2017年3月9日更新

さりげない気遣いや心遣いができる人になるために

周囲に対して気遣いや心遣いが出来る人というのは、とても素晴らしいですよね。そういった人は、周りから頼られたり好印象を持たれます。あなたは、日頃から気遣いや心遣いが出来ていますか?出来る人間になるには、どのようなことに目を向ければ良いのでしょうか。様々な観点から考えていきたいと思います。

  1. 目次
  2. 「気遣い」と「心遣い」の違いとは?
  3. 気遣いが出来る人は、どんな人?
  4. 心遣いが出来る人は、どんな人?
  5. 気遣い・心遣いが出来る人は仕事ができる人です!

「気遣い」と「心遣い」の違いとは?

気遣いと心遣いというのは似ている言葉ではありますが、実際はどのような違いがあるのでしょうか?この2つの言葉の意味合いの違いについて説明してみます。

気遣いとは

気遣いというのは、相手に対して必要な行動や言葉を発することを指します。気を遣うこと。すなわち、神経を遣うことです。例えば、ビジネスシーンにおいては「お世話になっております」と一言添えたり、何かを頼む場合には「お忙しいところ申し訳ありませんが」などといった言葉を付け加えると気遣いの行き届いた印象を与えます。日常生活でも、体調を崩しやすい時期なのであれば「体調に気を付けてね」と伝えるなど。相手に対してさり気なく気を遣ったことを発言したり行動で示すことを気遣いと言います。

心遣いとは

心遣いは、気遣いとは少しニュアンスが違うものです。心遣いというのは、相手に対する気持ちや精神を思いやりの形で表現することを指します。重要なのは、思いやりです。相手の気持ちや助けになりそうなことを考えた結果として、積極的に行う行為のことを言うのです。

気遣いが出来る人は、どんな人?

気遣いが出来る人というのは、どんな人を指すのでしょうか。挙げていきたいと思います。

声掛けとプラスαの行動力

気遣いが出来る人というのは、細かい事によく気付きます。周りの人の表情や行動を見て声を掛けるだけでなく、プラスαの行動力があるのも特徴です。職場でお疲れ気味の人がいれば「大丈夫ですか?無理していませんか?」と声を掛けたり「何か変わりましょうか?」と気を遣ったり。相手の立場になって気配りの声掛けや行動が出来るのです。

先読みをする

気遣いが出来る人は、先を読む能力に長けています。先を読むということは、相手の立場になって想像力を膨らませること。これは、あらゆる場面で役に立ちます。例えば、先回りをして次の会議で必要になりそうな資料を準備しておいたり、周囲の次の行動を先読みして動くことが出来るのです。これには経験も必要ではありますが、気遣いの心なしでは難しいことでしょう。

些細なことでもお礼が言える

どんなに小さなことでも些細なことであったとしても、何かをしてもらったことに対してお礼が言えるのも気遣い出来る人の特徴です。お礼を言われて嫌な思いをする人はいませんよね。

自らが率先して行動できる

先読みすることと似ているのですが、自らが率先して行動できるのも気遣いが出来る人ならではです。何かをやろうとしていたのだけれど、ついつい忘れてしまっていた。そんな時に「やっておきましたよ!」と差し出してくれる人がいればどんなに助けられることか。何事も他人任せにすることなく、自らが周りの状況をよく見て率先して行動することが出来る。それこそが、気遣い・気配りの精神なのです。

前向きである

気遣いが出来る人は、基本的に前向きでポジティブな考え方をする人が多いです。前向きであるからこそ、何かしらの行動を起こすことが出来るのでしょう。

陰の尽力者に感謝をする

プロジェクトが成功した時などは代表者にスポットが当てられるため、多くの人もそちらに注目します。しかし、陰の尽力者が居たからこそ全ては成り立っているのです。気遣いが出来る人というのは、まずこうした陰の部分の存在への感謝と気配りを忘れません。

噂話や陰口に振り回されない

誰かの悪い噂話を信じたり陰口を言う人は、人の気持ちが汲み取ることの出来ない無神経な人間だとアピールしているようなものです。果たして、そんな人が周りに対して気遣いを出来るでしょうか?出来るはずがありません。気遣いが出来る人というのは、噂話や陰口に振り回されない強い心を持っているものです。

心遣いが出来る人は、どんな人?

気遣いが出来る人とは打って変わり、心遣いが出来る人というのはどのような人を示すのでしょうか。

相手を思いやる行動力

心遣いが出来る人は、相手を思いやる心の持ち主です。仕事中の仲間にそっとコーヒーを差し出したり、ちょっとした差し入れをしたり。心が温まるような行動を起こせるのが、心遣いの出来る人です。

相手の行動を考えたうえでの仕事をする

仕事ひとつにしても、相手の行動やスケジュールを頭の中で考えたうえで手が空いていそうなタイミングで電話やメールをするなど。ほんの些細な心遣いで物事を円滑に進めることが出来ます。これも、心遣いが出来る人ならではの行動です。

見返りを求めない

心遣いが出来る人は、相手に見返りを求めません。思いやりの気持ちで他人と接して行動を起こしているからこそ、見返りは求めないのです。

気遣い・心遣いが出来る人は仕事ができる人です!

気遣いや心遣いが出来る人というのは、とても素晴らしく好感を持たれやすいです。そして、なにより仕事が出来ます。仕事の面で認められる人が多いのです。あなたも、気遣いや心遣いが出来る人を目指してみましょう。