2016年12月21日更新

根に持つタイプの人の心理。性格を調べて改善しよう

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嫌なことがあるといつまでも思い続けて、その事にとらわれ過ぎてしまう性格の人。精神的にとても疲れてしまい、直したい性格のひとつです。人からの言われたことが気になり、されたことが嫌で忘れられないなんて、心が疲れるだけです。根に持つタイプの人の性格を調べてその心理を探りました。根に持つ性格を改善して、気分を楽にして生活しましょう。

  1. 目次
  2. 根に持つタイプの人の性格
  3. 根に持つタイプの人の心理状態
  4. 根に持つ性格で困ること
  5. 根に持つ性格の改善法
  6. 根に持つタイプから脱出しよう

根に持つタイプの人の性格

自己中心的な性格

根に持つタイプの人は自己中心的な考えを持っている性格が特徴あげられます。自分の思い通りにならないと、いつまでも思い続けて、逆恨みの行為をしてしまう人が根に持つ性格の人に見受けられます。人に指図されたり、注意されることが好きではありません。いつも自分の意見が正解で、人は自分に従うものだと思っている面を持っています。そして相手に対して、自分が思っているように動いてくれないと面白くなく、他人に対する要求も大変多く、自分の思い通りに事が動かないと、「自分はこんなに○○してあげているのにあなたは寄り添ってくれない」など他人が自分を拒否したときには、それを恨んでずっとその事を思い続ける性格です。

マイナス思考

他人からの言動を悪い方向に考えてしまうマイナス思考の性格が特徴のひとつにあげられます。相手の心理を自分の中で悪意に想像していってしまう傾向があります。ちょっとした一言を、相手にそんな気持ちがなかったにしても悪く解釈して、いつまでも自分が不愉快になったことを忘れません。たとえば飲み会の席で、冗談に「○○さんより太っているね」なんてことをいわれようものなら、それがたとえ酔った時に冗談で言われた言葉であっても、この人は自分を太っていると思っているのだということが頭から離れず、この言葉を契機にダイエットにすごく頑張るというタイプの人も、根に持つタイプに人のたとえにあげられます。

プライドが高い

根に持つタイプの人はプライドの高いことが性格の特徴にあげられます。自尊心が高いがゆえ、ちょっとしたことに心が傷つきやすく、その傷をいつまでも引きずってしまうタイプが根に持つ人の一面に見られます。プライドの高い人は自己愛が強く、自分に自信があるため、人から拒絶されたり、否定された言葉をいわれると、プライドが傷つき自分が拒否されたり否定されたこと嫌に思い、恨んでしまうことが根に持つタイプの人に見受けられます。

根に持つタイプの人の心理状態

想像力が働きすぎている

根に持つ時は、頭の中で想像力が活発化されていてマイナス方向へ膨らんでいる心理状態にあります。些細なことで視線をそらされただけで想像力がマイナス方向へ働いてしまい、「今避けられた、自分をのけ者にした、自分を無視した」と悪い方向にどんどん想像していって、視線をそらしたことをいつまでも考えてしまう心理状態です。たとえ視線をそらした相手になんの意図がなくとも、根に持つタイプの人は、どんどん悪い方向に想像力を働かせてしまいます。

不安である

根に持つ人は、いつも人が自分のことをどう感じているかと、相手の心の中が心配でなりません。人から言われた言葉を疑い不安でならない心理状態にあります。相手を信用できないために、返答の裏を探りに探って心配して、不安になっている状態です。それは精神的に大変疲れ、ポジティブな考えからほど遠い考えを思い続けてしまいます。根に持つことが長引いてしまうとうつ状態に落ちってしまうことさえあります。

劣等感を感じている

根に持つ時は、相手に劣等感を持っている心理状態です。羨ましいと思う気持ちが悔しさに変わると、その悔しさをいつまでも思い続けて考えてしまいます。羨ましいと思いながらその気持ちを正直に表現できず、心の中でずっと思っていると、いつしかそれが妬みにかわり、劣等感になってしまいます。劣等感に陥ると、人は根に持って考えこんでしまいます。

根に持つ性格で困ること

人間関係が狭くなる

いつも人の言葉や行動をネガティブに捉えてしまうので、人を信用できずにいます。そうすることで、自然に人間関係が狭まり、交友が途絶えていきます。人に叱られて嫌な思いをしたことをいつまでも覚えていて、人間関係を狭めてしまい、色々な情報や知識を学ぶことができず、自分の人間性を小さくしてしまう可能性があります。

集団生活ができない

自己中心的で、人から注意を受けることや指図されると、そのことをいつまでも考えてしまうため、仲間やグループで行動することが大変苦手なのが根に持つタイプの人に多いです。社会人になって組織に入った時、その性格は仕事や人間関係に困難を生じます。集団生活を上手に行えないことから生じる問題です。

心が疲れる

ひとつのことをいつまでも思い悩んでいるので、心が疲れてしまいます。悩み、妬み、嫉妬、悲しみ、苦しみと、根に持つ人が考えることはネガティブなことばかりです。悪いことしか頭に浮かばず、そのうちに精神的に疲れてしまい、それが進むと心がうつ状態になってしまいます。根に持つ性格のままでいることは、心が疲れてしまい心の病気にかかりやすくなってしまいます。

根に持つ性格の改善法

根に持った原因を考える

なんでそんなに考えているのかと、自分自身に根に持った原因を問いかけてみましょう。その原因が劣等感であれ、また自尊心が傷つけられたことであるとわかれば、深くネガティブに考える行為を、劣等感を補えるよう自分に自信をつける行為に切り替える。また自尊心が傷つけられたのなら、自分のプライドをもう一度見つめ直すなど、マイナス思考をプラスに変えていく習慣をつけることは根に持つ性格の改善策です。

好きなことに没頭する

嫌なことをいつまでも考えない方法に、好きなことに没頭することもよい方法です。心に潜む嫌なことをまた考えだしそうな時は、自分の好きなことに没頭すると嫌なこと思い出さなくなり、それを繰り返すことで根に持つ考えが消えていきます。考えにふけってしまいそうな時は体を動かし運動に励むとか、絵画に興味があれば絵を描くことに集中する、また仕事に没頭して成果をだそうとすることでもよいでしょう。何かに没頭することは、嫌だと思う考えを拭い去ってくれ、根に持つ性格を改善してくれる方法です。

愚痴をこぼす

心に思っていることを、時には友達や先輩など人に愚痴をこぼして、心の中のモヤモヤを発散してみることも、根の持つ考えを改善方法のひとつです。人に話すことでストレスが発散されるのと同時に、自分の気持ちを「そうか、そうなんだ」と理解してもらえると、それだけですっきりするものです。また人から「そんなくだらないことは考えずに自分の先を見つめて生きた方がいい」とすすめられると、自分の考えていることがほんとにくだらなく思えてくることもあります。人に愚痴を聞いてもらうことも根に持つ性格を直す方法の中に入れておきましょう。

根に持つタイプから脱出しよう

根に持つ性格は、精神的によくないことばかりです。そこから先に進めないし、性格が暗くなってしまい、幸運も逃してしまう可能性もあります。自分が気になる行為や意見をいつまでもネガティブに考える性格を改善して、心を楽にして、前向きに人生を歩んでいきましょう。