2017年6月27日更新

冷めた性格の原因や心理的特徴、治す方法を考える

あなたの周りには「冷めた性格をしているなぁー」と思う人はいますか?もしくは自分に対して冷めた性格だと感じることはありませんか?冷めた性格をしていると、なんとなく近寄りがたく感じてしまうこともありますよね。そんな冷めた性格の原因や心理的特徴を考えつつ、直す方法について考えていきたいと思います。

  1. 目次
  2. 冷めた性格の原因とは
  3. 冷めた性格の心理的特徴とは
  4. 冷めた性格を直す方法は?
  5. 冷めた性格を見直してみよう

冷めた性格の原因とは

まずは、冷めた性格になってしまう原因について挙げていきましょう。

環境への自己防衛をしている

大人になってからもそうですが、特に子供の頃に過ごした環境が原因となり自分自身を守るために冷めた性格になってしまうことがあるようです。特に家庭内の問題が多いかもしれません。例えば親が過干渉だったなど、些細なことから大きなことまで冷めた性格になってしまう原因に含まれるでしょう。子供が家庭から逃げ出すことは簡単なことではありません。たとえ何かしらの問題があったとしても、逃げ場のない状態で過ごすことになります。そんな時に子供は、自分を守るための自己防衛反応として自然と心の痛みや辛さを感じるスイッチをオフにする方法を覚えるのです。その結果として、持つべき感情を麻痺させてしまうこともあるでしょう。あくまで一般論ではありますが、やはり幼い頃の経験は人格形成に大きく影響するようです。

人間関係のトラブル

さらに家庭だけではなく、学校などでの人間関係が原因で人間不信に陥ってしまい外の世界に対して冷めた性格を装ってしまうこともあります。初めて会った人や良く知らない人に対して、自己防衛反応として冷たい態度を取ってしまうのです。社会に出てからも職場の人間関係でトラブルを抱えてしまうと、仕事中だけ冷めた性格になり、私生活では普通の性格に戻る人もいます。

挫折の経験を克服できないでいる

勉強やスポーツ、就職活動、恋愛など。何かしらの大きな挫折を人生の早い段階で味わうと、どうせ頑張っても無駄だ!などといった諦めが原因となり冷めた性格になってしまうことがあります。何かに打ち込んでも、また失敗するのでは…という不安が。これは、根が真面目な人が陥るようなパターンが多いようです。

冷めた性格の心理的特徴とは

次に、冷めた性格になってしまう心理的特徴について挙げていきましょう。

人には淡泊だが自己愛は強い

人や物事に対して淡泊なのが冷めた性格をしている人の共通点です。特定に人や物に対して強く執着することは、まず少ないと言えるでしょう。ところが自分自身は例外で、実は自分のことが大好きで保身本能が強いといった特徴もあるのです。反対に言うと、保身本能が強いがために人や物に対して淡泊になってしまうということになるのでしょう。というのも、誰かに夢中になったりのめり込んでしまったりすると、その結果として自分が深く傷ついたり辛い思いをすることも少なくないからです。こういったことを恐れるあまり、無意識のうちに他人に対して冷めた態度で接することになってしまうのです。

感情表現が苦手である

冷めた性格の人は、感情を表に出すのが苦手です。感受性に乏しいという場合もあるのですが、たとえ心から感動していたり感激するようなことがあったとしても、大きくリアクションすることが得意ではなく好きでもないのです。また、やたらと肝が据わっているため少しのことで驚いたりするようなことはありません。どんと構えていて動じない、とても頼りがいがある性格だと言い換えることも出来るのです。感情を表現するのが苦手なだけで、実は冷めているように見えて熱い心を持った人がいることも確かです。

他人への関心が薄い

冷めた性格ですから、基本的には他人への関心が薄いです。自分のことが常に中心であり、他人のことや噂話に関心を持つようなことはほぼ無いと言えるでしょう。そのため、人付き合いがあまり得意ではないといった傾向もあります。決して冷たい人間なのではなく、必要以上に他人のプライベートに介入しようとはしないだけなのです。他人への関心が薄いため、どちらかと言えば友達は少ない方でしょう。広く浅い付き合いではなく、狭いけれど深い関係を持った友達が多いのです。

とにかくマイペースである

冷めた性格の人間は他人に興味を持たない分、自分のペースを大切にします。観察していると気が付きますが、とにかくマイペースな性格の持ち主なのです。自分の好きなことにはとことん時間を注ぎ込みますが、興味の無いことには見向きもしません。例えば恋愛をすると浮気はしません。けれども、相手が合わせることに疲れ果ててしまう可能性は十分にあると言えるでしょう。良い面と悪い面、その両極端なところを持ち合わせています。

冷めた性格を直す方法は?

それでは、冷めた性格を直すためにはどのような方法があるのでしょうか。考えていきたいと思います。

感情移入の練習をする

冷めた性格の人は、誰かの立場に立って物事を考えたり心理を深く読み取ることが苦手だという人が多くいます。そういった冷めた性格を直したいと思うのならば、感情移入をすることを練習する必要があるでしょう。人間関係の中で感情移入する練習をするのは難しいので、手っ取り早く映画やドラマを観て練習することをオススメします。泣ける映画!感動の話題作!といった見出しを付けられている作品を選んでみると良いでしょう。

思ったことを口に出してみる

綺麗な景色を見た際には「綺麗だな」残酷なニュースを見た時には「悲しい」といったように、自分の感情を口に出して言ってみることは大切です。心の中で思っているだけで口に出すことがなければ、周りからは冷めている人だと思われてしまっても仕方がありません。また、口に出すことによって改めて自分の感情を再確認することも出来ます。家に一人でいる時でも、あえて思ったことを口に出して感情表現をしてみましょう。

リアクションを取るようにする

誰かと会話をしている時に、ただ黙々と聞いていたり淡々と話しているだけでは、相手に「冷たい人だな…」と思われてしまうことは多いと思います。ですから、リアクションを取りましょう。決して大袈裟なリアクションでなくても大丈夫です。うんうんと大きく頷くだけでも、印象は大きく変わると思います。リアクションがあると、きちんと会話が成立している、感情が読み取りやすいといったメリットがあるので、小さな動きからでもリアクションを取り入れましょう。

冷めた性格を見直してみよう

冷めた性格というのは、印象としてあまり良いものではありません。何事にも熱くなれ!とは言いませんが、冷めた性格を見直してみることは必要だと思います。感情表現を豊かにしてみたりリアクションを取ることを心掛けながら、少しずつ自分の殻を破っていきましょう。