2016年11月21日更新

取り柄がないと悩むあなたの仕事の選び方

取り柄がない

自分には取り柄がないから今の仕事に打ち込めない。転職を考えたけれど、取り柄のない自分にどんな仕事ができるのだろうか?と悩んでいる方にも、あなたに合った仕事はあります。取り柄がないという心配を解消して、あなたにあった仕事探しのお手伝いしましょう。取り柄がなく転職できないと悩まれている方に必見です。

  1. 目次
  2. 取り柄がないとは
  3. 取り柄がない人の仕事
  4. 取り柄のない人に向いた仕事の選び方
  5. 取り柄がないと悩む人にむいた転職先
  6. 取り柄がないと悩むあなたもいざ転職!

取り柄がないとは

取り柄とは?

広辞典(集英社)で「取り柄」と引くと、「役に立つすぐれた点。長所」と載っています。まさに取り柄とは、人と比べてその人が得意とする部分や優れているところ。その人が持ち合わせている長所、その人ならではの特別なことを「取り柄」といいます。

取り柄は生まれながらの才能である場合もあるし、努力して得たこともあります。小さい頃から体が柔らかく体操選手になった人にとっては、体の柔軟性の高さはその人の取り柄です。看護学校にかよい看護師の資格を得て看護の仕事をしている人にとっては、勉強して得た看護師の資格はその人の取り柄です。日本人に生まれながら小さい頃、海外で生活をしなければならず普通に英語が話せるということも、その人の環境が生んだその人の取り柄のひとつです。

生まれながらもっているもの、努力して得たもの、環境から得たものと、取り柄は色々な場面から生まれくるものです。長年スーパーで惣菜のてんぷらをあげること10年を経た人が、毎日揚げるてんぷらに「自分の取り柄はここに並ぶてんぷらをどこのスーパーよりカラッと揚げること!」と、最初は取り柄ではなかったけれど、長年くりかえしておこなっていた行為が自分の取り柄となることだってその人の取り柄のひとつです。

取り柄がないと感じる心理状態

人は何かしらの取り柄を持っているものです。それぞれ取り柄を感じる場面が違っていても、人間、何かしら長所を持っているものです。取り柄がないと感じている人にも本当は取り柄があります。

ただ取り柄がないと悩んでいる人は、自分の長所に気づいていないだけ。そんな人の心理状態は、まず自分に自信がない時です。「自分には取り柄がないから…」と心が暗くなって悩んでしまう状態です。

彼女は英語が話せるという取り柄があるから翻訳家として活躍できて羨ましい、○○大学を卒業しているというのがあの人の取り柄だから就職がきまったなどと、成功している他人と自分を比べて、相手のもっている取り柄を、自分が持っていないことに対して「羨ましいな」と感じている時は、自分には取り柄がないと自分を悲観する心理状態になります。

誰にでもある取り柄
人はだれでも取り柄というものをもち合わせているものです。それが華やかなことであれ地味なことであれ、人は誰でもその人ならではの取り柄をもち合わせているものです。取り柄がないと思って悩んでいる人は、まだ自分の取り柄に気が付いていない状態なのでしょう。よーく自分を観察してみてください。洗濯は好き、掃除はできる、スマホのメールは早くうてるなんてことだって、それはあなたの取り柄です。

取り柄がない人の仕事

取り柄

家事から生じた仕事

取り柄がないと感じている人が就く仕事に、清掃業、家政婦、配達員、一般事務(伝票整理)などがあげられます。特に女性の場合、掃除・洗濯など日常の生活でしていることを、「自分には取り柄がないから」と家事を主体とした内容の仕事を選んで従事にしている人が多いです。

スーパーマーケットの品物陳列部門、駐車場の交通整理

「取り柄がないから」と心配している人は、商品の陳列係りやの駐車場で交通整理の仕事を選びます。だた並べればいい、空いている駐車場を指示すればいい、曲がる車を誘導すればいいという単純な作業です。

ピッキングなどの工場の作業

取り柄がないと自分で思っている人は、主に単純作業を選んで職に就きます。工場のピッキング作業は、指示されている商品を工場内の棚から選び箱詰めする作業。学歴も資格もいらないと思い、ピッキングの職業を仕事に選びます。

取り柄のない人に向いた仕事の選び方

派遣会社に登録してみよう

取り柄がないと悩んでいる人は、ともかく自分に自信がない人です。本当は取り柄があるのに気が付かない人もそうです。では自分の取り柄に気が付くまで、自分自身を納得させる何かを始めればよいでしょう。

