2017年4月5日更新

承認欲求が強すぎる人の原因と克服の方法について考える!

あなたは、承認欲求という言葉を聞いたことがありますか?承認欲求というものは社会の中を生き抜いていく人間としては基本的な欲求であり、誰もが持っている欲求です。しかしながら、この承認欲求があまりにも強すぎるのはなかなか厄介でもあります。今回は、承認欲求が強すぎる人の原因を考えると共に克服をする方法や対処の仕方までを考えていきたいと思います。

  1. 目次
  2. 承認欲求とは?
  3. 承認欲求が強すぎると困る理由
  4. 承認欲求が強すぎる人の原因は
  5. 強すぎる承認欲求を克服するためには
  6. 承認欲求が強すぎる人の対処法
  7. 強すぎる承認欲求とは、上手く向き合っていくこと

承認欲求とは?

承認欲求というのは、仕事や日常生活の場における、他人に認めて欲しい!尊敬をされたい!などと願う気持ちのことです。豊かになった現代の日本において人間のモチベーションを上げてくれる要素は金銭や物ではなく、むしろ社会的な評価や誰かに認めて欲しいといった承認欲求なのではないかと言えるかもしれません。

承認欲求が強すぎると困る理由

冒頭でも触れたように、承認欲求は誰もが持っている欲求です。この欲求が良い意味で発揮されると、仕事や人間関係を築くモチベーションとして上手く働いてくれます。けれども承認欲求があまりにも強すぎると、しっかり満たすことが出来ずに欲求不満の状態に陥ってしまう危険があるのです。

承認欲求が強い人は、自分をどうにかしてアピールしようとします。例えば芸能人と知り合いであることを自慢したり、高級な持ち物をアピールしたり、過去の栄光を何度となく語ったり。とにかく何かしらの権威があるものと自分を結び付けて、自分自身にも価値があるんだ!特別な存在なのだ!と認めて欲しいのです。他人から求めているものは「承認」なのですから。

承認欲求が強すぎる人の原因は

承認欲求が強すぎる人の原因とは、どのような部分にあるのでしょうか。探っていきましょう。

自己愛が強くて自己中心的である

承認欲求の根底にあるのは、自己愛だと言われています。自己愛は誰もが持ち合わせているものではありますが、この自己愛が強すぎるが故に結果として承認欲求まで強くなりすぎてしまうのです。基本的に、自己愛が強すぎる人はいつでも自分が主役でスポットライトを浴びていないと気持ちを満たすことが出来ません。自己中心的で身勝手な言動が多く見受けられます。

寂しがり屋で孤独を恐れている

承認されたい思いが強すぎる人というのは、他人との関係を築いていく中で自分の存在意義を確認しようとしてしまいます。寂しがり屋な性格で、孤独を恐れる傾向が強いです。一人で過ごすことが苦手で常に誰かと一緒にいたいと考えているのが、承認欲求が強すぎる人の特徴です。

努力家なのだが充実感を得られない

承認欲求があるからこそ人間は努力が出来るもの。ですから、承認欲求が強い人は基本的に努力家です。仕事も日常生活も、誰より全力で努力をするといった長所を持ち合わせています。しかしながら、承認欲求が強すぎて「もっと評価をして欲しい」という意識がどこまでも付きまとうため、いつまで経っても充実感を得ることが出来ないのです。

実は、自分に自信がない

自分にそれなりの自信があり自己評価を出来る人は、承認欲求を必要以上に強く持つことはありません。自分で自分をしっかり評価することが出来れば、精神的にも満足するのが可能だからです。承認欲求を強く持ちすぎてしまうのは、自分に対して自信がないからこそ。他人から評価をされたい!認めて欲しい!と感じてしまうのです。

両親からの愛情を得られないまま育った

自分なりには凄く頑張ったつもりでも、両親が褒めたり認めてくれることが少なかった。また、子供の頃から否定的な言葉で教育をされてきたような人は承認欲求が強くなってしまう傾向があります。最も身近な存在である両親から満足な言葉や愛情をあまり貰うことが出来ずに育つことは、承認欲求が強くなる原因になってしまうでしょう。

いつまでも過去の栄光にしがみついている

過去に周りから称賛されたことや何かしらの賞を受賞した経験があり、いつまでも過去の栄光にしがみついている人ほど承認欲求は強くなりがちです。自分は凄い人間であるという自己顕示欲が強いにも関わらず、それがなかなか満たされない状況が長く続くにつれ不満が溜まります。自分はこんなもんじゃない!凄いんだ!と強く思う気持ちが原因となり、承認欲求が強くなってしまうのです。

強すぎる承認欲求を克服するためには

強すぎる承認欲求をなくすためには、まず自分の心の状態を正確に理解することが必要です。そして、自分と他人をお互いに認め合うことも重要だと言えるでしょう。自己中心的に考えるのを止めて、相手のことも積極的に認めたり評価することを心掛けるのです。すると、いつしか自然に相手も自分を認めてくれるようになるはず。承認欲求を正しく理解できるようになると、人間関係も円滑に築いていくことが可能になりますよ。

承認欲求が強すぎる人の対処法

ちなみに、承認欲求が強すぎる人とはどのように関わっていくべきなのでしょうか。対処法を紹介します。

頑張ったことに対して、素直に褒めてあげる

承認欲求が強すぎる人というのは、褒められたことが少なかったり努力をしても報われない経験から「認められたい」と強く願ってしまうのです。ですから、その人が頑張ったことに対しては素直に認めて褒めてあげましょう。
「おー!やるじゃん!」「さすがだね!」の一言で満足してくれることが多いです。認めて褒めることによって相手が満足することが出来たのなら、次のステップへと進むチャンスにも繋がるでしょう。

あまり深く関わらないようにする

ごく稀に「認められたい」ではなく「自分がトップでないと気が済まない」といった心理まで陥ってしまっているケースもあります。このようなタイプの人と深くまで関わると、あなた自身が大変な思いを背負うことになります。極端なまでに承認欲求が強すぎる人とは、あまり深くまで関わらないことをオススメします。

強すぎる承認欲求とは、上手く向き合っていくこと

承認欲求は誰しもが持ち合わせている欲求なのですが、時として厄介な存在にもなり兼ねません。承認欲求が強くなってしまう原因を正確に理解し、上手く向き合っていきましょう。