2017年1月18日更新
自己嫌悪に陥った時の解消法
自己嫌悪に陥ってしまうのが癖になってしまい、モヤモヤした毎日を送っていませんか?自己嫌悪に陥る心理と解消方を知って自己嫌悪に陥る癖を克服しましょう。
自己嫌悪に陥ってしまう人の心理
完璧主義
完璧主義の人は理想が高く、絶対的にその理想通りにしようとします。なので思い描いた理想に届かないと落ち込んだりストレスを抱えたりします。自分は○○でなければならない、自分は○○でありたいという気持ちが強く、それに満たなかった時に自己嫌悪に陥りやすいのです。
人と比べる
なんでも他人と比べて、自分は勝ちか負けか、上だとか下だとかを競い自分を保っている人に多く見られます。特に人と比べた時に自分の評価が低くなってしまうと、人より劣っている自分にイライラして自己嫌悪に陥ってしまうのです。
人からの評価を気にする
他人からどう見られているか、他人に良く見られたいという思いが強いと、常に自分はあの人にどう映っただろうかと気にしてしまいます。そのため、「もっとこうしたら良かったのに」「どうしてあの時○○できなかったのだろう」と行った事に対して反省ばかりしてしまいます。
自分を過大評価しすぎている
プライドが高く、自分で思い描いている自分の姿と本来の自分の実力が伴っていないパターンです。これだけの肩書きがある、狭い世界でいつも一番でいた人が突然広い世界で自分より実力のある人と出会った時などに、できない自分や人より劣っている自分を受け入れられないため、自己嫌悪に陥ってしまいます。
いい人でありたいと思いすぎる
人は誰でもストレスを抱えたりイライラしてしまう事があり、それを他人にぶつけてしまう事も多々あります。しかし誰からも好かれたい、良い人という評判でありたいと思っている人は、自分の余裕のない状態に陥っている時に人に優しくできなかったりすると、後々自己嫌悪に陥ってしまうことがあります。
自己嫌悪を克服するには自尊心を高めること
自尊心とは「ありのままの自分を認識し、その自分を肯定的に受け止められる無意識に近い心理」です。自尊心が低いとネガティヴな思考になり自分のことも否定的に捉えてしまいます。そうなると自分の行った行動や言った言動に対して常にマイナスな評価を無意識にしてしまうので、自分はダメな人間だとか自分の存在価値がないと思いがちになります。結果いつも自己嫌悪に陥った状態なっています。
自尊心が高いというのは身勝手に自分に自信がある状態とは違います。自分のことを客観的に評価し受け止められている状態です。自尊心が高いと人と比べたり人の目を気にしたりせず、ありのままの自分でいることができます。人は人、自分は自分と思えるので自分がダメ人間だとか価値のない存在だとか思うことがなくなります。
自尊心は無意識に近い心理ですので、表面的にではなく潜在意識に自分を肯定的に受け止められるように考え方を刷り込まなくてはなりません。一度失った自尊心を高めるためには日々の訓練が必要です。
人は完璧にできなくて良いということを知る
自己嫌悪に陥る一番の原因は、完璧な自分を他人に見せたいからです。自分の中で勝手に「○○さんにはこう思ってもらいたい」「私は○○な私でなければならない」と決めつけてしまっているからその決めつけ通りにいかないと自己嫌悪に陥るのです。
しかし人は誰しも完璧ではありません。自分の想い描く理想通りにはならないものです。失敗もしますし、怒られることだってあります。100人いたらあなたのことを認める人もいればあなたに対して否定的な感情を持つ人もいます。全てが円滑に、思い通りにはならないということを受け止めましょう。
自己嫌悪に陥る癖を克服する方法
ありのままの自分を受け入れる
まずは良いところも悪いところも、ありのままの自分を受け入れましょう。自己嫌悪に陥る癖がある人は悪いところやできない自分を見て見ぬふりをする人が多くいます。しかし、良いところも悪いところも含めてあなたの個性です。悪いところをダメだと否定したり表面を取り繕って隠したりするのではなく、自分はこういう所がある人間だと受け入れましょう。
自分軸で生きる
自己嫌悪に陥りやすい人は他人軸で生きています。常に他人と比べたり他人の目線を気にして相手に合わせて生きているのです。それでは本来の自分でいることができないためストレスが溜まります。人のために自分をけなして生きているようなものです。すごく悲しく、勿体無いことだと思いませんか?人がどう思おうと自分は自分と強く信念を持ち生きていきましょう。
理想を追い求めるのをやめる
理想や目標を掲げることはとても良いことです。しかしあまりにその理想が大きすぎたり追い求めすぎると、その理想に届かなかった時に自分を否定しだします。理想は人を成長させるものでもありますが、過度な理想を掲げるのは自分を苦しめることになります。あくまで「理想は理想」だということを忘れないでください。
自分を褒める
自分の失敗やできない自分を許し受け入れましょう。自己嫌悪に陥りやすい人は何か起こった時「自分はダメだ」と思うのが癖です。日常から自分を褒めることを習慣にしましょう。そして、何か失敗をしてしまっても「そんな時もある、大丈夫!」と自分を責めるのではなく許してあげることを習慣にしましょう。
「まぁいいか」と思うようにする
何かあっても「まぁいいか!」と受け流せるようにしましょう。物事をなんでも深く受け止めてしまうと自己嫌悪に陥りやすくなります。不必要になんでもかんでも深く考える必要はありません。まぁいいか!と割り切れるものは思い切って割り切っていきましょう。
自己嫌悪に陥る癖を治そう
自己嫌悪に陥る癖を治すのに一番手っ取り早い方法は「ありのままの自分を受け入れ自尊心を高めること」です。人と比べたり人にどう思われるかではなく、自分に自信を持ち自分の信念を持っていけば自己嫌悪に陥ることはなくなります。
また、自己嫌悪に陥る癖のある人は自分を責めがちです。自分を褒めることを習慣にしましょう。