2017年4月10日更新

仕事が続かない人の特徴と、続かない原因

仕事が続かない人

「仕事がなかなか続けられない」「すぐに仕事が嫌になってしまう」そんな人は少なくないと思います。
今度こそ、と思って転職したのにまた嫌気がさしてしまった場合など、落ち込みますよね。そして、自分はどんな仕事をしても続かないのではないかと不安になることも。
この、どうしても仕事が続かない状態は、一体何なのでしょうか。仕事内容や人間関係に問題があるのでしょうか。それとも、なにかの病気でしょうか。
どうやら、仕事が続かない人の心理や特徴には、共通点やタイプが存在するようです。

  1. 目次
  2. 仕事が続かない人の心理や特徴
  3. 仕事が続かない原因とは
  4. 仕事が続かない……この状況を改善するには?
  5. 仕事が続かない?病気の場合もあるの?
  6. 仕事が続かないからといって、自分を責めないで

仕事が続かない人の心理や特徴

人付き合いが苦手

いわゆる一匹狼といわれるタイプ。こういった人は、日常的な人との関わり、たとえば挨拶や雑談といったていどのコミュニケーションにも苦手意識があります。場合によっては、人がたくさんの職場にいること自体がストレスになるでしょう。
その苦痛に耐えられなくなったときに仕事を辞めてしまうのですが、周りの人には問題がないぶん、自分がダメなのだと感じて落ち込みやすいです。

飽き性

大抵の場合、仕事は日々の積み重ねで結果を出していくものです。
そのため、中には、毎日同じことの繰り返しだと感じる人もいるでしょう。飽き性の人の場合、「これから先も、ずっと同じことを繰り返すのか」と思うと、ゾッとし、仕事を辞めてしまうようです。

実家が裕福

仕事は生活のためにする人がほとんど。ですから、仕事をしなくても生活が困らなければ、そもそも働く意欲がわかなくても仕方がないのかもしれません。
実際、仕事が続かない人の中には、「働かなくても食べていける」という意識がある人が多いようです。

自分のしたいことが明確である

子どもの頃になりたかった職業に就いている人はほとんどいませんが、中には、そういった夢をどうしても諦めきれない人がいます。
こういった仕事がしたい、自分にはこんな職業が向いているのだ、という気持ちが強いため、それ以外の仕事はできなくても仕方がないと思っているのでしょう。それと同時に、自分のするべきことはこれではないと信じているので、比較的簡単に仕事を辞めてしまう傾向にあります。

仕事が続かない原因とは

仕事が続かない理由は、本人の質や心理だけにあるわけではありません。
ほかにも、さまざまなことが考えられます。

職場の環境が悪い

本来ならば問題なく働けるのに、環境が悪いせいで耐えられなくなってしまう人も少なくありません。
環境とは、通勤手段やかかる時間にかぎらず、職場の空気や設定温度、人間関係も含めたすべてのこと。
職場とは、一日の大半を過ごす場所ですから、本来ならばどれか一つが当てはまるだけでも嫌気がさすもの。もし、二つ、三つと重なれば、仕事を辞めたくなっても仕方がありません。

仕事にやりがいがない

仕事をすることで達成感が得られれば、多少の不満や苦労は吹き飛ぶもの。
ですが、やりがいが感じられなかったり、している作業の目的や意味がわからなかったりすると、とたんに意欲はそがれてしまうのです。
とくに、辞めていく人が多い職場だと、それがずっと続くことが容易に想像できるため、仕事を辞めたい気持ちが強くなるでしょう。

成長が見込めない

仕事をするからには成果を上げたいと考える人も多いと思います。
自分の能力が磨かれたり、あるいは、あげた成果で会社を成長させたり。しかし、中にはそのどちらも見込めない仕事もあるでしょう。そういった職場で働いていると、自分が何のために仕事をしているのか疑問に思うようになり、辞めたい気持ちが高まってくるようです。

仕事が続かない……この状況を改善するには?

仕事が続かない理由、原因を特定する

仕事が続かないのをなんとかするためには、現状の改善、もしくは転職が考えられます。そのどちらを選ぶにしても、まずはなぜ仕事が続かないのかをはっきりさせたほうがいいでしょう。
その原因によって、転職するのか、今の仕事を続けるのかを選ぶのです。
ここではもちろん、転職しなければどうにもならない原因ではないかぎり、今の仕事を続けるほうを選んでください。なぜなら、辞めたくなる原因を取り除く努力をしてから転職しても遅くないからです。

今の仕事を続ける場合に気をつけること

原因を特定して、今の仕事を続けると決めた場合ですが、まずは答え合わせからはじめましょう。自分で思う、辞めたい原因が本当にそれなのかどうかを確認するのです。
確認する方法はいろいろありますが、改善法を試してみて楽になるか試したり、そのほかにやめたくなる理由がないか探ったりするといいでしょう。
あとは、早急になんとかしようと焦らないこと。仕事を辞めたくなる原因さえ特定できれば、問題は解決したも同然です。

転職する場合に気をつけること

転職しない限り解決できない理由で仕事が続かないのなら、その心配のない職種や業種に移るしかありません。
このとき、もしかしたら、申し訳なさや後ろめたさなどでなかなか辞めることを周りに言えないかもしれません。ですが、できる限り多くの人に決断を話して、アドバイスをもらうようにしてください。そのとき言われたことは、仕事中のあなたを見ていた人たちから発せられた言葉。きっと、転職先でも役に立つはずです。もちろん、言っていること自体は、今の仕事だからこそ当てはまるものもあるでしょう。ですが、それらは「諦めが早い」や「小さなミスが多い」など、単純な言葉に置き換えられるはず。それを、転職先では生かすようにしてくださいね。

仕事が続かない?病気の場合もあるの?

病気のために、仕事が続けられないという場合ももちろんあります。
過酷な仕事のためにうつ病になった、など、ニュースでもよく聞くのではないでしょうか。
そのほか、脳の器質的な部分に原因があるADHDなども、社会生活に馴染めなかったり、なかなか仕事が続かなかったりするようです。

仕事が続かないからといって、自分を責めないで

仕事が続かないと、どうしても自分を責めてしまいますよね。
ですが、仕事が続けられない、辞めたくなるのには、きちんと理由があるのです。それを取り除けるのなら辞めなければいいし、できないのなら辞めればいい。それだけのこと。仕事辞めるとき、あなたは、自分の心身を大事にしたに過ぎないのですから、どうか気にしないでください。
ただし、そのとき最大の原因となったのはなんなのかだけはきちんと把握しておきましょう。そうすることで、自分とピッタリ合った職場との出会いが近くなるのです。