2017年1月10日更新

金銭感覚がおかしい!?おかしくなった金銭感覚を直す方法

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  1. 目次
  2. 金銭感覚がおかしいとはどういうことか
  3. 金銭感覚のおかしい人の特徴
  4. 金銭感覚チェック
  5. 金銭感覚を直すための習慣
  6. おかしくなった金銭感覚を直そう

金銭感覚がおかしいとはどういうことか

金銭感覚が良いか悪いかの違いは、自分の収入に対していくらの支出があるかを把握できているかどうかです。
人それぞれ生きている環境が違いますから、何もブランド物をたくさん持っているからとか、たくさん旅行に行っているからなど、お金をたくさん使うからと言って金銭感覚がおかしいということではありません。
金銭感覚がおかしい人は自分の娯楽のためにありえないほど出費をします。お金がないのにクレジットカードで物を買いまくる、人からお金を借りているのに罪悪感がない、一体いくら使ったかわからないなど、自分の収支の管理をできずにお金を使いまくる人を金銭感覚がおかしい人という事になります。

金銭感覚のおかしい人の特徴

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ブランド物がステータス

ブランドの価値=自分の価値と置き換えている人はブランド物を身につける事がステータスになっています。そのため自分のステータスを維持するために何十万、何百万とするブランド品をためらいなく買ってしまいます。

ギャンブルが好き

自分のストレス発散のはけ口がギャンブルという人はだんだんと金銭感覚が麻痺して来ます。ギャンブルは一度に大量のお金が手に入る事もあれば一度に大量のお金がなくなる事もあります。それを繰り返しているうちに大きなお金が動くことにためらいがなくなるため、だんだんと金銭感覚が麻痺してきてしまうのです。また、ギャンブルに勝って大金を手にした感覚というのは物凄い爽快感で忘れる事ができません。またそれが味わえるかと思うと借金をしてでも勝つことを望んでしまうこともあります。

見栄っ張り

自分を良く見せたい、完璧な人間でいたい、人から好かれたいと思い、自分を良く見せるために自分の収入に見合わない出費をしてしまう人です。
エステや美容に莫大なお金をかける、趣味にお金をかける、ファッションの流行に乗る、流行りのカフェやランチは必ずチェックしSNSに載せる、出来る人、良い人を装ってしょっちゅう後輩とご飯に行ったり高級レストランでデートをするなどが例に挙げられます。

部屋が汚い

部屋が汚い=物の整理ができないということです。つまり、物の整理ができない=頭の中身が整理できていないということになります。頭の中身が整理できていないということは当然自分の収支状況が把握できません。
物があるのにそれがわからず重ねて買ってしまい物が溢れて行ったり、同じような服や物が増えたり、使いかけ飲みかけ食べかけがあるのに新しい物を買ってきてしまったりと浪費に繋がります。

衝動買いをする

いいなと思う物を見つけたら考えずにパッと買ってしまう衝動買いの癖がある人は金銭感覚がおかしくなっている可能性があります。衝動買いをしてしまう人は値段を気にせずに買ってしまいます。さらに物を買うときの判断基準が必要か不必要かではなく自分の欲を満たすためとなってしまい、自分の収支の状況を考えられなくなってしまいます。

金銭感覚チェック

あなたの金銭感覚をチェックしましょう。

 人といるのが好き
 クレジットカードを5枚以上持っている
 支払いは常にカード
 よくネットで買い物をする
 人に良く見られたいと思う、好かれたいと思う
 タンスの中、鞄の中、財布の中が汚い
 物がなくなると不安になる
 月に何回もATMへ行く
 ストレスが溜まると現実逃避したくなる
 人からお金を借りることに抵抗がない
 約束を守れない事が多い

どうでしたか?
当てはまる項目が多ければ多いほど金銭感覚がおかしい、おかしくなる予備軍です。

金銭感覚を直すための習慣

お小遣い帳や家計簿をつける

「書く」という行為は考えて書き出し、見て理解するという効果があります。「収入はどれだけあるか」「何に」「いくら使ったか」を明確にすることができます。
レコーディングダイエット(食べたものを書くだけで痩せるダイエット)と同じように、書くだけで無駄な物を買ってしまったり、いかに外食が多いから、娯楽費が多いかなどが明確になるため、浪費癖が改善します。

部屋を綺麗にする

部屋が汚い人にお金の管理ができない人が多くいる理由は、「部屋の整理ができない=頭の中の、整理ができていない」ことに繋がっているからです。これは部屋だけではなく、財布の中やカバンの中も同じことです。物はお金と交換していますよね。物が溢れているということはそれだけ浪費しているということです。
「どこに何がどれだけあるか」が整理できていれば無駄な出費はなくなります。

クレジットカードを使わない

クレジットカードはその場で現金を出さないためどれだけ出費しているかがわかりにくくなります。更に、回数払いやリボ払いは一見便利に見えても結局は払い残しの上に新しいものが乗っかって大きなお金が積み重なってしまったり、手数料がかかって結局は損をしたりします。
自分がどれだけ出費したかを明確にするためには現金払いを徹底しましょう。
クレジットカードを使うとポイントが貯まってお得感はありますね。しかし、ポイントが多くたまると言うことは「それだけ買い物をしている」ということになります。もしポイントを貯めたいと思うのなら携帯代や公共料金の支払いなど、必ず毎月かかるものをクレジットカード払いにしてポイントを貯めると良いですね。

お金で快楽を求めない

人が一番出費をしてしまうところは、ストレス発散や自分の娯楽のためです。娯楽にお金はつきものです。

  • 飲み会を減らし宅飲みにする
  • 外食を減らして自炊する
  • 最新トレンドばかりを追いかけないで今持っているものを大切にする
  • ジムに通うのではなく自分でランニングや筋トレをする
  • ギャンブルを辞める
  • タバコを減らす、または辞める
  • すぐにタクシーに頼るのではなくたまに歩いてみる

など、少し考えただけでもすぐにこれだけ見直しポイントが見つかります。お金に頼らなくても自分の気持ちをみたす方法はたくさん見つかります。

おかしくなった金銭感覚を直そう

金銭感覚を正すために、まずは自分の収入と支出を把握できるようになりましょう。これはレシートを取っておく、収支状況を書くということで養われます。
自分の欲をお金で満たす事から離れましょう。ギャンブルや衝動買いをしないよう、パチンコ店に行かない、百貨店に行かない、その代わりに運動をしたり趣味を楽しんだりしましょう。自分のためにもなるので一石二鳥です。
一度おかしくなってしまった金銭感覚の水準を下げるには多少の我慢は必要です。ですが少し我慢できれば慣れてくるものです。諦めずに正しい自分に見合った金銭感覚を取り戻しましょう。