2016年12月1日更新

集団行動が苦手なあなた!その心理をさぐり克服しよう

集団行動

近年、集団行動をすることが苦手という人がたくさんいます。だから自分だけが集団行動ができないなんて落ち込まないでください。人間同士の関わり合いを持たなければならない社会で、集団行動に加わらなければならない機会はたくさんあります。集団行動が苦手なあなた。その心理を探り克服しましょう。まず集団行動の特徴を見てみました。そして集団行動のストレスからかかってしまう病気も探ってみました。そんな病気を克服して集団行動に馴染めるようになりましょう。

  1. 目次
  2. 集団行動の特色
  3. 集団行動が苦手な人の特徴と心理
  4. 集団行動が苦手な人の病気
  5. 苦手な集団行動を克服する方法
  6. 苦手な集団行動を克服しよう

集団行動の特色

同じルールに従うこと

同じ目的に向かって行動をすることが集団の行動の特色です。目的にむかって一丸となり、その目的を果たす。その中には一定のルールがあります。みんながそのルールに沿って、目指す志を一緒にしていることは集団行動の特色です。

組織の中の一員であること

共同体の組織の一員であることが集団行動の特色です。ともにする仲間と協調して一致団結して目標に向かう行動をすることは、集団行動の特徴のひとつです。

女性としての集団

女性は良くも悪くも集団行動に走りやすい動物です。たとえば子育てを例にとってみましょう。子育てをしている女性は、手探り状態で子供を育てるという大仕事をしなければなりません。その時、同じ経験をした先輩ママや同じ悩みを抱えているママと仲間となって子育ての時期を乗り越える。それは一種の集団行動です。子供をしっかり育てるという同じ目標をもって行動するママ仲間は集団行動のひとつです。

男性としての集団

男性は元来あまり群れを組まない本能であるため、集団行動に対してとやかく考えません。男性は一人でいることを好む人が多く、男性同士の中にいても集団という認識を持たない集団が多いので、集団行動の問題は少ないですし、悩む人もまれにしかいません。それでも中には、ルールや規則にとらわれる人はおります。ルールや規則の呪縛に陥ってしまった人は集団行動に悩みを抱くことがあるかもしれません。

集団行動が苦手な人の特徴と心理

価値観が明白な人

自分の価値観がはっきりとしている人は、集団行動に支障をきたすことがあります。「自分はこうである!」と意見がはっきりしている、またしぐさや表情も個性的な人は、集団行動を苦手とします。そういう人は、こんな考えもあるのだと思いながらも自己主張できない時、自分の心の内と社会の意見の相違に違いを感じて集団行動についていけないと苦痛に感じます。集団行動が苦手と感じている時の心理は、自己主張がはっきりしていて自分の価値観が明白なのに主張できない時に感じる状態です。

人に干渉されるのが嫌な人

他人にやたら干渉されることを嫌うことは集団行動を嫌う人の特徴です。自分の世界に浸ることが好きで、自分の世界観を持っている人は集団活動を好みません。意見が違う人と協調したり妥協することができない人です。他人に指図されるくらいなら自分でやり遂げる考えを持った人は、集団行動が苦手な人です。

まわりに気をつかいすぎる人

まわりの人に神経を使いすぎる人は集団行動には向きません。「この人はどうなんだろう」「この人は大丈夫か」などいらぬお世話かもしれませんが、周りの人に気を使いすぎてしまう人は集団行動に疲れてしまいます。互いの意見を交わして考慮していくのが、集団行動の姿ですが、そこで人の意見を気にしすぎて自分を抑えストレスを抱えてしまう人は集団行動を苦手とする人の特徴のひとつです。そしてこのタイプの人は人に対して気を使いすぎて集団には関わりたくないという心理状態にあります。

集団行動が苦手な人の病気

自閉症

先天的な要素も考えられますが、ともかく人と交わることを億劫と感じる症状です。自分の気持ちを上手に表現できず、人の意見を待つこともできない状況です。社会性の欠けていているともいわれています。しかしその人にあった環境下では自身の秘めた才能を発揮して、活躍できる場面をもち合わせているのが自閉症の人の特徴です。

多動性障害(ADHD)

集中力がなく、落ち着かないという症状がでます。この病気は思いつきで行動したり、待たなくてはならないところで待つことができないことです。不注意や落ち着きがないということが障害となり病気とされます。その行動が社会性に大きく影響する場合はこの病気と診断されます。

うつ病

集団生活において、そのルールや規約についていけず、ストレスをためてしまうと精神的な病に陥ります。それがうつ病です。集団の考えについていけず、自分の意見や思考を押さえすぎてしまい、意欲や思考の低下、また食慾不振、不眠、倦怠感、ネガティブな考えを訴えた症状に見舞われます。人とのささいな会話を必要とする集団活動に大変支障をきたす病気です。

苦手な集団行動を克服する方法

相性のいい人悪い人の判断を見極める

人間同士の関係で成り立っている社会。意見も思想も理想も夢も、十人いれば十人十色。その中で同じ目標に向かって目標を果たそうとする上で、食い違う考えを持つ人もいることでしょう。そんな時はできるだけ、自分と相性の悪い人とは関わらず、自分と相性の合う人と組むように矛先を向けましょう。集団生活がしづらい理由には、自分と相性の合わない人と無理して一緒にいなければならない状況にいることがあげられます。でも集団行動の中では、みんな一緒の意見とは限りません。その中で、自分と相性の合う人、合わない人を見極め、相性の合わない人とはなるだけ接しないように行動することは、集団行動を苦手とする人の克服方法のひとつです。

相手と距離を持って付き合う

意見があっても何から何まで一緒というのは考え物です。どんなに気の合う人とでも、多少距離を持って付き合うことは、集団行動をとる上で必要なことです。何もかも一緒というのはお互い息苦しいものです。それぞれのプライベートの部分を大切にする上で成り立つ集団行動です。大人になれば大人になるだけプライベートな部分というものは出てきます。恋愛、家庭、金銭関係などなど。それは個々の問題で集団行動の目標やルールには関係ないことです。集団行動が苦手な人は、同じ目標を目指すも、ある程度の距離を持って人と付き合うよう心掛けると、集団行動が嫌ではなくなることがあります。

集団行動から生まれる感動をみいだす

一人ではできない感動を見出しましょう。集団行動から生まれた感動を体験することは、集団行動が苦手だということの克服にもつながります。たとえば学生の人なら文化祭の演劇部門に参加して、一つの劇をみんなで成し遂げる感動を味わうことも一つです。また社会人の人なら、一致一団して参加する会社のコンペに加わる。その結果が吉とでても敗退しても、みんなと同じ目標に向かって過ごした時間が、苦手な集団行動の克服につながります。

苦手な集団行動を克服しよう

色々な考えや思考をもった人間同士が集まって成り立つ集団行動で、まわりと調和を合わせていくことが苦手という人も沢山いることでしょう。しかし社会生活をおくる中、集団行動に加わる機会はたびたびあります。上手に集団に馴染み、参加し、苦手とする集団行動を克服して社会生活を円滑におくってください。