど生物を観ましょう。映画やドラマなど画面を通すのと違って、生物は役者さんのエネルギーや感情がストレートに伝わってきます。また、生で舞台のセットを見たり照明を浴びる事は非現実的であり、その作品の空気感を直接肌で感じる事ができますわ。人の動きや声、音楽、舞台装置や衣装など様々な観点から様々な事が感じ取れるでしょう。

本を読む

本は想像力が無限に広がります。文字だけで登場人物の姿形や性格を考えたり、情景を想像したりと文字を頼りに入れた情報を脳を使って変換することを多くすると、思考力や想像力が広がっていきます。

体験する

陶芸や工芸、絵を描くなどをして実際に体験してみましょう。これらはその人のオリジナリティが求められますのでその人の感性が活かせる場所です。自分がどういう作品にしたいのか、思い描いて考えることで様々なアイディアの思考回路が広がっていきます。

旅行に行く

海外へ行って違う文化、違う空気感に触れることは日本では味わえない経験です。また自然に触れたり、壮大な景色を見たりする事や、その土地の美味しいものを食べたりすることも非日常的な行為で今までに感じたことない物を五感で感じ取る事ができます。

実際に体験したことを人に話す

五感で感じたものをフルに頭を使って言葉を選んで見たもの、聞いたものを言葉に変換し人に伝えるという行為は、どうしたら伝わるか、どういう言葉や表現を使えば良いかを考えるので感性を高めるトレーニングになります。
更に周りと共有できれば、人はどう思ったかが聞けて新たな発見に繋がることもあります。
今はSNSなどでも気軽に人に感じたことを発信できますよね。自分の中で処理をせず、感じたことを周りと共有しましょう。

感性を磨いて楽しく生きよう

本を読んだり映画、ドラマ、舞台を見たり、旅行に行ったり音楽を聴いたりするだけで感性はどんどん磨かれます。など感性が豊かになると自分の個性が磨かれ、それが仕事のアイディアに生きたり、ファッションセンスに生きたりするので、自分を自由に表現できるようになります。
また、物の見方が変わるので起こった出来事に対して色んな考え方感じ方ができるようになるので、テレビを見る、音楽を聞く、人と話すなんて何気ない日常生活が楽しくなります。
感性が豊かであるということは子供のころの無邪気な心でいられるということです。
感性を磨いて自由に楽しく生きていきましょう。