2017年1月19日更新

本気で人を好きになるのが怖い…トラウマや回避依存症などの心理原因に迫ります

適当に遊ぶ相手なら何人もいるのに、いざ本気でお付き合い、となるとどうしても尻込みしてしまう。そんな人はもしかしたら心に闇を抱えているのかもしれません。ここではそうした本気の恋を恐れる人の心理や原因を解明していきます。

  1. 目次
  2. 本気で好きになるのが怖い人の特徴
  3. 本気で人を好きにならないと決めているふしがある
  4. 回避依存症の気質を持っている可能性がある
  5. まとめ

本気で好きになるのが怖い人の特徴

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異性との付き合いは多いのに、いざ本気の恋をしようとすると、どうしても尻込みしてしまう、人を好きになるのが怖い、という人っているんですよね。そんな人の特徴をお伝えします。

表面的には人当たりが良いが、深く付き合うのは苦手

人を本気で好きになるのが怖いと思っているような人は、表面的にはとても人当たりが良く、異性の友人も多い人が多いようです。社交的でモテることも多いでしょう。特に異性に対しては広く浅く交友関係を持っています。同性の友人とは深く関わることができます。

話しやすい印象で、相手から恋愛対象として好感を持たれることが多く、そのことを自分自身で自覚していることも。遊び感覚でお付き合いすることは実は得意ですが、深く付き合うことはできません。

絶対に越えられない壁を感じさせる時がある

お付き合いをしたとしても、ある一定のラインを相手が越えて来ようとすると、理由も告げずに別れを切り出してくるなんて言うことも。連絡が途絶えたり、いきなり冷たい態度をとってくるなど、かなり態度が急変することが特徴です。

これは絶対に越えられない壁なんだ、登ってくるな、という意思表示が強く、ここで怖気づいて別れを受け入れる相手が多いようです。自分がそのように仕向けていても、相手が怖気づいて離れていく姿を見て、またさらにその壁を強固なものにしてしまうというやっかいな頑なさを持っています。

本気で人を好きにならないと決めているふしがある

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本気で人を好きになるのが怖い、という人は、本気で人を好きにならないと決意していることがあります。

恋愛をしたくない、してはいけない、と思い込んでいることがある

恋愛をしたくない、むしろ、自分なんかが恋愛をして幸せになんかなってはいけないと思っていることもあるようです。自分で恋愛をしないと決めている以上、その決意を取り下げるまではその人と恋愛をすることはかなり難しそうです。

人は決意することで、思いを強固にします。恋愛をしてはいけない理由など、本来ないはずなのですが、何かしらの理由で思い込んでしまうケースがあるようです。そういう人は大抵、過去の恋愛や家庭環境にトラウマを抱えていることが多いようです。

過去の恋愛、家庭環境にトラウマを抱えていることが多い

例えば、過去にひどい失恋を経験していて、またそんな失恋をしたくないがために自ら新しい恋愛をしないようにしている、といったことがあるようです。あるいは、幼い頃に両親に愛されなかったことや、虐待やネグレクトが原因となり、恋愛が怖くなることもあるようです。

恋愛は人を成長させますが、それは相手との時間の中で傷つけあうこともあるからです。傷つけあって愛し合って高めあっていくのが恋愛だとすれば、過去にトラウマがある人からすると傷つけあうことが必要以上に怖く思えてしまうのかもしれません。

回避依存症の気質を持っている可能性がある

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過去にトラウマを抱えていることとも通じますが、本気で恋愛をできない人は実は回避依存症の気質を持っていることがあるようです。

共依存できる相手を見つけるとたちまちハマってしまうことも

回避依存症とは、恋愛依存症の片割れと言えます。恋愛依存症の人に出会ってしまうと、たちまち共依存関係に陥ってしまうことがあるのです。回避依存症の人の行動パターンとしては、人間関係をわざと希薄にしたがる、主導権をとりたがる、自分の本質を相手に見られないようにするなどがあります。

恋愛依存症の人は、自分を必要としてくれる人を見出すことで、自分の不安を解消しようとするような人のことで、とにかく相手に執着を抱き、自分にしか相手を救えない等と思うようです。両者の歯車がぴったりハマると共依存関係が成り立ってしまうというわけです。

▽恋愛依存症について詳しく
その症状、恋愛依存症かも?原因と克服方法に迫ります!

心の闇が深い

回避依存症や共依存になってくると、どんどんドツボにハマってしまいます。もちろん、共依存関係は一概に否定できません。それで成り立って幸せにすごしているカップルも多くいるでしょう。

しかし、心の闇が深いことは事実です。つらい過去があって、それを抱え込んで生きるということは本当にしんどいことです。一人で抱え込むよりも、傷を舐め合える相手がいるのは心強いし、何よりも頼りにしてしまうのは仕方ないことでしょう。

深い愛で癒してあげればすてきな恋ができるかもしれません

たとえ依存関係だとしても、そこに愛があれば、それはすてきな恋だと言えるのではないでしょうか。相手の傷を受け入れて、どんなことでも支えていきたいと思えるのは、愛ゆえと言えるはずです。人は依存関係だと馬鹿にするかもしれませんが、本人たちにとってそれが純愛なら、誰も文句は言えないでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。本気で人を好きになれないことには、根深い心の闇が関係していることがあるようです。今こそあなたの愛を確かめられている時かもしれません。いろいろなことがあるかもしれませんが、後悔のない恋愛をしてくださいね。