2017年1月19日更新
なんでもYESと言ってしまう。頼みごとを断れない性格の人の特徴
頼まれた事はなんとなくYESと言ってしまう。断れなくて気づいたらやることが詰まってしまっている、いつの間にかストレスが溜まっているなんてことありませんか?時には思い切ってNOということこも必要です。
頼みごとを断れない性格の特徴
頼みごとを断れない性格の人は一般的に「優しい人」「気が弱い人」であることが言えます。何かを頼まれると自分の体力や時間を犠牲にしてでも相手の期待に応えようとします。表向きはとても良い人そうに見えますが、人に注ぐエネルギーが多すぎて実は疲れやストレスが溜まっていたり、やる事に追われてパンク寸前で余裕のない状態になっていたり、自己嫌悪に陥っていたりすることが多いのです。
そんな頼みごとを断れない性格の人はどのような心理状態なのでしょう。
頼みごとを断れない性格の心理
相手をがっかりさせたくないと思っている
断ってしまったら相手ががっかりしてしまうだろう、がっかりさせてしまったら申し訳ないと思って相手の期待に応えようとします。
相手対して可哀想という情がある
断ってしまったらその人が困ってしまう、それでは可哀想だ。相手が困るくらいなら自分が困った方がマシだと思っています。
相手に嫌われたくないと思っている
断ったら嫌われる、自分の評判が下がるということを恐れて断れなくなってしまっています。他人からの評価を気にするタイプに多く見られます。
自分は断ってはいけない立場だと思っている
自分を過小評価しすぎていて自分なんかが断れる立場ではないと思い込んでしまい、なかなか頼みごとを断れないようです。
自分に酔っている
大変だ、もうやめたい、なんで私がこんなに…と言いながらも、人のために大変な思いをしている自分が好きで結局他人に尽くしてしまうのです。
頼みごとを断れないことによるデメリット
自分の時間、体力、労力共に他人に使うことになるため、自分の貴重な時間が割かれることになります。そのためいつも人のために何かをしていることに疲れてしまい、自分のやりたいことがやれないことがストレスになります。
また複数人、複数の要件を抱えてしまうと頼まれごとがきちんと出来ずにおざなりになってしまったり、約束が守れないなど相手の期待に応えられなくなり、逆に信頼を失ってしまうことになり兼ねません。
頼まれごとに追われて頭の中も精神的にもパニック状態に陥ることもありますし、そんな自分が嫌になるなど自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。
このように頼みごとを断れないことが積もりに積もると、自分自身の体調を悪くしてしまう、精神疾患が出る、他人からの信頼を失うなど、結果自分で自分の首を締めることになってしまうのです。
人が頼みごとをするという事は期待の気持ちを抱いてお願いしてくるわけです。それを引き受けてくれたということは、自分の期待以上の結果を出してくれるものだと思い結果を待ちます。ですから、もし頼まれたことが出来ない、約束を守れないという事態になってしまうと相手はあなたに失望します。断ってしまうことも相手を失望させることにはなりますが、引き受けたのに出来なかった時の失望感はそれを上回ります。その際失望感と共に信頼感も失うことになるのです。
ですから出来るものは出来る、出来ないものは無理だとはっきりさせておかないと後々自分を苦しめることになるのです。
頼みごとを断れるようになる方法
自分のキャパを知る
キャパオーバーで頼まれたことが出来ないのでは信頼を失うことになります。今自分は何をしなければならなくて、どのくらい時間があるのか、自分にどれだけ余裕があるのかを分析しましょう。そして物事の優先順位を考えましょう。その上で、頼まれたことが責任を持ってやり遂げられる物なのか、相手の期待にきちんと応えられるのかを判断しましょう。
中途半端な答え方をしない
断れない人の特徴として、「えぇっと…まぁ…出来なくもないけれど…」と言ったような曖昧な返答をする傾向があります。これでは相手にNOと伝わりません。むしろ「じゃあお願いね」と相手に押されて結局引き受ける羽目になるパターンが多いのです。無理なもの、嫌な事にははっきりと「できません」と断りましょう。その際にはきちんと「○○な理由があって今は時間が取れません」など明確な理由を添えるようにしましょう。きちんと理由を言えば相手もあなたの事情をわかってくれるはずです。
嫌われたくないという気持ちを捨てる
相手に嫌われたら嫌だなという気持ちをなくしましょう。頼みごとを断ったくらいであなたのことを嫌いになったりなんてしません。その時は多少ガッカリするかもしれませんが、時間が経てばそんなこと忘れてしまうものです。むしろ頼まれごとが出来なかった時の損失の方が大きいですし、頼みごとを断ったくらいで人間関係が崩れるようであればそれまでの関係だったということです。
まずは自分を大切にする
自分を大切に出来ない人は相手を大切にすることもできません。自分に余裕がないのに中途半端に引き受けた仕事は中途半端に終わるだけです。嫌々やったことは必ず相手に伝わります。嫌々やること、中途半端に終わらせることは相手に優しいことではありません。まずは自分の体や自分の時間を大切にすることを心がけましょう。
断る勇気を持とう
NOと言えない人は優しい、お人好しという良いところがある反面、断れないということが人間関係、信頼関係を失う原因になることがあります。どんなに頑張っても人の体力、労力、キャパシティ、そして時間は限られています。それを超える仕事量は自分を苦しめることになるということをしっかり頭に刻んでおきましょう。そして、無理なものは無理だと、嫌なことは嫌だとはっきり断る勇気を持ちましょう。