2017年4月5日更新

先入観って、どういう存在なの?先入観を捨てる方法とは

人は、生きていると先入観に囚われてしまい行動を制限されてしまうことが多々あるかと思います。先入観というのは良い影響があるのも事実ですが、悪い方向へ向かってしまうこともあります。そこで、先入観について考えたうえで先入観を捨てる方法を考えていきたいと思います。

  1. 目次
  2. そもそも、先入観とは?
  3. 先入観は必ずしも悪いものではありません
  4. 大切なのは自分の気持ちを疑うこと!
  5. 先入観を捨てる方法
  6. まとめ:先入観を捨ててみよう

そもそも、先入観とは?

先入観とは、最初に知ったことや過去の経験から作り上げられた固定的な概念のことを指します。私たち人間というのは、最初に知ったことを正しいものだと信じてしまいやすいものです。そして、日々の生活の中から様々な知識を得ていき自然と先入観が形成され影響を受けていきます。この先入観は生きていく中で役立つこともあるのですが、その一方で自由な発想の妨げになってしまうこともあるのです。

先入観は必ずしも悪いものではありません

先入観を持っていると悪いようなイメージがありますが、決してそのようなことはありません。むしろ、柔軟に生きていくためには必要不可欠なものです。その時々の状況によってメリットにもデメリットにもなるものなので、全否定はしないようにしましょう。

生活を円滑にするメリット

人間の脳というのは、日々の生活で目から入ってくる情報や耳から入ってくる情報など膨大な量の情報を処理しています。この多くの情報を処理するだけで、大変なエネルギーを消耗します。そんな消耗ばかりを続けていると、いつか脳はパンクしてしまうことでしょう。

そんな状況を回避するために、人間は先入観という名の学習能力を持つように出来ているのです。例えばコップを見た時に「これは、どのように持てば良いのだろうか?何に使うものなのだろうか?」などといった疑問を先入観(過去の経験)によって、いちいち考えることなくスムーズに使うことが可能ですよね?そうやって先入観があることにより、脳の負担を減らすこと出来ます。様々な経験が多ければ多いほど先入観の数も増える。そのぶん考えなくても行動が出来る。なので、先入観というものは人間が生きていくには必要な機能だと言えるのです。

判断を誤ってしまうデメリット

人間が生きていくうえで必要不可欠な先入観なのですが、場合によっては逆効果になってしまうこともあります。それは、自分の強い思い込みによって誤った判断をしてしまうことです。何かを判断する際、自分にとって都合の良い情報だけを集めてリスクには目を瞑る。パッと良い印象だけで判断をしてしまい、その判断を正当化するために悪い要素は排除してしまうなど。先入観が間違った方向に働いてしまうと、全てが上手く回らなくなり判断ミスを招く要因になってしまうのです。

大切なのは自分の気持ちを疑うこと!

先入観によってミスを犯さないためには、自分自身の気持ちや考え方に疑いの目を向けることが必要でしょう。この決断で間違っていないか?常に自分に対して問いかける習慣をつけておくことが大切です。年齢を重ねる度に頭が固くなっていくのは、大人になる程に経験することが増えていき先入観も大きくなっていくから。そのせいで、何でも思い込みから判断してしまいがちになってしまうのです。思い込みや初めから決め付けてしまうことが減っていけば、自分の行動や選択の範囲も広がっていきます。特に、大きく大事な決断をする際には先入観が邪魔になってしまうことが多いのです。決断のミスを避けるためにも、常に自分自身に疑いの目を向けることを心掛けましょう。

先入観を捨てる方法

それでは、先入観を捨ててなくすためにはどのような方法があるのでしょうか。挙げていきたいと思います。

自分とは価値観の違う人と接する

自分と違う価値観を持つ人というのは、普通なら避けてしまいがちかと思います。しかしながら、そういった違う考えを持った人と接するのは自分の中の先入観を壊してくれる起爆剤になるんです。自分では考えられないことでも、相手にとっては普通だったり。他人の考えから学ぶことを心掛けると、自分の価値観や先入観も大きく変わっていくことでしょう。それが、自分自身の成長にも繋がるのです。

まずはすべてを疑うようにする

先程も述べたように、自分の気持ちや考えに疑いの目を向けることは大切です。ひとまず疑いの目を持って考えてから、物事を決断する習慣を身に付けましょう。(疲れますけどね)

新しいことにチャレンジしてみる

物事の好き嫌いに関係なく、とりあえず新しいことに挑戦してみてください。例えば「自分には難しい、苦手な分野だ」と思っていたことでも、そんな先入観を捨ててチャレンジしてみたら意外と出来た!楽しかった!ということも多いです。新しいことへの挑戦は、必ず今後の自分の糧となります。

友達を増やす

自分の中の先入観を壊してなくすためにも、自分と違う価値観の人と接する機会を増やしたり新しいことにチャレンジをして友達を増やしていきましょう。色々なジャンルの友達が増えれば増えるほど、そのぶん自分の視野も広がって考え方も良い意味で変わっていくはずです。

恋愛をする

恋愛をして恋人を作ることも、先入観をなくすためには効果的かもしれません。恋人との時間を多く過ごすことで、自分以外の人の考えや価値観に触れる機会が多くなりますよね。分かり合えない点もあるでしょうし、喧嘩をして意見がぶつかることもあるでしょう。そういった経験を重ねることで、価値観を変えることが出来ますし先入観を捨てることも出来るのです。

まとめ:先入観を捨ててみよう

先入観には、メリットもデメリットもあります。しかし判断ミスを避けるためには、やはり先入観を捨てる必要もあるでしょう。本来の自分が持っている価値観や考え方と違うものを持っている人と接する機会を増やし、先入観を捨ててみてください。そうすれば、より自由な発想を生み出すことにも繋がるはずです。