2017年4月13日更新

どうしても比べてしまう…人と比べる心理や直す方法について!

あなたには、他人と自分を比べてしまう癖はありませんか?なぜ、人は自分と誰かを比べてしまうのでしょうか。そこには、どのような心理が働いているのでしょう。比べることをやめたい!直したい!と考えている人も少なくはないはずです。そこで、人と比べることの心理を挙げていくと共に直す方法についても考えていきたいと思います。

  1. 目次
  2. どうしても人と比べてしまう
  3. 人と比べてしまう心理とは
  4. 人と比べることを止めるためには
  5. 自分に自信を持ってみること

どうしても人と比べてしまう

どうしても他人と自分を比べてしまうことってありますよね。比べることが癖になってしまっている人もいることでしょう。「あの人より自分は…」と比べては落ち込んだり「あの人より私の方が勝っている」と優越感に浸ってみたり。比べることに何の意味が無かったとしても、どうしても他人と自分を比較をしてしまうのです。

人と比べてしまう心理とは

まず、人と自分を比べてしまうことの心理について挙げていきたいと思います。

何かしらの劣等感を持っている

自分は他の人よりも劣っているんじゃないかと強く思う人ほど、他人と自分を比べてしまう傾向があります。無意識のうちに、自分の劣っている部分と相手の優れている部分を比べてしまうのです。「あの人は活き活きと仕事をこなしているのに自分は上手くいっていない」「あの人には恋人がいるのに自分はフリーだ」など自分が上手くいっていない部分を見つけては、それを他人に当てはめて比べてしまいます。それがいつの間にか劣等感といったマイナスな感情を生み出すきっかけとなっていくのです。その比べることが癖となり、いつしか何事も他人と比較する人間になってしまいます。いわゆる、劣等感による負の連鎖ですね。

社会的な地位から比較する

日本は、嫉妬の感情を生み出しやすい社会構造にあるようです。幼少期から他人と競うことが始まり、学生になればテストや受験といった競争が生まれます。就職活動では大手の企業や安定した企業に入るため就職活動という競争が始まり、ようやく入社できた会社の中でも出世を掛けた競争があり、いつしか社会的地位に振り回されることになってしまうのです。
競争というのは、勝者と敗者のどちらかが存在するだけ。勝者は勝ったことを喜び、敗者は負けた悔しさを味わうことになります。そんな中、勝者も次の競争へと足を踏み入れなければなりません。この構造からも分かるように、人は生きていく上で社会的地位を確立するために他人との比較を止められないのです。

みんな平等だと思いたいから

日本人というのは、外国人と比較してみても皆と同じことを好む傾向があるかと思います。身に付ける物やファッションにおいても流行っているもの、皆が持っている物は欲しくなる心理が働いてしまいます。周りと自分を比べて、同じでいたいと考えるのです。例えば、仲の良い友達に恋人が出来たとします。そんな時に表向きでは祝福するものの、心の底では素直に喜ぶことが出来ずに多少なりとも妬みであったり劣等感に苛まれるかもしれません。これはつまり、みんな平等だと思いたいといった心理が働いている証拠でしょう。

勇気を持つため

あまり良い例えではありませんが、自分よりも不幸な人を見ると安心することってありませんか?他人よりも自分の境遇の方が恵まれていると感じることがあると、人というのは安心して勇気を得ることが出来るのです。その勇気を持つために、他人と自分を比べてしまうこともあります。

他人よりも優れていると思いたい

勇気を持つことと似ているのですが、優越感を得たいがために他人と自分を比べる人もいるでしょう。みんなと平等であることを望んでも、やはり人より自分の方が優れていると分かれば気分がいいですよね。他人よりも自分の方が優れているのだと優越感を得るために、比較をしてしまうのです。

人と比べることを止めるためには

人と自分を比べてしまう心理について語ってきましたが、比べることをやめたい!直したい!と考えている人も少なくはないはず。そこで、人と比べることを止めるためにはどうしたら良いのかを考えていきましょう。

多くの経験を積むこと

他人と自分を比べたがるのは、年齢を重ねた人よりも若い人の方が多い傾向があります。それは、様々な経験が不足しているからでしょう。年齢を重ねていくのと同じように多くの経験を積んでいけば、おのずと幸せの形や物の見方が変わってくるものです。ですから、多くの人生経験を積んでいく心掛けをしましょう。

長い目で見る

人間の幸福や不幸の割合は、みんな同じくらいだと言われています。自分よりも幸せそうに見える人でも、長い目で見たらずっと続くわけでは無いのかもしれません。皆それぞれ、不幸な出来事に遭遇したり悩みを抱えているわけです。そうやって考えていけば、他人の幸せにそれほどの劣等感を感じなくても済むはず。何事も、長い目で見ていきましょう。

自分を肯定すること

他人と自分を比べてしまうことの多くは、自分に自信が無いからです。なので、どんな時も自分に自信を持ちましょう。あらゆる場面で自信を持つことが出来れば、他人と比較してしまう機会も減っていくはずです。

自分に自信を持ってみること

どうしても他人と自分を比べてしまうことはあるものです。その心理や理由は様々ですが、いちばんは自分の自信の無さや他人よりも優れていたいといった劣等感からです。必要以上に他人との比較を止めるためにも、胸を張って自分自身に自信を持つことを心掛けましょう。