2016年11月11日更新

職場いじめに巻き込まれないための対策・方法

ijime

現在学生のいじめ問題が急増し社会問題となっていますが、いじめ問題というのは子供に限ったことではありません。実は大人社会でもいじめ問題が増えています。

言葉や態度で人を傷つける「モラルハラスメント」、上司から部下へ、また自分の立場を利用して人を傷つける「パワーハラスメント」、性的立場を利用して人を傷つける「ジェンダーハラスメント」など、公にはなっていないけれどこういぅた職場での様々ないじめに悩んでいる人は多いのです。

いじめは予期せぬ事で起こりますし、いつの間にか起こっています。気づいたらいじめの被害者、加害者になっているのです。
あなたは大丈夫ですか?職場いじめの被害者加害者にならないために自分を見つめてみましょう。

  1. 目次
  2. いじめる人といじめられる人
  3. 被害者にならないために
  4. 加害者にならないために
  5. 職場いじめに書き込まれないために

いじめる人といじめられる人

いじめをする人は、その人が「自分より優位に立つ事が気にくわない」からいじめるのです。気にくわない奴を痛めつけてその人より自分が優位に立っている事に満足します。
また、人は自分に自信がないと群れを作って一人を攻撃したり、立場を利用し弱者を攻撃して自分を守ろうとします。自分に自信がある人は人と群れようとはしませんし、人と自分を比べることもありません。
いじめをしてくる人は自分に自信がなくて人と比べて自分が優位に立つ事で自分を守っているのです。

逆にいじめられる人に多い人の特徴は、自分の意見をはっきり言えない人、コミュニケーション能力が不足している人、空気の読めない人などがあげられます。
日本人は群れたがる習性があります。会社でもプライベートでも、どこへ行っても群れを探し、その中に入りたがります。それ故に自分の意見が主張できない、強いものに従うという人が多く一人意見が違っていたり、一人歩きをする人を好みません。群れから過剰に外れた行動をてしまう人はいじめの対象になりやすくなってしまうのです。

被害者にならないために

コミュニケーションをしっかり取る事

いじめられる原因の一番の原因はコミュニケーション能力不足です。残念なことにコミュニケーション能力が欠けている人が多く見受けられます。

  • 挨拶をきちんとする
  • 立場をわきまえて人と接する
  • ありがとうございます、ごめんなさいを言う
  • わからない事があれば聞く
  • 相手の目を見て話す

人に好かれようとする必要はありません。無理に人々と群れる必要もありません。ですが、人として最低限のコミュニケーションはきちんと取るようにしましょう。

相談する事

どんなに小さな悩みでも、自分一人が抱えている事でも誰かに相談する事はとても大切な事です。
優しい上司、同僚、家族誰にでも良いので一人で抱えず悩まず事が大きくなる前に自分のSOSを伝えられるようにしましょう。
自分を守ることができるのはほかならぬ自分です。言わなきゃ人には伝わりません。こんな事言ったら家族が悲しむ、会社の事情なんてわかってくれない、なんて思わないでください。自分が苦しい、危ないと思ったら身近な誰かにSOSを出す事はとても大切な事です。

職場以外での友達を大切にする事

自分が抱えている悩みが同僚とは言え仲の良い人とは言え職場の人には言いづらいって事もありますよね。そういう事は職場以外での友達に聞いてもらう事です。心に溜めていた事を誰かに吐き出す事でとても心が軽くなる事もあります。
プライベートな時間を作るように心がけ、職場から離れる時間を作りましょう。

加害者にならないために

人に干渉しすぎない

みんながみんな自分と同じ考えではないですし、自分と同じペースではありません。仕事が遅い人、考え方が違う人に出会った時その人に対してイライラするのではなく、「そういう人もいるのね」と思える心の余裕を持ちましょう。

職場以外にも自分の居場所を見つける

人は同じ事を繰り返したり同じ場所にずっといると次第に固定観念の塊になり、悪い所にどんどん目が行くようになります。また、狭い中で争いを始めようとし、人としての器がどんどん小さくなっていきます。
一歩外に出てみると色んな人がいて色んな考え方がゴロゴロ転がっているものです。
そうならない為にも、お休みのときは職場を離れて友達と遊んだり趣味に没頭したりして心も身体もリフレッシュしましょう。

いちいち人と比べない

人間誰しも他人と自分を比べたがります。その思いが過剰になると視野が狭くなり、誰かよりも優位になるということにしか気持ちが向かなくなり、誰かを蹴落としてまでも自分が優位に立ちたいと思うようになります。
そうならないためにも自分を信じ自分に自信を持ち、視野を広く心を広く人と接するようにしましょう。

職場いじめに書き込まれないために

人間誰しも全員の事が好き、全員から好かれるなんて事は不可能です。自分の周りに100人いたら1人くらいあなたの事が嫌いな人がいても当然ですし、100人全員を好きになる必要もありません。
また、全員と同じ意見を持ち合わせている訳もありません。100分の1で自分の意見が違っていたってそれは悪い事ではなく自然な事です。
それなのにみんながやっているからと相手に合わせようとしたり、あの人に好かれなければならないと思ったりするからいじめの被害者になったり加害者になったりします。 
会社に所属するということは、組織に所属するということです。決まり事、その組織のルールなど守るべき事は守りつつ、決して誰かと群れるのではなく「自分」というものをしっかり持って生きていきましょう。