2016年12月14日更新
怠け癖を治そう!改善と克服方法をご紹介
やらなければならならないのに結局やらない怠け癖。しなければいけないことからすぐに逃げてしまうそんな怠け癖を治しましょう。怠け癖のある人の特徴を探り原因を追究して、怠け癖を克服しましょう。怠け癖だと思っていたことが実は病気だったという場合もあります。怠け癖を治したい方には必見です。
怠け癖のある人の特徴
ルーズな性格
時間を気にせず、遅刻しても気にならない人に怠け癖があることが多いです。時間にルーズで、行動がルーズな人は怠け癖の特徴のひとつにあげられます。
意志が弱い
しなければいけないことがあるのに、楽な方にと気が向いてしまう。面白そうなことや楽なことには行動を起こしますが、それを持続することに努力がいるようなときはすぐにやめてしまう意志の弱い面は怠け癖の人の特徴です。いろいろチェレンジしてみるけれど中途半端に終わってしまうのも意志が弱い人の特徴で、これは怠け癖のある人の特徴でもあります。
優柔不断である
決断力がなく優柔不断な面が怠け癖の人の特徴にあります。たとえば仕事で決断を下さなければならに時、怠け癖のある人は決断を下せず、だらだらとその結果を出すことを長引かせてしまうことがあります。怠け癖の人はどっちにも決断がだせず、そのまま放置してしまっても気になりません。
だらしない
怠け癖のある人は身の周りの整理ができなく、態度も節度がないというだらしない面を持っています。たとえば怠け癖のある人は自分の恰好にも無頓着です。服装だけに限らず髪型がぼさぼさであったり、やたら贅肉がついていたり、自分自身の管理ができていない人に怠け癖があります。だらしなさは怠け癖のある人の特徴です。
気力や根性がない
気力や根性がないのでひとつのことを長く続けることができません。友人と一緒に始めた習い事もすぐにやめてしまう。持久力を競い日頃練習を積まなくてはならないマラソン大会などまったく考えに及ばない。そしてたとえばいくら今週時間があっても来週すればよいことは、あえて早々に作業するなどということはしません。それは気力に欠け、根性がないためです。
怠ける原因
生まれ育った環境
育った環境が影響していることが原因となる場合があります。親が「今日は雨だからお稽古休んでもいいわよ」「そんなに頑張ると体を壊すから早く寝なさい」「大変なら部活なんて辞めてしまえばいいわ」なんてことを言われて育った人は、親の教育方針で怠け癖が自分の性格となってしまいます。生まれ育った環境が原因で根性がなくなり、辛い場面から逃げてしまう怠け癖がついてしまう場合があります。たとえば必要以上に過保護に手をかけられて育った人は、誰かがしてくれるとか親が何とかしてくれると「自分がしなくともなんとかなるわ」タイプの人間になってしまう場合があります。この怠け癖も生まれた環境が原因となる場合です。
性格
育った環境からなるものが大半ですが、そもそもの性格が努力を嫌い根性に欠ける性格が原因となる場合があります。米国のテネシー州にあるヴァンダービルト大学の研究チームが、生まれ持った脳が努力することや苦痛に敏感に反応してその場面から避ける指令を出すという内容の研究を上げています。そのことから、その人の性格自体が、その人の脳による指令で支配されて、怠け癖な性格を示していることが考えられます。
考えすぎること
やる前に考えすぎてしまい、気力が失せてしまうことが原因となることあります。頭で
手順を考えすぎて、行動を複雑化してしまい、ことを起こす前に疲れてしまうという「考えすぎる」人は、それに向かう前に気力が失せてしまうことがあります。
自分のことだからと考えを甘くしてしまうこと
どうぜ自分のことだから自分が気にしなければいいという考え方が原因となって怠け癖がついてしまうことがあります。辛いことから逃げ自分を甘く評価してしまうことが原因のひとつになることがあります。
病気によるもの
気づかぬうちに病におかされ、それが原因となって怠け癖になっている場合があります。次の項目でその病名と一緒に見ていきましょう。
心配される病気
うつ病
ただ怠けているのでなく、うつ病を患っている場合があります。怠け癖のある人はやりたくないことや嫌なことはやらないけれどやらなければならないことは、一応こなせます。しかしうつ病が考えられるときは、やらなければならないことがあってもそれができない状態です。それをしようとすると気持ちが苦しくなり、辛く、絶望感すら湧いてきてしまいます。やりたくてもできない時、やらなければならないものを目の前にしても辛くてできない時は速やかに専門医を受診しましょう。自分に合った治療法で病気を治すことが大切です。
慢性疲労性症候群
怠け癖ととらわれやすい病気のひとつです。その名の通り慢性的な疲労感に見舞われているため、気力がなく、努力して何かを達成しようとも思いません。辛いことや大変なことには逃げ腰になってしまいます。そこが怠け癖ととらわれてしまいますが、この病を患っている時は慢性的な倦怠感のほか、不眠が続いたり、頭痛に悩まされます。重度な疲労を感じ日常の生活も危ぶまれる時は専門医を受診しましょう。医学が進んだ現代でもはっきりとした原因はわからない病とされていますが、自己判断せず専門医に相談してください。
日本における慢性疲労症候群について(PDF:19KB) – 厚生労働省
発達障害・ADHD
発達障害のひとつでADHDという病も考えられます。この病の特徴は不注意・多動性(じっとしていられない)・衝動的行為(思い立ったら順番を守らず行動してしまう)ことが代表的な症状ですが、その中で「片付けられない」「段取りを組んで考えられない」「優先順位が決められず先にすすめない」などの症状も紹介されています。片付けられなく怠慢していると思われたり、段取りを組んで進めないのでその場にとどまりそれが怠けてしまっていると思われることがあります。この病気は子供が患う病気ですが、状況などが改善されずに大人になってしまい、根気がなく怠けてしまっているようにとらわれることがあります。医師と相談して上手に改善をはかってください。
改善・克服方法
モチベーションをあげよう
確かな信念や考えを持って自分にやる気をおこさせましょう。たとえば感動的なマラソン大会の映像をみて自分もチャレンジする、そしてゴールした時の優勝杯を夢見てみましょう。それ瞬間を味わいたいために、毎日練習に励むことは怠け癖を克服して改善するひとつの方法です。
考えはシンプルに
行動をとる前に複雑に物事を考えてしまうと、そこでも疲れて気力をなくしてしまいます。物事はシンプルに考え、複雑に物事を考えることはやめましょう。それも怠け癖を克服して改善する方法です。
疲れをためない
疲れがたまるとやる気もでません。疲労は残さないように心がけましょう。栄養・睡眠・適度な運動を心がけ、体の健康をはかりましょう。健康であることは怠ける気持ちを克服させ、色々なことチャレンジする気力も湧き、努力して目標を達成させたくなります。
尊敬できる人の生き方を見習う
育った環境で身についたことや、もって生まれた性格はなかなか治らないものです。でも怠け癖を克服して改善したい気持あるなら、自分が尊敬できる人の生き方や行動を真似してみましょう。自分とは違う環境で教育を受けて生きてきた人を見習うことは、これまでの考え方を見直し改善することができる方法のひとつです。
怠け癖を治そう
やらなければならないことはさっさと片付けてしまいましょう。だらしない生活を一変させて、目標に向かって人生チャレンジしてください。病気が原因のこともあります。発症している病気も怠け癖と思われがちで病気だと気付かないこともあります。症状をよく見極め、心配ならば速やかに専門医にかかって相談することをおすすめします。健康であることは怠けない心を培うものです。心も体も元気にお過ごしください。