2018年3月5日更新

短絡的な人が陥りやすい思考の特徴とその改善方法をご紹介!

短絡的とは、物事の本質や原因などをよく考えずに、すぐに結果や結論に結び付けてしまう考え方を言います。短絡的な人は仕事や人間関係において、ミスをしたり、信頼を得られないために悩んでいることも少なくありません。

  1. 目次
  2. 短絡的な人は思考回路がシンプル? 彼らの考え方の特徴とは?
  3. 短絡的な人は人間関係において損をする?
  4. 短絡的な自分の考えを治したい……改善方法や対処法とは?
  5. まとめ

短絡的な人は思考回路がシンプル? 彼らの考え方の特徴とは?

短絡的な人は物事を深く考えるのが苦手なだけで、悪気はありませんし、裏の顔もありません。彼らの特徴には、人の良さからくる長所、浅はかさからくる短所の両者が混在しますので、詳しくみていきましょう。

楽観的で明るい性格

短絡的な人は、単純な人だと言い換えても良いかもしれません。物事をあまり深く考えていないのです。そのため、何かトラブルが起きたときなど、周囲の人が不安がっているときも、あっけらかんとしていることがあります。

短絡的な人は、周りに不穏な空気が流れていても「どうしたの? 大丈夫だよー!」などと、根拠もなく周囲を励ますようなこともあるでしょう。楽観的で明るい性格をしていることが多いです。

「考える」よりも「行動」派

考えることが苦手なのが短絡的な人の特徴です。考えるよりもまず行動、というスタンスで生きています。失敗してもへこたれない強靭な精神力を持っているのです。

聞く耳を持たない

短絡的な人は、周囲の意見に耳を貸しません。慎重な人は、考えるよりも先に行動に移してしまう短絡的な人に対して「もう少し考えてから決めようよ」などとアドバイスをすることがあります。しかし、短絡的な人にとって、その言葉は聞こえていません。

「コツコツ」や「地道な努力」は苦手ですぐに結果を求めてしまう

短絡的な人は、コツコツ積み重ねるようなことや、地道な努力が苦手です。結果をすぐに追い求めてしまいます。したがって、練習して上達するようなこと全般に興味がありません。一攫千金を良しとします。

短絡的な人は人間関係において損をする?

短絡的な人はその性格のせいで、職場や友人同士の間などでも損をしていることが多そうです。

短絡的な人の想像力の無さは人間関係を浅くしがち

短絡的な人は、「こうするとああなる」という予測ができません。考えることが苦手だからです。多くの人が容易に想像できるようなことでも、想像できないため、簡単に罠に引っかかったり、失敗することが多いです。

その滑稽な様子を見て、陰口をたたくような人も少なくありません。「なんであんなこともわからないんだろう」「考えなしだよね」などと、人は好きなように言うでしょう。もちろん、表立って文句を言ってくることはあまりありません。

短絡的な人の想像力のなさは人間関係を浅くする原因となります。言っても通じない相手、話してもつまらない相手、というレッテルを貼られてしまい、深い話をすることができないのです。文句も面と向かって言われない分、信頼関係を深めるような大事な話もまた、なかなか膨らんではいかないでしょう。

柔軟性がないため、傲慢な上司になりがち

短絡的な人が上司だと悲惨です。仕事はこうあるべき、部下はこうあるべき、などという思い込みが短絡的すぎて、態度が傲慢になりがちだからです。さらになぜか自信家だったりもします。

短絡的な上司にはそのつもりがなくても、部下はパワハラをされているような気分にされてしまうかもしれません。

短絡的な自分の考えを治したい……改善方法や対処法とは?

短絡的な人は、結果や結論をすぐに導き出す行動力には凄まじいものがあるのですが、その分、答えが出た後に後悔することもあるようです。もしも短絡的な考え方を治したいのであれば、「考える」より「行動」、とう考え方をひっくり返せば大丈夫です。

行動に移す前にしっかり検討する

考えることが苦手なため、すぐに行動に移したくなるその気持ちを抑えてください。できれば、一度立ち止まってしっかり検討してほしいのですが、どうしても無理なら、まずは一度立ち止まることから始めてください。

一瞬でも自分の行動したい衝動を、自分の意志で止められたら、自分を褒めてあげましょう。そして、その瞬間は、自分は確かに冷静だったことも忘れないでください。そして、その冷静な時間に、少しだけ物を考えることができれば、短絡的な結論が少しずつ減っていくでしょう。

目標を設定したら、闇雲に行動せず、するべきことを書き出してみる

何か目標を設定したとき、いつもただ闇雲に突き進んでいませんか? そのやり方では、うまくいくかいかないか、一か八かの戦いになりかねません。

もしも短絡的な自分を治したいのであれば、目標設定をしたら、その目標に向かってどんなことができるか、書き出してみることをお勧めします。書き出すことで、冷静になれます。短絡的な人には、冷静に物を考える時間が必要なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。短絡的な人は、その思考回路が単純で、想像力が低いために、行動が焦りがちになってしまうようです。一度落ち着いて冷静になる時間を持てれば、少しずつ変わっていけそうですね。