2017年1月18日更新

忍耐力をつけるためにはどうすればいい?

忍耐力

自分は忍耐力に欠けるのではないか…そう思っている人は多いと思います。
ダイエットをしようと思っても続かなかったり、すぐに集中力が途切れてしまったり、新しく始めた趣味に数日で飽きてしまったり。これではダメだと思っても、無理に続けるのは苦痛でしかありませんよね。
しかし、忍耐力は、鍛えたいと思っても二、三日で身につけるのは難しいもの。では、短期間で、それもできるだけ効率的に忍耐力を養うには、いったいどうすればいいのでしょうか。

  1. 目次
  2. そもそも忍耐力ってなに?
  3. 忍耐力を養う方法 ~心構え編~
  4. 忍耐力を養う方法 ~行動編~
  5. 忍耐強さには弊害もある?
  6. 忍耐力はそこそこあれば問題ない

そもそも忍耐力ってなに?

忍耐力とは、「忍」ぶ、「耐」える力と書くように、じっと我慢すること。
ただし、継続的な意味はあまりなく、(その場を)我慢するというのがもともとの言葉の意味です。

しかし、「忍耐力をつけたい」という場合は、我慢することはもちろんですが、物事を長く、根気よく続けられる力という意味でも使われるようです。

忍耐力を養う方法 ~心構え編~

ポジティブな結果を思い描く

今していることをやり遂げたら、どんな幸せな結果が待っているか……それを、こと細かく想像してみましょう。
展開は、少し都合いいくらいで構いません。そのほうが期待感が増し、集中料も高まるはずです。

また、あなたがリスクを避けることに重きを置くタイプなら、やり遂げなければどんなひどい結果が待っているのかを想像するのでも構いません。要は、自分の忍耐力がより鍛えられるイメージが大切なのです。

変化に敏感になる

忍耐強い人とは、代わり映えのしない中で、じっと長時間耐えているようなイメージがあるかもしれませんね。だからこそ、自分には無理だと思う人も多いのではないでしょうか。
ですが、それは少しばかり違います。
実は、忍耐強い人は、ちょっとした変化にとても敏感。たとえば、同じ場所にじっとしていても、時間とともに影の長さや方向が変わりますよね。また、気温や、風の強さ等も一定ではないはず。そういった変化を感じ取り、楽しんだり、新鮮な気持ちになったりしているのが忍耐強い人なのです。
ですからあなたも、忍耐力を鍛えたいのなら、同時に感受性も磨いたほうがいいかもしれません。

言い訳、言い逃れをしない

なにかを諦めたり、失敗したりしたとき、自分に言い訳をする人は多いと思います。「~だから仕方がない」というのは、自分を納得させる手段でもありますから、悪いことではありません。ときには、そうすることが必要な場合もあるでしょう。
ですが、忍耐力をつけるときには、言い訳や言い逃れはしてはいけません。
なぜなら、言い訳は、諦めるための手段だから。たとえば、忍耐力を鍛える最中は辛い思いをすることもあるでしょうが、そんなときに、「こんなに辛いのだから、やめてもいいんだ」と、言い訳をしたらどうなるでしょうか。辛いのは本当でしょうが、だからといってやめてしまっては、元も子もないのです。
また、なんとか乗り越えたとしても、意識の中に「辛いときはやめてもいい」という気持ちが根付いてしまうかもしれないのです。

忍耐力を養う方法 ~行動編~

物事に集中する環境を整える

十分に忍耐力が養われてからならいいのですが、鍛えるときはできるだけ身の回りを整頓することが大切です。
本やテレビなど、気が散るものがまわりにたくさんある状態で忍耐力をつけようとしても、なかなかうまくいきません。すぐに注意力が散漫になり、よけいに忍耐力がないと感じてしまうことになるでしょう。
もちろん、目だけでなく、耳の環境も大切。できるだけ静かな場所を選んでやるべきことに集中し、忍耐力を養うようにしましょう。

一日の中に何もしない時間を設ける

ちょっとした隙間時間でも、スマホなどを触る人は多いと思います。それに伴い、なにもせずにじっとしていることができなくなっている場合もよくあるのではないでしょうか。
しかし、それこそ忍耐力ですから、ぜひ、一日5分でも、10分でも、なにもせずにじっとしている時間を作ってください。
慣れてきたら窓際に立ち、電車が通るまでとか、鳥が飛ぶまでなど、明確な時間がわからない基準を設けてみるのもいいかもしれませんね。

常に忍耐力を求めない

忍耐とは、言い換えれば我慢です。我慢はストレスもかかりますし、なにより、結構なエネルギーを消費するもの。
ですから、常にその状態でいようとするのはよくありません。適度に休息をとり、心と体をほぐすようにしましょう。

忍耐強さには弊害もある?

心身の健康に注意しましょう

先程も述べたとおり、忍耐とは我慢です。
我慢は、心身ともに負担がかかるものですから、ストレスや病気の引き金になってしまう場合があります。忍耐力をつけるときには、十分注意してくださいね。健康に

ときには人を頼りましょう

忍耐力のある人は、なんでも一人で抱え込みがちです。
誰かに相談したり、頼ったりすれば早く解決するものも、一人でなんとかしようとするために時間がかかったり、よけいな手間が増えたりするでしょう。そんなことのないように、必要なときは素直に人に助けを求めるようにしてくださいね。

柔軟さも失わないようにしましょう

忍耐強さは魅力ですが、それが、人の話に耳を傾けない頑固さになってしまうのは困りもの。
長所と短所の境目を見極めて、バランスを保つようにしてくださいね。

忍耐力はそこそこあれば問題ない

忍耐力がない、鍛えたいという人の中には、忍耐力のないのがまるで悪いことのように思っている人が少なくありません。
しかし、長所と短所は表裏一体ですから、忍耐力があることが引き起こすマイナス点もあります。逆に、忍耐力に欠けるからこそ助かっている部分もあるでしょう。
忍耐力を養うのはいいことですが、忍耐力がないのが悪いわけではありません。そのことを忘れず、無理のない範囲で鍛えるようにしてくださいね。