2017年1月19日更新

その症状、恋愛依存症かも？原因と克服方法に迫ります！

恋愛依存症とは、恋愛そのものや、恋人に異常なまでに執着してしまい、日常生活にまで支障が出てしまうような状態になってしまうことを言います。ここでは恋愛依存症の特徴や原因を明らかにし、克服する方法についてお伝えしていきます。

恋愛依存症の特徴とは

恋愛依存症は、その他の多くの依存症が飲み物や食べ物など実在する物に対して依存してしまうことと比べて、恋愛そのものや恋愛対象の人間に対して依存してしまう厄介な症状です。

恋愛依存症の特徴として、うまくいかない恋に執着しやすいという傾向があるようです。あるいは、どうしても振り向いてもらえない相手にいつまでも執着してしまうような面も。一方で、好きでもない相手とつきあってしまうなんていう面もあるのが特徴。

上記の事から考えられることとして、自分を受け入れてもらえないことに対する異常なまでの劣等感が隠れている可能性があります。また、現実を見ることが怖くて、受け止められないということもあるでしょう。

彼氏がいれば友達はいらないと公言してしまう人も中にはいます。また、常に彼氏がいるため、恋愛がないと生活できないんだと周りからも思われていることも多いです。その雰囲気が、やはり友情関係を遠ざけるため、実際友達が少ない人が多いです。

恋愛依存症になるような人はどのような心の闇を抱えているでしょうか。その原因には幼いころの家庭環境、とくに母親との関係性が影響していると考える説があります。

多くの心の病や依存症の原因の一つとして挙げられるのが、幼いころのトラウマや悲しい家庭環境です。恋愛依存症も例にもれず、それらが大きな原因となっているようです。

具体的には、過干渉だった、反対にネグレクトされていた、身体的あるいは精神的な虐待を受けていた、など、自己肯定力が低くなるような家庭環境だったことが考えられます。また、母親から恋愛に対して厳しくしつけられていたり、父親の悪口を聞かされていたりするなどの経験も原因になるようです。

さみしさやむなしさを埋めるためにさまざまなことに依存してしまうのが依存症。恋愛依存は、ギャンブル依存などその他の依存症の仲間です。依存症の傾向のある人は、複数の依存症を併発していることもあります。

幼少期の家庭環境やトラウマが原因で、このようい依存症を患ってしまうなんて、なんだかとても悲しいですね。

恋愛依存症は過去のトラウマなどが原因で起こる悲しい病だということがわかりました。でも、この症状は自分の努力で克服することができます。

恋愛依存症の人は、恋愛に逃げて現実を見ていないため、恋愛以外のところに様々なひずみが生まれていることが多いです。具体的には、部屋が汚いとか、仕事が溜まっているといったことです。まずはそうした現実を見つめて、一つずつ解消する努力をしましょう。

実はきちんと生活できるのだということに気づくと、自信がわいてきます。結果、自分をしっかり愛せるようになり、恋愛やセックスでしか満たせなかった自分自身の心の空虚さを自分自身でなんとかしたいと思うようになるのです。

最初はとてもつらいので、孤独感やむなしさを感じてどうしようもないときは、周りにきちんと助けを求めることが大事です。このとき、恋愛相手に助けを求めていては、堂々巡りとなるのは容易に想像できますよね。

つらくてもさみしくても、助けを求める相手は信頼できる友人や家族にしましょう。専門家に相談することも良いでしょう。

過去のトラウマなどが原因になっていることがほとんどだということは上記に書いてきましたが、この問題から逃げたいから依存症になってしまうわけで、本来きちんと過去と向き合うことが大切です。

とても苦しい戦いにはなりますが、ここには是非挑戦してほしいです。紙に過去に受けた傷や、悲しかったこと、特異な環境等を書き出して、自分がどのような苦しさを味わったかを見つめてください。自分がどんなことを苦しく思っていたのか、書き出すことでより具体的に知ることができる、このことが第一歩になります。

克服する方法は、かなり苦しいことの連続かもしれませんが、時には専門家の手を借りて、逃げ出さずに続けることが大事です。こんなに苦しいならもう逃れられなくてもいい、というくらいある種のリバウンドのような思いも経験するかもしれませんが、それを乗り越えたときに、本当の意味の幸福があると思ってください。

依存ではなく、自立した一人の人間になって、恋愛を楽しめるようになりましょう。

いかがでしたでしょうか。恋愛依存症の克服は苦しみを伴いますが、きちんと自立できたときにその喜びは計り知れないもののはずです。もう孤独に逃げることはやめて、克服に挑戦してみませんか。