2016年11月17日更新
どうしたらいい?協調性がない人との上手な付き合い方
職場や友達に協調性のない人がいて困った経験はありませんか?そんな協調性のない人の特徴や心理を知ればどう接していけば良いかがわかります。協調性がない人とストレスなく上手に付き合っていける方法をご紹介します。
協調性がない人の特徴
あまりにも空気が読めない
自分の意思をはっきり持つことはとても大切なことですが、協調性のない人はあまりにも人に合わせないで自分勝手に行動します。人は暗黙の了解で空気を読んで行動したり、集団の中にいたら人に合わせたり合わせてもらったりしてお互いに気を使いつつ、空気を読みながら集団行動を行います。ですが協調性のない人は、人の行動など気にせず自分の思うままに行動してしまいます。
また、空気が読めないことを自覚していても、私はこれでいいのだと変に自信を持ってしまっていることもあります。
すべてが自分中心
話をする時や行動する時、全ては自分中心に世界が回っています。そもそも協調性のない人はこうしたら他人が困る、嫌がる、怒るなど、人の気持ちを考えるという観念がありません。なので話すときに人の話を聞かないで自分のことばかり話す、人がどう思うか気にせず自分のやりたいように行動するといった傾向があります。
人の意見を聞かない
人に意見されることを嫌がります。また人の意見など興味がなく、何かを言われても受け入れようとはしません。自分の意見が絶対だと思っているので、人に意見されると無視する、不貞腐れる、反論するなど相手を不快にさせる行動をとることがあります。
人に興味がない
人が何をしているか、人が何を考えているか、人がどう思っているかなどに興味がありません。自分の思う事しか見えていないし、自分のやりたいことしか考えていないのです。自分が人に何を言われようと、どう思われようと気せず我が道を行く傾向にあります。
協調性がない人に見られる性格
生真面目
生真面目な人は頑固で考えが一つに固執しているため、考え方に融通が利きません。人がなんと言おうと自分の考えは決して曲げないので、人に意見を合わせるということが苦手です。
プライドが高い
自尊心が高く、何事も自分が一番、自分が正しいと思っています。
異常に人に厳しい傾向もあるので人に何かを意見される事を嫌がる、他人が自分の思うように動かないと不機嫌になるということが見受けられます。
何事にも白黒つけたがる
曖昧なことが嫌いで物事にはっきり白黒つけたがります。また、白黒つける上で自分の意見を押し通そうとしたがるので、それが故に人と衝突する事もしばしばあります。
協調性がない。それって病気かも
ADHD(注意欠陥多動性障害)とアスペルガー症候群という言葉を聞いたことがありますか?
これは発達障害の一種で、大人になるまで気付きにくいものです。発達障害とは見た目にもわかりにくく、本人も自覚しにくいのが現状で、大人になってから気づく事が増えてきています。
ADHDとは
ADHDの症状に見られるのは「多動性」「衝動性」「不注意」の三つに大きく分けられます。
- 多動性・・・落ち着きがない、貧乏ゆすりをする
- 衝動性・・・衝動的に思ったことを口にしてしまう、衝動がいをしてしまう
- 不注意・・・仕事でのケアレスミスが多い、忘れ物や無くし物が多い、時間の管理が出来ない
という症状が見られます。
アスペルガー症候群とは
アスペルガー症候群の症状に見られるのは
- 会話能力がない
- 冗談が通じない
- 人の気持ちが理解できない
などがあげられます。
会話にまとまりがなかったり、突然話が変わるなど上手いこと会話が続かない、冗談を言っても本気で受け止めてしまい怒ってしまう、人の気持ちが理解できないため人が傷つくことを平気で言ってしまう、といった症状です。
これらの発達障害の場合、本人が自覚していない事も多々あるので、こういった症状が多く見られる場合は見極めに注意が必要です。
協調性がない人との付き合い方
干渉し過ぎない
協調性がないなと思ったらその人に対して深入りしない事です。あれこれ気にして治してあげようとしたり、構ってあげようとしたり、いちいち干渉するのは返ってこちらのストレスになります。何を言っても無駄だと感じたら、諦めることも必要です。
言われたことを受け流す
協調性がない人は自分の発言に対して悪気はありません。自分が思ったことを言っているだけなので相手を傷つけようとも困らせようとも思っていないのです。なので、何か驚くようなことを言われても腹を立てたり深く気にせず受け流すようにしましょう。
受け入れる
この人は協調性のない人だと思ったら、頭ごなしに怒ったり対立したりせず、「協調性のない人だから仕方がない」と受け入れて接しましょう。無理に自分の考えに合わさせようとしたり、集団行動を強制させるのは労力の無駄です。多少のことは妥協して受け入れて接するようにしましょう。
その人に合った事や場を与える
集団行動は苦手でも、単独行動ならば能力を発揮する場合があります。独創性に長けているため、単独でやる事には自分のこだわりを十分に発揮し、100%の労力で事をこなそうとします。協調性がないと思ったら無理に集団に入れず、単独でやる事を与えてみましょう。
協調性がない人と上手く付き合うために
協調性のない人と上手に付き合うコツは、こちらがいちいち腹を立てたり干渉したりしない事です。子供のうちは注意して治るところ、大人になってからでは今の性格を変えるのは困難に等しいです。「協調性のない人だ」と受け入れてこちらも前向きに接してあげましょう。