2018年2月28日更新

事なかれ主義な人の特徴や心理と、消極的な考え方の改善方法!

事なかれ主義とは、特別良い事が起きなくてもいいから、問題事や厄介事もなく、全てが平穏であってほしいという考え方を言います。消極的な意味合いもありますので、ここでは事なかれ主義の特徴やその改善策についてもお伝えします。

  1. 目次
  2. 事なかれ主義な人の特徴やその心理とは?
  3. 事なかれ主義な人のための、消極的な考え方の改善方法をご紹介
  4. まとめ

事なかれ主義な人の特徴やその心理とは?

事なかれ主義な人は穏やかな生活を好みます。彼らは、特別良い事がなくても良い、その変わり、トラブルなく、平穏な日々が続くことを心から願っているのです。

性格的には受け身で協調性がある

事なかれ主義な人は、性格的にはとても受け身で、なんでも、うんうんと聞き入れてくれるような安心感を相手に与えることもあるでしょう。自分の意志はあまりはっきりとは言いませんが、心根では、とにかく「平和、平穏」を願っています。

周囲に対しては温厚で、協調性があります。人に合わせて生きることが大事、長い物には巻かれろの精神です。敵を作るタイプと正反対のタイプです。

コミュニケーション能力は高いがイエスマン

事なかれ主義の人は、人に合わせると言う意味においてはコミュニケーション能力が高いと言えます。ただ、問題適応能力は低く、何かあればひたすらイエスマンを貫くことも。優柔不断に見えることもあり、一部の人間からはイライラされることもあるかもしれませんが、そうならないためになんとかすり抜ける社交性もあります。

人間関係に波風を立てたくない

事なかれ主義そのものを嫌う人からは嫌味を言われることもありますが、基本的には人間関係に波風を立てないように生きています。それこそが事なかれ主義の人にとって最も大事なことだからです。彼らにとってはそれこそが強い意思なのです。野心はなくても、強い信念がそこにはあることも。

自己主張をして衝突するくらいなら黙っている方が良い

事なかれ主義の人にも、意思や思いはあります。人知れず、男らしい信念を抱いていることだってあるでしょう。しかし、自己主張をすることは好みません。自己主張すれば、彼らと違う意見の人と衝突する可能性が出てくるからです。

彼らにとっては、自分の意志や信念をひけらかすことよりも、黙ったまま穏やかな毎日を送ることの方が大切で、意味があるのです。

事なかれ主義な人のための、消極的な考え方の改善方法をご紹介

事なかれ主義は自分の大事な信念……そう思っていたけれど、時には自分の消極性に腹が立つこともある。そんな悩みを抱えているのなら、改善策を講じてみてはいかがでしょうか。事なかれ主義はあなたの考え方と行動で直せます。

マイナス思考は悪い事ばかりではないですが、時には自分の能力や発想を信じてみて!

事なかれ主義の真の正体はマイナス思考であることも。悪い結果を予測した結果、事なきを得るため、行動を控えるなどと言うことは、マイナス思考のせいだと考えられるからです。しかしこのマイナス思考は、悪い事ばかりではありませんよね。実際、トラブル回避のための大事な防御策です。

とはいえ、時には自分自身の能力や発想を信じてみても良いのではないでしょうか。何か思いついても、すぐにマイナス思考を発動させていては、せっかくのアイディアが埋もれてしまい、ハッピーが遠ざかりかねません。

自分の能力を認めてみましょう。悪いことが起こるとはかぎりませんし、例え失敗しても、そこから得ることが大きいことだって考えられます。

身近な人の前での自己主張から始めてみる!

事なかれ主義を治すためには、人に自己主張することが大事です。今まで閉ざしていた口を開くのです。とはいえ、いきなり大勢の人の前でそれは難しいかもしれません。まずは家族や友人など、あなたにとって最も身近な相手に自己主張することから始めてみませんか? きっと周囲の人は、あなたの変化にすぐに気が付くはずです。

事なかれ主義は損だと知り、チャレンジ精神を持とう

事なかれ主義は、確かに穏やかな毎日を約束するような主義かもしれません。しかし、波風立つ中でしか生まれない思いや結果というものがあります。例えば、本当の信頼や友情は、衝突して、喧嘩をして、心と心がぶつかってはじめて得られることがあります。

事なかれ主義であることは、そういった人としての喜びを感じることができない可能性があるという点において、損をしていると知りましょう。少しの勇気を出すこと、チャレンジ精神を持つことで、あなたは人として、もっと人生を謳歌することができるのです。

ただし、一度自己主張して、その意見が採用されれば、もう責任転嫁できない状況になることも。その点は覚悟して発言、行動していきましょう。最初は慣れなくて緊張するかもしれませんが、やはり自分の意見を言い、それを認めてもらうことは、大きな喜びにつながるものです。がんばりましょうね。

まとめ

言いたいことを言えた時の喜びを知ってほしいです。自己主張ができたとき、気持ち良さは絶大です。元事なかれ主義の筆者が言うのだからこれは間違いないです。是非、言いたいこと、言ってしまいましょう。事はあったほうが、人生楽しい、そんな風におもうようになるかもしれませんよ。