2017年4月12日更新

子離れできない親の心理や特徴、対処法について考えます!

世の中には様々な親子がいますが、子離れできない親というのは意外にも多く存在しています。特に、日本人は母親も父親も子離れできない親が多い傾向にあるようです。なぜ、子離れできないのでしょうか。子離れできない親の心理や特徴を考えていくと共に、どうしたら子離れできるかといった対処法についても考えていきたいと思います。

  1. 目次
  2. 子離れできない親の心理や特徴
  3. 子離れできないと、何が困るのか
  4. 子離れできない親に対する対処法とは
  5. 自立のためには子離れを

子離れできない親の心理や特徴

子離れできない親には、どのような心理や特徴があるのでしょうか。挙げていきましょう。

子供を過小評価しすぎている

子離れできない親の多くは、自分の子供を必要以上に過小評価している傾向があります。とにかく子供のことを心配して、何でも口を挟んだり手を差し伸べたりしてしまうのです。この子に出来るわけがない!といった固定概念を抱いてしまっているため、子供を放っておくことができません。自分の子供がしっかりと大人に成長していることに気付こうともせず、いつまでも子供の為になってあげようと余計な介入をしてしまうのです。

親と子の距離が近すぎる

親子の仲が良いことは素敵なことなのですが、あまりに距離が近すぎるのは危険です。近年では母親と姉妹のような親子がいたり、父親ともやたらと仲が良かったり。親子同士の距離が近すぎることが原因となり、子離れできない状況を生み出してしまっているのです。悪気はないとはいえ、あまりに距離が近すぎるといつまで経っても子離れや親離れができませんよね。

子供に夢や希望を託しすぎている

子供に夢や希望を託しすぎている親も、なかなか子離れができません。自分が叶えられなかった夢を子供に期待している親や、将来的に苦労をしないようにと子供に多額の投資をするような親は子離れできない傾向にあるのです。もちろん親が子を想うのは当然です。しかしながら、自分の人生と照らし合わせて子供を縛り付けてしまうのは間違っているといえるでしょう。

子供に対して優しすぎる

子供を立派な大人へと成長させていくためには、時として残酷な決断も必要となることがあります。しかしながら子離れできない親というのは、可哀想!助けてあげなきゃ!といった情に簡単に左右されてしまうため、それが原因で結果として優しく接しすぎたり甘やかしたりしてしまうのです。

独占欲が強い

独占欲が強いタイプは、かなりの高い確率で子離れができない親になってしまいがちです。なぜかというと、独占欲が強い人間というのは誰でも支配下に置きたがるので自分の子供ですらも支配したいという心理が働くからです。自分の思い通りに子供を動かしたいと思うので、いつまでも子離れをすることは難しいでしょう。

他の子と比べてしまう

子離れできない親というのは、いつでも他の家の子供と自分の子供を比べてしまう傾向があります。そうやって他の子供と比較をしてしまえば、あの子にくらべて自分の子は…とマイナスな面ばかりが目に付いてしまうようになります。そして、そんな劣っている部分をフォローするかの如くいつまでも自分の手元に子供を置いておくのです。こうした姿勢が子離れできない原因へと繋がっていくのは、言うまでもありません。

子離れできないと、何が困るのか

子離れできない親がいると何が一番困るのかといえば、いつまで経っても子供が自立を出来ないということでしょう。基本的に自分のことを自分で決めてきた子供であれば、大人になった時には周りよりも逞しい自立心を持った人間に成長することが可能です。しかし幼い頃から親の選択肢に沿って物事を決めてきた子供の場合、何かしらの壁にぶち当たった時に解決することが出来ず、自力で問題を解決できない人間になってしまいます。親が子離れできないことによって与える影響というのは、とても大きいのは確かです。

子離れできない親に対する対処法とは

それでは、子離れできない親にはどのように対処していけば良いのでしょうか。考えていきましょう。

はっきりと伝える

子離れできない親に対して不満を感じているのなら、はっきりと伝えることが必要です。「私は、こう思うんだ!」「これは一人で出来るから!」など、親の力を借りなくても考えを持って行動できるということをなるべく声に出して伝えることが大切になってきます。

親なのに、といった思いを捨ててみる

何かを意見された時、親なのに…親だから…と考えてしまうと一気に重たく感じてしまうことがあります。親だと思うとイライラしてしまうことでも、赤の他人の意見だと思えば軽く捉えることも可能です。ですから、親といった概念に捉われずに意見を聞いてみると良いかもしれません。

親離れできる自分になること

親が子離れできないのは、あなた自身が親離れできていないことが原因かもしれません。親離れできる自分であることは、とても重要です。今一度、自分自身を振り返ってよく考えてみましょう。

物理的に距離を置く

子離れできない親に困っているのなら、物理的に距離を置くことも手段の一つです。親元から離れて一人暮らしをしてみるのです。一人暮らしを始めれば必然的に親から離れて暮らすことになりますし、反対に親のありがたみを感じることも出来るかもしれませんよ。

自立のためには子離れを

子離れできない親というのは、多く存在しています。そして、その心理や特徴も様々です。そんな中、子離れができないと困るのがいつまで経っても子供が自立を出来ないということ。子供に早く自立して欲しいと考えるならば、上手く子離れをしていきましょう。