2017年1月10日更新

会話が続かない!話題がない時はどうすればいい?

話題がない時

会話が苦手だと感じている人はとても多いです。
あまり親しくない人や、おとなしい人と二人きりになったときなど、あわてて話題を探すけど何一つ浮かばないということも珍しくないですよね。また、必死に話し始めたのに、相手が無愛想で話が続かないと、その空間にいること自体が苦痛でしかありません。
話題がない時や、思いつかない時、会話が続かない時はいったいどうすればいいのでしょうか。

  1. 目次
  2. 会話が続かない人の特徴と対処法
  3. 話題がない時はどうすればいい?
  4. 会話が続かない時はどうすればいい?
  5. 会話をするときの心構え
  6. 一番大切なのは、会話に慣れること

会話が続かない人の特徴と対処法

同調タイプ

相手のいうことに「そうですよね」「わかります」と同調するタイプ。一見明るくて、集団だと盛り上げ役になることも多いのですが、意外にも一体一の会話は苦手だという場合も珍しくありません。
なぜなら、このタイプは相手の言うことを受け止めているだけで、自分からは発信しないから。
相手が話好きな人なら問題ないかもしれませんが、おとなしい人だと途端に会話が途切れてしまうのです。

同調は、とくにビジネスの場では基本とされることですが、日常会話においては通用しないので気をつけましょう。

否定タイプ

相手の言葉を受けて、ついつい「それは良くなかったんじゃないか」「俺ならこうするけどな」等、相手の言動を否定してしまう人がいます。
しかしこれは、その時点で会話をストップさせてしまう言葉であると自覚しましょう。

このタイプは、自己顕示欲が強かったり、相手に頼られたかったりするために否定することが多い様子。すなわち、相手が「え、じゃあどうすればよかったの?」と、自分を頼ってくれるはずだと期待しているのです。
しかし、その立場になって考えるとわかりますが、自分の意見や行動を即座に否定されても、腹が立つだけ。その相手を頼りたくなるわけがありません。
心当たりがある人は、まず、話している相手の気持ちを理解するように努めましょう。

競争タイプ

会話とはコミュニケーションであり、言うまでもなく、勝ち負けではありません。
それでも、相手と張り合ってしまう人が存在します。たとえば、「そんなのたいしたことないよ」「私のほうがもっとひどかった」などですね。
これも、ほぼ間違いなく、そこで会話が途切れてしまいます。せっかく話をしている人も、「大したことがない」と言われては続きを話すわけにもいきませんから、当然ですよね。
もしそこで、遮った側が自分の話をはじめたとしても、相手は嫌な気持ちにさせられているわけですから、場が盛り上がるはずがないのです。

もし、相手の話を聞いて大したことがないと思っても、それを口にしないようにしましょう。なぜなら、相手はあなたと張り合っているわけではないのです。

謙遜しすぎタイプ

褒められても、「そんなことないです」と謙遜する人は少なくありません。
ですが、このタイプも会話が続かなくなりがちなのです。なぜなら、相手はあなたのどこかに感心や尊敬をして、ほめてくれているから。いわば、あなたのことを認めているのに、それを否定されては、その相手は軽い拒絶感を覚えるのです。
それにより会話が途切れてしまうので、もし、誰かに褒められたとしたら、笑顔でありがとうございますと返すように心がけましょう。

能天気タイプ

相手が落ち込んでいる時や、悩んでいる時に、元気づけてあげようと考えるのは普通のことですよね。
ですが、自分が明るく無邪気に振る舞えばいいというわけではありません。「とにかくがんばろうよ」「なんとかなるよ」と、ガッツポーズを取るような態度は、逆に相手を失望させてしまうのです。
なぜなら、どうすればいいのかわからない時に、笑顔でとにかく元気を出そうと言われても、まともに話を聞いてくれていないのだなと感じるから。時には、相手の気持ちによりそって一緒に悩むことも大切です。そもそも、一緒に悩んで欲しくない相手に、わざわざ深刻な話などはしないものです。

話題がない時はどうすればいい?

