2017年1月19日更新

価値観の違いだけで離婚するべき？離婚のメリットデメリットを知る！

日本の離婚率は年々上昇傾向にあり、３組のうち１組のカップルが離婚しているというのが現状です。しかし、離婚をするということは社会的にも一個人としてもあまり好ましいことではありません。離婚をするべきかどうか悩んでいる方へ、離婚の真実をお伝えします。

目次
離婚の原因となり得るトラブルは？
夫婦の価値観の違いとは？
一緒にいることを選ぶべきか、離れるべきか……離婚は人生の再スタートです
まとめ

離婚の原因となり得るトラブルは？

離婚の原因は多岐にわたりますが、ここで代表的なトラブルを挙げてみます。もちろん、もっと別の原因で別れを選択する夫婦もいます。

不倫、セックスレス

浮気、不倫は離婚原因のトップ３には入るトラブルです。夫の浮気のみならず、妻の不倫も年々上昇しているようです。数年前には婚外恋愛などという言葉が巷で流行ったこともありました。男女が長く連れ添えば、恋愛感情が薄れるのは致し方のないこと。しかしそれを理性で抑える必要があるのが結婚というものです。

やはり、不倫をされた方は大変傷つきますので、離婚まで考えてしまうことも多いです。また、浮気などが原因でないこともありますが、セックスレスも離婚原因の一つとされています。お互いの愛情が感じられなくなって離婚を考える、というケースになるでしょう。

ギャンブル

ギャンブルは時に人の心を蝕みます。家計も家庭も顧みることができなくなってしまい、離婚を突き付けられる、というケースです。基本的に結婚生活では経済的に安定することが求められます。安定が脅かされれば、自分の生活を守るために離婚したくなるということです。

ＤＶや酒乱

様々な心の病や環境のせいで、夫か妻がＤＶをはたらくようになってしまったりした場合ももちろん、離婚の原因となります。この場合、本人よりも周囲が異変に気付いて、離婚をすすめられるということも多いようです。

親族とうまくいかない

嫁姑問題をはじめとした、親族間のトラブルも離婚原因の一つになります。昨今では、こうしたトラブルを我慢し続けるよりも、離婚してしまった方が楽になるといった考え方がわりとポピュラーになっていきています。

価値観の相違

芸能人などに多いのが価値観や考え方の相違により、離婚に踏み切る夫婦です。お互いの経済状態が安定している夫婦は離婚をしても生活が不安定にならないことが明確なため、我慢し続けるよりはそれぞれの道を歩みたいと、前向きに離婚することも多いようです。

夫婦の価値観の違いとは？

では、価値観の相違とは具体的にはどのようなケースがあるでしょうか。

子育てや親族との付き合い方などの価値観が違う

そもそも、異なる家庭で育った二人が結婚したわけですから、価値観が全く同じであるわけがないです。例えば、妻は子供を田舎でのびのびと育てたいと望んでいたとします。ところが夫は都会で英才教育をしたいと考えていたとしたら、その時点で価値観が相違し、夫婦間が険悪になることもあるのです。

また、親族の付き合い方についての考え方が違うことも良くあります。妻は夫婦と子供だけの生活を充実させたいと思っていたとします。ところが夫は、おじいちゃんおばあちゃん、その他親戚に囲まれて子供を育て、生活していきたいと考えている、それもまた価値観の相違です。

お互いの価値観や考え方を尊重できるかどうかがカギ

上記のケースはそれぞれ、お互いに全く異なった価値観を持っているわけですが、それぞれを非難して自分の思い通りにしようとしてしまえば、どうしたってトラブルに発展するでしょう。しかし、相手の話を聞いて、理解を示したらどうなるでしょうか。

それぞれの意見を合わせて妥協策をつくるなど、夫婦間で話し合いを建設的に行うことができれば、離婚を免れることもできるでしょう。お互いの考え方を尊重できるかどうかが、夫婦円満のカギと言えそうです。

一緒にいることを選ぶべきか、離れるべきか……離婚は人生の再スタートです

価値観が異なるとわかった夫婦が、お互いの意見に耳を傾ける努力をしたとしても、どうしてもうまくいかなくなってしまう、ということもあり得ます。愛情はあるけれど、あまりにも価値観が違って生活に支障をきたしてしまう、そんなときは離婚をすべきなのでしょうか。

結婚以上に大きな決断で、人生がガラリと変わることを忘れないで

離婚は、結婚以上に大きな決断で、思っている以上に膨大なエネルギーをつかいます。人によっては離婚が大きなストレスとなり、体を壊すこともあるでしょう。ですから、離婚を考えるときはしっかり覚悟を持っているかどうかがとても大切です。

離婚をすれば、相手も自分も、それぞれの親族も、人生がガラリと変わります。それは、自分次第でいい意味にも悪い意味にも変わっていきます。そのことを肝に銘じて、結婚の時よりもさらに真剣に計画的に離婚を進めることが重要です。

離婚を選ぶときはお互いがしっかり納得できてからにするべし

また、離婚をするときは、結婚の時とは異なり、勢いで進めては後悔することになることも。こちらは離婚を望んでいても相手の覚悟が追い付かない場合、きちんと納得できるまで待ってあげることがその後の自分の幸せな人生のために必須だと思ってください。

後々のトラブルや相手のストーカー化などを防ぐためにも、ここは忍耐です。どんなにすぐに別れたくても、結婚という契約をきちんと解消するまでは相手の気持ちにも責任を持ち続けることが、社会人としても人間としても大事なことだと言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。離婚は簡単なことではありません。しかしながら、お互いの幸福のために離婚を選ぶべき時もあるでしょう。そんなときは是非最後まで責任を果たしてくださいね。そうすれば、前向きな心で新しい生活をスタートさせることができるはずです。

価値観の違いだけで離婚するべき？ 離婚のメリットデメリットを知る！