2017年2月17日更新
優柔不断な性格とは?優柔不断な性格の直し方をご紹介!
どちらにしたらよいかなかなか決断できない性格。「まったく優柔不断なんだから」と人からよく言われてしまう人。何かを決める時やどちらかを選ばなければならない時になかなか決められなくて迷ってしまう優柔不断な人の性格を直したい方に、優柔不断な性格を克服して直す方法をご紹介します。優柔不断な人の心理をさぐり改善方法を考えてみましょう。
優柔不断な性格とは
決断力がない
ぐずぐずしてどちらにするか迷ってしまう。優柔不断な性格の人は決断力がありません。買い物をする時でも、レストランに入ってメニューを決める時でもどちらにしようかなかなか決めることができない性格の人です。たとえば買い物でこっちの洋服を選んだけれど、あとになってやっぱりあっちの方がよかったのではないかと後悔してしまうのも、優柔不断な人の性格です。なかなか決断できず、決めたことをあとでまた後悔してしまう性格が特徴です。
考えすぎる性格
優柔不断の人は物事を決める時に色々なことを想定して考え込んでしまいます。だからこれ!と決断することができず、どうしようかこうしようかと迷ってしまいます。あれこれ考えすぎて不安になり、心配してしまう面があります。そして決断する時には色々な可能性を考えてみないと気がすまないのも優柔不断な人の性格です。たとえば2社から就職内定をもらいどちらか決めなければならない時、こっちの会社は第一希望だから一番行きたいけれど、せっかく受かったこちらの会社も将来を考えたら魅力はあるし、2社を比較してみると…、というように、さらに比較を始めてみるのは、優柔不断の性格の人に見られる傾向です。
他人の意見に左右されやすい
自分ではなかなか決断できないので人の意見を聞こうと、色々な人の意見を求めます。右の人に話を聞けばそうだと思い、左の人に意見を聞くとこれまたそうだと思う。優柔不断の人は他人の意見に左右されやすい性格をしています。十人から話を聞けば十人十色の意見があり、それぞれの意見に影響されてしまう性格の人です。結局自分の考えがないため、物事をこれ!と決められず迷ってしまう面があります。
優柔不断な人の心理とは
理想を求めている
優柔不断な人は常にもっと良い方法はないかと、完璧な理想をもとめている心理状態でいるため、決断するときにもたもたしてしまいます。間違えて選択してしまうことが嫌いで、間違った時に後悔してしまう自分がわかっているので、いつも優柔不断な人は後悔しないように理想的な条件が整っていることを求めている心理が働いています。
他人の気を使いすぎる
職場などの集団の中にいる時、優柔不断な人は、色々な人に気を使いすぎる心理が働いてしまうので、どうしようか意見をまとめられず、また自分も意見を言わずにまとまりつかない状態になってしまいます。まわりの人の気持ちを考えすぎてしまうため、決定しなければいけないことが決められずいるのが優柔不断の人の心理のひとつです。
目立たずにいたい心理
優柔不断な人は、人の先に立ってみんなを導いたり、中心人物になることが嫌いです。たとえば友人から「今日はどこでランチする?」と聞かれると「どこでもいいよ」と答えるのが定番なのが優柔不断の人です。だから優柔不断な人はみんなより目立たないようにしていたいという心理をいつも持っています。これは自分がどうしたいかがわからず、こうしたいと言えば相手はどう思うかと考えてしまうので、それなら目立たずみんなに決めれもらおうという心理があるからです。
優柔不断な性格を克服・改善する方法
時間を決めて決断する
いつまでもどちらがいいかと迷っているのではなく、この時まで、この日までに決めようと、「考えること」に時間を決めて決断するように心がけることは直し方のひとつです。それは小さい日々の訓練で克服していけます。たとえばレストランに入ってメニューを決める時、これは数分以内に何を注文しようかと決めなければなりません。時間制限で決めることに慣れるのは優柔不断を克服して改善するよい方法です。
