2017年4月6日更新
心を閉ざす人の心理や特徴を探ります!
人間誰しも、一度くらいは心を閉ざしてしまった経験があるのではないでしょか。一度に限らず、心を閉ざしがちな人というのは存在するものです。心を閉ざす人と関わりを持つことは、少々難しかったりもしますよね。心を閉ざす人の心理や特徴とは、どのようなものなのでしょう。様々な角度から探っていきたいと思います。
心を閉ざす人の心理や特徴
まずは、心を閉ざす人の心理や特徴を挙げていきましょう。
他の誰かに助けを求めることが苦手
心を閉ざしている人というのは、大変であったり辛い時にも上手く助けを求めることが出来ない傾向にあります。心を閉ざしてしまっているが故に、周りの誰かが自分のことを助けてくれると考えられない傾向もあるのでしょう。何故そうなってしまうのか原因は様々あるかと思いますが、よくあるのは過去にSOSを発したにも関わらず助けてもらえなかった経験があるということです。
例えば過去に学校や職場などで嫌な思いをして先生や上司に相談をしたのに、取り合ってもらえなかったなど。このような経験が一度でもあると、誰かに助けを求めても頼りにはならないのだと他人に期待をしなくなってしまいます。その結果としてどんなに大変でも他人には相談をしませんし、助けを求めること自体が苦手になり心を閉ざしてしまうのです。
感情を表に出すことが苦手
心を閉ざす人というのは、感情表現が苦手なのも特徴の一つだと言えます。感情表現が苦手だと、他の人が当たり前のようにスムーズにこなしているコミュニケーションであっても難しさを感じてしまいます。そして、そういう状況では話している相手をイライラさせてしまうこともあるのです。
その積み重ねで「分かって欲しいのに分かってもらえない…」という思いが募り、だんだんと対話が怖くなり心を閉ざしがちになってしまいます。
他人に警戒心を抱いてしまう
心を閉ざす人の心理としては、そもそも他人との関わりに苦手意識を持ってしまうということが挙げられます。要するに、人見知りな性格なのです。
相手が初対面であったりすると、特に心を閉ざしてしまいがちです。初対面ではなく心を開きかけている相手だったとしても、相手が少しでも怒ったり理不尽な態度を取ったりした途端に心を閉ざしてしまい人見知りの状態に逆戻りしてしまいます。このように心を閉ざしてしまう人の多くは、誰かと深い関わりを持つことを恐れる傾向にあるのです。
複雑な人間関係には巻き込まれたくない
複雑な人間関係に巻き込まれたくないといった思いから、心を閉ざしてしまう人もいます。ギスギスとしている職場であったり、しっくりとこない友人関係であったり。とにかく関わりを持つと厄介そうなことは避けようとするのです。心を閉ざしてしまった方がラクだと考えるのですね。複雑な人間関係の渦中にいると激しくメンタルを消耗しますから、そういった状況からは出来るだけ距離を保って心を閉ざすのでしょう。
心を閉ざす人の恋愛とは
心を閉ざす人は、恋愛においてどのような態度を示すのでしょうか。
自分の意見をあまり主張しない
心を閉ざす人というのは、恋愛においてもあまり自分の意見を主張することがありません。なので、付き合っていく上で少し物足りないと感じてしまう可能性もあるでしょう。だからといって「どう思うの?もっと意見を言ってよ」と迫るのは、あまりオススメできません。心を閉ざすタイプの人間は繊細な心の持ち主であることが多いので、あまりに強く迫られると引いてしまうことがあるからです。
愛情表現が得意ではない
相手に対して心を開くのが苦手なので、恋愛における愛情表現も得意ではありません。とはいえ、心を閉ざしがちであったとしても好意は何かしらの方法で伝えようとするはずです。そのサインをしっかりと受け取り、その相手の頑張りに幸せを感じてはいかがでしょうか?相手の些細な愛情表現をしっかりを受け取り、それを何倍にも大きくして返してあげるのが理想的です。
人が心を閉ざしてしまう原因は
そもそも、人が心を閉ざしてしまう原因はどのような経験にあるのでしょうか。考えてみましょう。
何気ない言葉で傷ついてしまった
心を閉ざしてしまう原因の一つには、過去に他人からの何気ない言葉で傷付いてしまったことが考えられます。心の傷というものは本人にしか分かり得ないものですが、誰かが不意に発した言葉で深い傷を負ってしまうことがあるのです。過去の傷が原因で心を閉ざしてしまう人は、少なくないでしょう。
信頼していた人からの裏切り
自分が信頼していた人からの裏切りが原因となり、深い傷を負って心を閉ざしてしまう人もいるでしょう。相手を信頼している気持ちが強いほど、裏切られた時のショックは大きいです。裏切られてしまったのなら、誰を信じれば良いのか分からなくなってしまいますよね。こういったケースの場合には、自分自身を守るために心を閉ざしてしまうことが多いです。
ネガティブ思考によるもの
ネガティブ思考の人ほど、心を閉ざしてしまう傾向もあります。原因としては、何事も悪い方向にばかり考えてしまうので他人を信用できなくなってしまい心を閉ざしてしまうのです。その背景には、なんとか自分を守りたいといった思いもあります。
心を閉ざす人への対処法を考える
心を閉ざしてしまう人の対処法として一番に言えることは、まず心の底から信頼できる相手を見つけるということです。世の中、悪い人ばかりではありません。必ず信頼できる人はいるはずです。そして過去に何かしらのトラウマがある場合には、どうにかしてそのトラウマを払拭しましょう。簡単にトラウマを消し去ることは難しいですが、少しずつ心を和らげていけば良いのです。そうして少しずつ周りに心を開くことが出来れば、今よりずっと生きやすく感じることでしょう。
誰しも心を閉ざしてしまうことはあります
少なからず、誰しも心を閉ざしてしまった経験はあるものです。その原因は様々なものでしょう。心を閉ざしやすい人が一気にオープンな性格に変わることは出来ませんが、少しずつでも心を開いていける余裕が持てると良いですね。