2016年11月8日更新

面接で緊張しないための3つの方法

試験での面接、就職のための面接、自分が昇格するための面接……多くはないけれど突然やってくる面接。慣れていないし何としても受かりたいからとても緊張しますよね。だけどその緊張が裏目に出て大失敗…なんて経験はありませんか?それは気持ちの持ちようで改善できるんです。今度こそ面接で失敗しない方法を知っておきましょう!

  1. 目次
  2. 面接でとんでもなく緊張する理由
  3. 無駄な執着心は失敗のもと
  4. 自分に訪れた結果は自分にとってちょうどいい
  5. 面接で緊張しないための3つの方法
  6. 気楽にとらえて面接を受けよう

面接でとんでもなく緊張する理由

面接でとんでもなく緊張する理由

なぜ面接は緊張してしまうのでしょう。
それには理由があります。

手に入れたいという執着心の強さ

「面接先に絶対に受かりたい」「成功させたい」という思いが強いと、脳は「絶対に受からなければならない」「成功させなければならない」と思い込むようになります。
そしてその思いから「落ちたらどうしよう」「失敗してしまうかもしれない」と不安や迷いが生じてしまい、脳はマイナス思考な事しか考えられなくなります。
そうなると人というのは表情や体にもマイナスな気持ちが表れ、表情筋が落ちてしまい、表情が硬くなる、口が開かなくなるという状態になったり、体が縮こまったりしてしまい極度な緊張状態へと陥ってしまう原因になるのです。

不慣れな事への不安

人前に立ったり、人前で話したりする機会はありますか?おそらく少ないのではないでしょうか。不慣れなことをするときは誰だって緊張しますね。久しぶりにお世話になった大先生に会う時、久しぶりに車を運転するとき時、初めて親知らずを抜く時なんかはいつもの自分の精神状態ではないですよね。誰だって緊張すると思います。
それと同じで面接なんて日常的にしていることではないですし、プレッシャーもかかります。だから余計に緊張感というものが大きくでてしまうのです。

無駄な執着心は失敗のもと

人間は誰しも執着心を抱いてしまうものです。執着心がある事は良い事です。
執着心があるから粘り強く何かを続けることができたり、何かを深く知ることができたりします。その執着心のおかげで成功した!手に入れた!という経験もあるでしょう。
ただこの執着心も一歩間違えると自分を縛り付け、幸せを遠ざける物となってしまうのです。
人は自分が優位に立ちたい、何かに属していたい、そのポジションで自分を確立したいと思うときに執着心が生まれます。

もっと上に行きたい、面接に受かって幸せな生活をしたい。
理想が膨らめば膨らむほどに、もっともっと上を求めてしまうのです。
ですがもっともっとと執着しているということは、潜在意識の中では「私は手に入れてない」と認識されます。
そうなると潜在意識からの指令で自分の無意識の中に「手に入らない」という気持ちが生まれ、手に入らないための行動をとってしまい、結果本当に手に入らなくなってしまうのです。

自分に訪れた結果は自分にとってちょうどいい

面接に受かろうと落ちようと、その結果はあなたにとって「ちょうどいい」のです。
落ちてしまった時はひどく落ち込むこともあるでしょう。ですが後々振り返ったときに、あの時受からなかったから今の会社に入ることができたんだ、もしあの時受かっていたらとんでもなく失敗していたかもしれない、と思える日が来るでしょう。
物事はその人に見合った結果がついてくるものです。その面接に受かる事が必ずしも幸せとは限りません。

面接で緊張しないための3つの方法

面接で緊張しないための3つの方法

本番は7割できれば上出来と思う

面接のために準備をしたり練習をしたりすると思いますが、本番でそれを100%出すことはまず無理だと思ってください。

これはどんな一流のスポーツ選手も同じです。例えばフィギュアスケートの選手だって本番をノーミスで滑り切りたいけれどどこかしらで大きかれ小さかれミスをしてしまうのをよく見かけますよね。どんなに練習したってどんなに完璧にしたいと思ったって本番というのは1回きりですし、緊張も伴い平常心でいられないため100%完璧でできるなんてことはごく稀です。

完璧にこなそうとすると、○○しなければと体も心も固まってしまいます。途中ミスをしても全体で7割の出来でまとめようとわりきると、心にも余裕ができ、予想以上の結果につながることもあるのです。

執着しすぎない

先ほど説明したように、無駄な執着は失敗のもとです。
執着しすぎるから考えが凝り固まり、一つミスをするともう駄目だと思ってしまい、後に引きずり結果大失敗に終わってしまうのです。
絶対受かりたいという気持ちをとっぱらって、受かったらいいな、手に入ったらいいなくらいで受け止めましょう。そうすると心にゆとりができ、質問に柔軟に受け答えができたり、表情も明るくなります。

深呼吸する

深く呼吸をすると、

  • 自律神経が整う
  • 集中力が高まる
  • 脳をリラックスさせる
  • 自分の能力が最大限に引き出せる
  • 直観力が高まる

などの効果があります。
緊張するとどうしても呼吸が浅くなり、集中力が散漫になったり、頭の中で考えていることがまとまらずどうしていいかわからない状況に陥りやすくなります。
面接の前日、当日の朝、面接の前など、一度頭の中を空っぽにして呼吸をすることだけに意識を置き、深呼吸を繰り返しましょう。そうすることでリラックスでき、集中力して面接に臨むことができます。

気楽にとらえて面接を受けよう

ちょっとやそっとのミスが面接失敗の原因になるわけでも、完璧にできたからと言って面接に受かるとも限りません。受かるか受からないかは相手側とのご縁です。
面接に落ちたからと言ってこの世の終わりになるわけではありません。受からなかったということはほかにご縁があるということです。
ですから執着しすぎず、リラックスして面接に臨みましょう。