知識や経験を積んで決断力を養う
優柔不断の人は、まず決断力に欠けていることが大きな点です。決断力は人から話を聞いたり、社会状勢やあらゆるニュースに目を向けて、経験や知識を増やすことで養われていきます。決断を迫られた時に色々な経験や知識が役に立って、これまでより楽に決断していくことができるようになります。優柔不断を克服して改善していくためには、日頃から色々な知識を自分のたくわえ経験しておくことが大切な方法となります。
自分の価値観や好きなものを把握しておく
どうしたらよいかわからなくなってしまうため、人の意見に左右されて決断できなくなってしまう優柔不断さは、自分の価値観や好きなものを把握しておくことで克服・改善されていきます。自分はこうすることが目標だからここの会社に決めようとか、自分の好みの色はブルー系だからこっちのセーターを買おうなど、人の意見を聞かなくとも、自分に価値観や好みが自分でわかれば決断もしやすく後悔しないものです。きちんと自分の価値観や好みを把握しておくことは優柔不断な性格の克服と改善につながります。
優柔不断な性格の直し方
曖昧な言葉を使わない
曖昧な言葉というのは自信がないから出てくる言葉です。たとえば「どうしよう」「たぶん」「なんだかわからないけど」「どっちでもいいけれど」など、これらの曖昧な言葉は自分に自信がなく相手に判断してもらえばいいという印象を持ちます。決断できない自分の現れです。優柔不断な性格を直すためには、曖昧な言葉を使わないように心がけましょう。つい習慣で言ってしまうかもしれませんが、言葉が見つからず使ってしまいそうになった時は、黙っている方が「決断に困っている」という印象を相手に与え、優柔不断さが薄れていきます。使わないことがベストですが、使ってしまいそうになった時は、その言葉をぐっと飲み込んで黙ってみることから始めると、いつしか曖昧な言葉を使わなくなっていきます。
完璧さを求めない
どうすることがいちばんいいかと完璧なことを求めすぎると決断することを躊躇してしまいます。失敗してしまったらしょうがない、今度はこうしようと心に余裕を持ち、最初から完璧なものを求めすぎないようにすることは、優柔不断な性格を直す方法です。決断することは大切選択かもしれませんが、長い人生を考えたら失敗を何度も繰り返し、経験を積んで失敗しなくなっていくものです。失敗は人生の糧になります。大きな気持ちをもって、あまりに完璧であることを求めすぎないことは、恐れず決断することができるようになり、優柔不断な性格を直していくことができます。
自分に自信をもつ
自分にもっと自信を持ちましょう。自分に自信を持つと決断したことに後悔しなくなります。自分に自信を持つためには、日頃から、人の意見を聞いて視野をひろげたり、新聞や本を読んで知識をひろげることでだんだん自分に自信がつきます。同世代の人と交わるだけではなく年齢も経歴も違う幅広い人と交流を持ったり、趣味の世界を広げたりすることも自分に自信をつけていく一つの方法です。自分に自信がつくと同時に決断を迫られた時に簡単に判断できる力が付きます。自分に自信をつけるためには時間をかけなければならないことかもしれません。しかしこれは優柔不断を直す大切な方法です。
優柔不断な性格を克服して直そう!
どちらにしたらよいかなかなか決断できない優柔不断な性格は、よくいえば「慎重である」ということかもしれません。しかしどんなに慎重であっても失敗してしまうこともあります。失敗を恐れて決断できないとか、決断したことに後悔していては、自分の成長もないし、まわりの人もぐずぐず決められないあなたに嫌気がさして、仲間を失ってしまうことにもなりかねません。曖昧な言葉は使わないように心がけ、経験や視野を広げ自分に自信をつけて、決断力を養えば優柔不断な性格は克服でき、直ります。自分でしっかりと決断して人生を歩んでいきましょう。もし失敗してしまってもそれはあなたの人生の糧となります。決して後悔しないでくださいね。