2017年3月9日更新

繊細な人の特徴や心理、そして向いている仕事とは?

周囲の人間の感情の変化に敏感であったり、ちょっとしたことで傷付いてしまったり些細なことで喜んだり。世の中には繊細な心の持ち主が多くいるものです。非常にデリケートだけれど、とても優しい気持ちを持っている。そんな繊細な人の特徴や心理、そして向いている仕事について考えていきたいと思います。

  1. 目次
  2. 繊細な人の特徴
  3. 繊細な人の心理とは?
  4. 繊細な人には、どんな仕事が向いてるの?
  5. 傷付きやすい自分も受け入れてあげよう

繊細な人の特徴

繊細な人というのは、どのような特徴を持っているのでしょうか?

人の感情に敏感

繊細な人というのは、周囲の人間の感情や心の動きにとても敏感です。ちょっとした表情の変化や声の出し方など、相手の感情の変化を読み取る能力にとても長けています。そのため、周りの状況を咄嗟に判断して行動することが出来るのです。

優しくて思いやりがある

繊細な人は、優しくて思いやりのある心の持ち主です。他人にも優しい気持ちで接することが出来ます。きつい言葉を投げかけたり傲慢な態度を取ることも少ないため、たくさんの人と円満な人間関係を築けることが多いです。

傷付きやすい

周りの人間の感情に敏感なぶん、ちょっとしたことでも傷付いてしまうガラスのハートの持ち主でもあります。傷付きやすい点は、繊細な人の最大の短所とも言えるでしょう。

気を遣いすぎる

繊細な人は、必要以上に気を遣いすぎてしまう部分もあります。これは、周りの人間の感情に敏感であったり優しくて思いやりのある性格ゆえのことでしょう。他人に気を遣えるというのは大変素晴らしいことなのですが、気を遣いすぎてしまうと自分が疲れきってしまうこともしばしば。余計な疲れを溜めてしまわないよう、気を付けることも大切です。

言いたいことを我慢してしまう

気を遣いすぎてしまったり周囲の状況を敏感に察知できるあまり、自分が言いたいことを言えずに溜め込んでしまうことも。自分の発言で他人がどう思うか、どう感じるのかを頭の中でよく考えてから発言や行動を起こそうとするので、口に出すことを止めて我慢してしまうことすらあります。間違っていると思ったことがあったり本当は自分の中に別の希望や意見があったとしても、繊細な人は他人を否定したり口論になったりすることをあまり好まないために言いたいことを我慢してしまう傾向が強いです。

優柔不断

繊細な人には、優柔不断な一面もあると言われています。優柔不断というのは、物事をスパッと決めることが出来なかったり決心がなかなか出来ない性格のことです。繊細なため、失敗をしたり間違った判断をした時のリスクを考えます。また、その失敗によるショックの大きさを想像してしまい優柔不断になってしまうのです。

繊細な人の心理とは?

周囲の人間の感情の変化に敏感で、優しくもありガラスのハートの持ち主。そんな繊細な人の心理はどうなっているのでしょうか。

心で感じ取れる人

繊細な人というのは、物事を心で感じ取ることの出来る人です。家族や友人や周囲の人間のことを自分のことのように考え感じ、相手のことを深い気持ちで受け止めます。さらに、些細なことにもよく気が付くので周りに起こっている今の現状を瞬時に察知することが出来るのです。優しくて思いやりのある対応ができるため、自分よりも他人を優先して考えることが出来るのでしょう。

細かい部分にまでこだわる

繊細な人は、細かい部分まで気を配りこだわります。どんなことでも細かなこだわりを追及するので、ちょっぴり面倒くさい人だと思われてしまう傾向も。せっかちであったり面倒くさがりな人とは相性があまり良くなく、お互いに気持ちを理解をするのは難しいです。しかしながら、ひとつの仕事を頼まれると繊細さを発揮してしっかりと細かい部分までこだわって完成させるので、依頼した側からは大変感謝されます。

マイナス思考

繊細すぎるが故に、どうしても物事をマイナスに考えてしまうことが多いです。そのため、心理としては常に不安やネガティブな思いを抱えて悩んでいます。他人の感情や周囲の変化に敏感なので、余計なことばかりを考えてしまったりマイナスな発想をしてしまいがち。そんなモヤモヤした気持ちを外に出すことは無いので、自分ひとりで抱え込んでしまいストレスになったり疲れを感じてしまうパターンが多々あります。

生き辛いと感じている

どうしてこんなにも傷付きやすいんだろう、気持ちが疲れてしまうのだろうか。繊細すぎる性格が原因で生き辛いと感じている人は多くいます。それは、気を遣いすぎてしまっていることが大きな要因と言えますね。相手の感情に敏感で、周りに対して必要以上に気を遣ってしまうのですから疲れてしまいます。そりゃあ、生き辛いと感じてしまうのも仕方がありません。

繊細な人には、どんな仕事が向いてるの?

感受性が豊かで優しく思いやりがあり、周りに気配りが出来る。また、細かい部分にまでこだわる性格の持ち主。そんな繊細や人に向いている仕事とは、どのような分野なのでしょうか。挙げていきます。

接客業・営業

周りに気配りが出来て、相手の気持ちの変化を察知しやすい繊細な人には接客業が向いています。
お客様の希望を素早く汲み取り、お客様が望むことは何なのか?何をしてあげればこの人が抱える問題解決につながるのか?このように適切な対応をする能力があるためです。

福祉や介護、医療の現場

状況に合わせて素早く対応できる能力に長けていて、優しく思いやりの気持ちを持っている繊細な人は、福祉や介護や医療の現場にも向いていると言えるでしょう。

デザイナー、画家

感受性が強い人間というのは、風や空気などの匂いにも敏感で実際に目に見えない色を感じることもあるようです。目に見える物だけでなく、そこに新たな価値を創造するパワーを持っています。その繊細な感覚というのは、芸術には欠かせない物。デザイナーや画家といった芸術の分野の仕事も向いています。

傷付きやすい自分も受け入れてあげよう

繊細な人には、繊細な人なりのメリットやデメリットがあります。傷付きやすい一面もあるかもしれませんが、周りに気を配ったり優しく出来る自分を愛してあげましょう。