話すことがなにも思いつかない……そんなときは、とても居心地の悪い思いをしますよね。
こうなってからあわてて話題を探しても、なかなか盛り上がりません。ですから、普段からいくつか話の種をストックしておくことが大切です。日常で起こった笑える失敗談や、街中で目撃したことなど、頭の中に蓄えておきましょう。

また、営業職の人には、会話の基本として「適度に整理すべし」というキーワードがあります。
これを応用するのもいいでしょう。

…テレビ。「昨日のあの番組みましたか?」
…気候。「だんだん寒くなってきましたね」
…道楽「どういった趣味をお持ちですか?」
…ニュース「○○市に、新しいモールができるそうですね」
…生活「この前の休日はどう過ごされましたか?」
…田舎「どちらのご出身ですか?」
…旅行「最近どこかに行かれましたか?」
…スキャンダル「あのタレントがスクープされていましたね」
…勉強「なにか資格をお持ちですか?」
…仕事「一番大変なところはどういったところですか?」

会話が続かない時はどうすればいい?

せっかく話題が見つかっても、すぐに尽きてしまう……。もしくは、頻繁に途切れてしまうというのも困りもの。何度もあわてて取り繕うのも疲れるし、なにより、そんな姿勢がより空気を気まずいものにしてしまうことも珍しくありません。
では、そんなことにならないように、会話を続けさせるためにはどうすればいいのでしょうか。

「あなたはどうですか?」

相手から何か聞かれた場合、最後は必ず「あなたはどうですか?」と返しましょう。
こうすれば、同じ質問に対してお互いが答えたことになり、共通点や、相違点が明らかになります。同調して盛り上がるのもいいですし、違うところに対してどうしてそうなのか、重ねて問いかけて見るのもいいでしょう。

「そうそう、そうですよね」

会話を続けるために必要なのは、理解と同調です。
とはいえ、「そうですね」「わかります」だけでは、会話を相手一人に丸投げしているのと同じこと。これでは、会話はすぐに途切れてしまいます。
ですから、相手の言葉を受け止めて、違う言い回しで返すことが大切。
たとえば、相手が「もうすぐお祭ですね」と言ったなら、「そうですね。毎年、たくさんの出店があって楽しいですね」と返します。これは、話題を広げているようで、実は相手の発した「もうすぐあるお祭り」について、同調している内容でしかありません。しかし、これならあなたが話をきちんと聞いていることがわかりますし、相手も返しやすいです。

「それは、こういうことですよね」

相手がひたすら話をしている場合でも、うんうんと頷いたり、「はい」と返したりするだけでは、会話は途切れてしまいます。この反応は、「もしかして、つまらないかな?」と思わせてしまいかねないのでしょうね。
ですから、相槌を打つ時も、相手の言葉を繰り返して、話を聞いていることをアピールしましょう。
たとえば、「そのとき、その人が困っているようだったから声をかけたんだ」と言われたら、「困っている人をほうっておけないタイプなんですね」など。もちろん、「野球を見に行ったんだ」に対して、「球場に行ったんですね」など、事実を短くなぞるだけでも大丈夫ですよ。
これだけでも、相手はうんと続きを話しやすくなるものです。

会話をするときの心構え

テンポはゆっくりで大丈夫

話題が思いつかない、会話が続かない時は、どうしても「早くしなければ」と焦ってしまいますよね。
その結果、早口になってしまい、焦りが伝わったり、なにを言っているのかわからなかったりして、会話が途切れてしまう場合もあるのです。
ですから、会話が苦手な人ほどスローテンポを心がけましょう。通常、少々会話が続かなかったくらいで気を悪くする人はいません。
それに加えて、あなたがスローテンポな人なのだと思ってもらえれば、会話が途切れても、間が長いだけだろうと解釈してもらえるのです。

自分は聞き役だと考える

会話には、聞き手と話し手がいるものです。どれだけ会話のキャッチボールがうまくいっているように見えても、実はどちらか一方が話してばかりだということも少なくありません。
ですから、会話が苦手な人は、聞き役に徹するようにしましょう。そうすれば、会話を止めないことにさえ気を配ればいいのです。
前述したコツを参考にして、理解と同調や、事実をなぞる返し方を駆使してください。自分が話すのではなく、相手が話しやすいように相槌を打てばいいのです。

一番大切なのは、会話に慣れること

これまで述べたように、会話を続けるためにはいくつかのコツがあります。
ですが、何よりも大事なのは、会話そのものに慣れること。コツを頭に置いた上で何度も会話を繰り返せば、それらはごく自然にできるようになるでしょう。
そうすれば、会話に対する苦手意識も、いつの間にかなくなるはずですよ。