2018年3月5日更新

損得勘定で動く人の心理や特徴とは?

損得勘定で動く人が周囲にいると、その人にとって、自分が得であっても、損であっても、どちらにしても良い気持ちがしないものです。なぜなら人は、損得勘定抜きでの付き合いにこそ、信頼を置くからです。

  1. 目次
  2. 損得勘定で動く人の心理や特徴を徹底解明!
  3. 損得勘定で動く人への対処法をご紹介
  4. まとめ

損得勘定で動く人の心理や特徴を徹底解明!

損得勘定で動く人が近くにいると、嫌な思いをすることが多いかもしれませんが、彼らのことを一概にダメな人だという言い方をするのも少しちがっているかもしれません。ここでは損得勘定で動く人の特徴をいろいろな視点から見てみましょう。

何をするにも見返りを求めている

損得勘定で動く人は、何をするにも見返りを期待しているところがあります。人のために手助けしたり、協力することはあるのですが、それをしてあげたんだからお返しがあってしかるべきだと思っています。善意でやっているのではなく、対価を得るための行動なのです。

良い言い方をすれば、向上心が高い

損得勘定で生きるということは、自分の立場を常に優位に保ちながら生きる、と言い換えることができます。そのため、常に上昇志向で出世意欲が高い。要領よく生きて、相手よりも優勢でいることに必死になるでしょう。

良い言い方をすれば、彼らは向上心が高いのです。今よりもっと成長したい、今よりもっと稼ぎたいなどと言った目論みがあるのは人として生きる上で大切なことですし、重要な生きがいになり得ます。しかし、その考え方が損得にばかり偏ることは、自他ともに精神衛生上あまり思わしくないでしょう。

例えば、お金の事ばかりにとらわれて、人の心がわからなくなってしまうこともあります。また、周囲からはそういう人だというレッテルを貼られ、誰からも本音を打ち明けてもらえなくなってしまうこともあるかもしれません。

自己流の生き方を貫いている

損得勘定で動く人はケチだというイメージを持っている人も少なくないのではないでしょうか。しかし、そうとも限りません。この会計は自分が持った方が、後々自分の立場が良くなりそうだ、などという得が想像できれば、お金を進んで出すこともあるのです。

このように、損得勘定で動く人と言うのは、自己流の考え方があり、自分にとって得なことリストのようなものがあり、それをきっちり守って生きている人と言えます。他人にとって得だと思えないことでも、自分にとってプラスだと思えばそれを追求するような生き方を好むのです。

自分の意思をしっかり持っているという面では彼らは優れた人たちなのかもしれません。しかし、周囲からは感じが悪く見られてしまい、結果的に損をしていることにもなるのではないでしょうか。

損得勘定で動く人への対処法をご紹介

損得勘定で動く人に対して嫌な気持ちを抱いているのはあなただけではありません。対処法を実践し、あなたの意志を伝えてみませんか。

損得勘定している事実を突きつけて本音を聞き出そう

思い切って、相手に対して「損得勘定で動くのをやめてください」と伝えてみましょう。これは思いのほか効果があります。なぜなら、相手は「あなたは損得勘定で物事を決める卑怯なひとですね」と言われているわけですから、腹が立つと同時に、周囲に対して恥ずかしい気持ちになるからです。

損得勘定で動く人は、周囲からの目を気にしています。もし、周囲から「損得勘定で動く卑怯な人なのだ」というレッテルを完全に貼られてしまったらと思うと、気が気ではないでしょう。そうなる前になんとかしなくてはならないと躍起になるはずです。

言い訳をたくさん言ってくるかもしれませんし、あなたのことを非難することもあるかもしれません。しかしそのやりとりの中で、相手が本音を見せてくる瞬間があるはずです。その本音を見たときにあなたや周囲がどう思うか、その本音を踏まえた上で、その人とどう人間関係を構築したいと思うか、そこがお互いにとって重要なポイントになることでしょう。

損か得かばかり気にしている人は、結局損ばかりするかわいそうな人だと思うべし

自分にとって損なのか、あるいは得となるのか。そのことばかり気にしている人は、結局そのものさしに人生の舵をとられ、大事なことや楽しいことに目がいかなくなってしまいかねません。それは結局、人生を大きくとらえたときに、損をしていることになるのではないでしょうか。

損得勘定に支配された人たちから嫌な思いを受けることはあるにせよ、あなたはその人たちよりは幸福なのです。彼らは人生の醍醐味を知らない、かわいそうな人だと思うようにしてみてはいかがでしょうか。

人間関係は持ちつ持たれつだとお互いに知っておくことも大切

人間関係は、持ちつ持たれつです。時には損得で判断せざるを得ないときもあるかもしれませんが、いつも誰かがあなたを支えていて、あなたも誰かの力になっている。そのことを忘れなければ、もしかしたら多少は損得勘定で動くことくらい、大したことではないかもしれませんね。

まとめ

損得勘定で動く人の特徴や対処法はお分かりいただけましたでしょうか。人間関係は奥深いものです。あなたらしい思いやり、あなたらしい思慮深さを少しずつでも伸ばして、信頼関係を構築できるといいですね。