手っ取り早い方法の一つに、派遣会社に登録して仕事を閲覧し、選んでみましょう。派遣会社の登録には多少試験のようなものと面接があります。試験はパソコンであったり、計算であったり。できなければ「得意ではありません」とはっきり答え試験に臨んでみてください。点数は低くともそれで落ちるとか登録できないといことではありませんから心配いりません。

まず何かを始めるきっかけをつくりましょう。派遣会社に登録すると、スキルアップということで、パソコンなどを無料で勉強させてくれる会社もあります。そこでスキルをみがき、新しい仕事にチャレンジしてみるのも、取り柄がないからと悩む人の転職先を選ぶひとつの方法です。

何か資格にチャレンジして自分に自信をつける

取り柄は生まれながらもっている才能や、育った環境から培われたものもあります。でも自分の努力で自ら取り柄をつくる人だってたくさんです。取り柄は生きてきた中で、なにかしら持っているものです。でもまだそれに気付けず、自分には取り柄がないと思っている人は、何か興味のあることの資格にチャレンジしてそれを仕事としてみることも、取り柄がなく転職に不安を思っている人の仕事の見つけ方のひとつです。

取り柄がないと悩んでいるところから脱出しなければ、また同じ悩みを抱えてしまいます。今、自分の取り柄に気が付けないのなら、手っ取り早く、今、何かの資格に挑戦して、なにか自分に自信をつけてみましょう。資格をとるために医療関係(ニチイ学館など)、生活一般(ニューマンアカデミーなど)などの通信・通学講座を覗いてみることも取り柄がない人の転職につながるひとつの方法です。

ハローワークに足を運んで相談しよう

地元のハローワークに足を運んでみましょう。仕事を探してくれるプロが集まっている場所です。相談員と話している中で、自分の取り柄が見つかるかもしれません。また次の仕事へつなぐために、無料で経理、パソコン、整体など色々な学習も行っています。そんな資料を眺めていると、自分のやりたいことがみつかったり、チャレンジしてみたくなることもあります。そんな気持ちが生まれれば自分の取り柄も発見でき、転職につながるチャンスと自分にあった職業がみつかることでしょう。

取り柄がないと悩む人にむいた転職先

派遣会社で仲間と一緒に事務作業

派遣会社に登録して探す過程では、同じ派遣会社の数名と同じ会社の事務系に配属できるところを探すと心配なく仕事に入れることがあります。

いままでと違う世界に飛び込むときに、取り柄がないと心配するあなたにとっては、同じ派遣会社の仲間がいることで心の安心をおぼえることと、とかく企業から雇われる中、同じ派遣会社同士というのは、仲間意識が生まれて、仕事のノウハウの情報も交換し教え合えるものです。パソコンの特殊技術を使う仕事は訓練しなければなりませんが、単純な事務作業であれば、仲間と一緒なら怖くありません。

家事を取り柄にハウスキーパーでお掃除スペシャリストを目指す

特別な資格もない、学歴も誇れない、でも家事はしてきたというあなたは、その家事を取り柄に職業として仕事をしてみましょう。掃除・洗濯・炊事など家事全般を任せたい人はたくさんいます。家事をしてきたあなたは、その家事という仕事を自分の取り柄にして、ハウスキーパーに転じて、そのスペシャリストを目指すことも、自分への自信につながり、取り柄がないという心配もいっぺんに克服できます。

職場でその仕事のプロをめざそう

最初は取り柄がないからと職についたパート先で、裏方のお肉をはかる係りの仕事についてはや○年。そんなあなたはいつしか、自分の手の平でつかんだお肉が何グラムかはかりなしてはかれる感覚の持ち主になっている。それはもうあなたの取り柄のひとつです。あなたがそれを取り柄と気づいていないだけかもしれませんね。

でもそこから転職を考えるのなら、一つのことを何年も続けられるあなたなら、なんでもできます。資格や才能はなくとも、ひたすらもくもく継続することのできる性格に自信を持って、あなたがやりたい仕事にチャレンジしてください。継続する力のある人の就職先は、あなたがのぞむところが何より一番です。見つけた先の仕事できっとあなたは取り柄をひとつ増やすことになることでしょう。

取り柄がないと悩むあなたもいざ転職!

取り柄がないと悩むあなたにも、実はちゃんと取り柄は持ち合わせているものです。取り柄がないと思うあなた自身が、勇気をもって一歩踏み出すことが、転職につながり自分にも自信が持てるようになります。自分の取り柄に気づき、一歩前進してみてください。