2017年4月6日更新

何でも人のせいにする人の心理とは?対処法も考えます

自分に非があるにも関わらず、何でも人のせいにする人っているものですよね。何でも人のせいにしていると、厄介な性格の持ち主だとして嫌われてしまう傾向もあります。人のせいにする人の心理というのは、どのようになっているのでしょうか?心理や特徴を考えると共に、対処法までを考えていきたいと思います。

  1. 目次
  2. 何でも人のせいにする人の心理や特徴
  3. 過去のトラウマが関係しているのかも!?
  4. 何でも人のせいにする人への対処法とは
  5. 自分のせいにされないように気を付けよう!

何でも人のせいにする人の心理や特徴

何でも人のせいにする人の心理や特徴は、どのようになっているのでしょうか。挙げていきましょう。

責任逃れをする

人が責任逃れしてしまう心理的背景には恐怖心から逃れようとする心理が働いており、この恐怖心は非常に大きなストレスを及ぼすことが判明されています。人間というのは窮地に立たされた時にこそ本性が現れると言いますが、例えば大変な場面で人のせいにしてしまうということは恐怖心に怖気づいてしまったのか、もしくは自分の地位や名誉を守るために責任逃れをしてしまったことになるでしょう。

自己愛が強い

最近の若者を中心に増えていると言われているのが、自己愛が強い人間です。自己愛が強い人間は、自己中心的な行動や考え方をする傾向がとても強いと言われています。これらの人間は自分自身を愛しすぎているが故に「自分は凄い人間なのだから悪いはずがない」と何かにつけて都合のいい解釈をしたり、甘やかされて育ったことが災いして「親や周りのせいでこうなった」と何でも人のせいにしてしまうのです。

承認欲求(認められたい)が強い

承認欲求というのは、周りから認められたいと思う欲求のことです。承認欲求が強い人というのはそれだけ周りから認められたいわけですから、自分の評価を落とさないために人のせいにすることがあります。このタイプには、やたらと同意ばかり求めてきたり他人の話をまともに聞かないといった特徴がみられがちです。

誰かから怒られるのが怖い

何でも人のせいにする人は、基本的に子供っぽい一面があります。小さい頃から甘やかされて育ち、強く怒られたり他人に指図された経験がほとんどありません。そのせいで、大人になった今でも失敗を指摘されたり怒られたりすることを極度に嫌います。他人に怒られることが怖いのです。そのため、責任を他人に押し付けて人のせいにしてしまうのでしょう。

ラクをして世の中を渡りたい

人のせいにする人は、面倒なことを嫌う傾向にあります。可能ならば、他人に怒られたり面倒なことはせずにラクをして世の中を渡っていきたいと考えているのです。自分がミスを犯したとしても責任なんて取らずに他の人のせいにしてしまった方がラクだと考えているのでしょう。怒られるのが怖いタイプの人にも同じことが言えるのですが、このようにラクをして世の中を渡りたいと考えている人達には自分が失敗をしたという自覚はしっかりとあります。その上でミスを人のせいにしているのですから、タチが悪いですね。

過去のトラウマが関係しているのかも!?

過去のトラウマが原因で、何でも人のせいにしてしまう可能性もあります。

例えば、過去に自分のミスによって仲間や相手方になにかしらの損害を与えてしまった経験があるとしましょう。そうなると、また同じような失敗を繰り返してしまうのではないかという恐怖心から自分を守るために何かしらを人のせいにしてしまう心理が働きやすくなります。
「またお前か!」「またあの人のせいで・・・」になっていくものですからね。

人間には自分を守るための防衛本能が備えられているので、こういった対処を取ってしまうのは無意識のうちの防衛本能といってもいいでしょう。過去のトラウマが大きければ大きいほど恐怖心も比例して大きくなってしまうので、人のせいにしやすくなる傾向になります。

何でも人のせいにする人への対処法とは

それでは、何でも人のせいにする人へはどのような対処法が効果的なのでしょうか。考えていきましょう。

正当法で取り組まないこと

人のせいにしたり卑怯な行為をする人というのは、自分が責任から逃れるためにはどんな手段でも厭わないといった特徴があります。ですから、こちらが正当法で挑んでも意味がありません。正当な方法で解決に結びつけようとするのは諦めましょう。

関わるのを止める

何でも人のせいにするような人とは、可能な限り関わらないのが一番です。そして、ターゲットにされないように気を付けましょう。ターゲットにされそうになったら、黙ってその場を離れることが得策です。

好かれてみる

意外に思うかもしれませんが、人のせいにするような人に好かれてみるのも手段の一つです。理屈はとても単純なもので、人間は好きな相手を責めることは出来ないからです。勘違いしてはいけないのは、相手に好きになってもらうのではなく「好きにさせる」という気持ちが大事ということ。意図的に好きになってもらえるように行動していれば、いつしか相手はあなたの味方になってくれるはずです。少なくとも、責任転嫁のターゲットにされることは無くなるでしょう。

自分のせいにされないように気を付けよう!

何でも人のせいにする人というのは、意外と身近に存在しているもの。そして、なかなか厄介な性格の持ち主であることも事実です。こういった人には、なるべく関わらずにターゲットにされないよう気を付けることが一番です。適切な対処法で自分自身を守っていきましょう。