2017年3月15日更新
言いたいことが言えない…。ストレスを溜めないためにも対処法を考えよう
あなたは、自分の感情を表に出して言いたいことを言えるタイプですか?世の中には、言いたいことが言えずに悩んだりストレスを溜め込んでしまう人が少なくありません。こういった性格の人は意外と多くいるものです。言いたいことが言えないというのは、どのような性格や心理によるものなのか。また、ストレスとして抱え込んでしまわないためにはどういった対処法があるのか。様々な観点から考えていきたいと思います。
言いたいことが言えない人の心理や特徴
周りの空気を読み過ぎてしまう
周りの空気であったり相手の感情の動きに敏感で、空気を読み過ぎてしまう。自分の発言ひとつでその場の空気感を壊してしまいたくない、俗にいうKYになりたくないと強く思っているからこそ「自分さえ黙っていれば上手くいく」という結論に達して言いたいことを言えないままやり過ごしてしまうのです。
自分が我慢をすれば済むこと
発言をしないで周りの状況に自分が合わせて我慢すれば何とかなる!といった考えが強い人ほど、言いたいことを言わない傾向にあるものでしょう。自分が我慢をすれば上手くいくといった考えは一見素晴らしいようにも思えますが、他人任せというか自分の意見が無い人なのだと思われてしまう可能性もあります。
否定されるのが怖い
勇気を出して自分の意見を言ったにも関わらず、あっさり否定をされたり反対されたりすると「発言しなければ良かった…」と後悔をしてしまい強いダメージも受けますよね。こちらとしては頑張って発言したつもりでも、相手にとっては大した話題ではなかった場合もあります。誰かに自分の意見を否定されたりすることが怖いため、言いたいことが言えない人も少なくはないでしょう。
怒られるのが怖い
否定されたり反対されたりすることと同じで、怒られるといった行為に怖さを感じて言いたいことを言えないまま我慢してしまう人もいます。自分の発言で相手を不機嫌にさせたり怒らせてしまったらどうしよう。そんな不安が付きまとうため、言いたいことを言わずに封印してしまうのです。
傷つきたくない
自分の思っていることを正直に発言することで、もしかしたら嫌われてしまうのではないか?と不安に思うことはありませんか?言いたいことがあるけれど、伝えたいことがあるのだけれど、相手に嫌われてしまったり自分が傷つくのは避けたいから言いたいことを言えずに済ませてしまう人もいます。
自分に自信がない
自分に自信がないために、言いたいことを言えない人もいるでしょう。そういう人は自信の無さに加えて、やはり発言をして傷付くのが怖いのです。
そもそも、どんな性格の持ち主なの?
言いたいことが言えない人は、周りの感情の変化に敏感で優しく思いやりがあり空気を読むのに長けている性格の人が比較的多いです。そして、繊細な心の持ち主で傷つきやすい人が多いことも事実です。相手の感情の変化を察して空気を読み、その場の雰囲気を乱さないように心掛けるが故に、自分の言いたいことを言わずに穏便に済ませようとしてしまうのです。また、小さい頃から怒られるのを避けるために言いたいことを我慢することが習慣になったまま育ってしまったことが災いしているパターンもあります。
ストレスを溜め込んでしまうことも
いつも周りの人間の顔色を窺ってしまい、言いたいことを言えずに我慢してしまう。これって、かなりストレスが溜まることです。素直に感情をぶつけて発散できれば良いのですが、言いたいことを言えない性格の人にはなかなか難しいことです。せめて、ストレスを少しでも軽減することができれば良いのですが…。
言いたいことを言える人に少しでも近付くために
言いたいことを言える人間に少しでもなっていきたい。そのためには、どのように思考を変えていくべきなのでしょうか。いくつか挙げていきたいと思います。
自分を許すこと
言いたいことが言えずに我慢してしまっているときは、その分自分を犠牲にしているはずです。自分が我慢をすれば済むことだ、それが周りを穏やかに回すためなのだと思っているわけです。言いたいことを言えない人の中には、本当はきちんと主張したいと思っているにも関わらず「言わない方が良いんだ」と勝手に決めつけてしまっている人も少なくありません。しかし、実際はそんな風に我慢する必要なんて無いんです。自分のことを許して、自分の思うように発言をすれば良いのです。
感情を上手く表現する
楽しかったり嬉しかったり悲しかったり怒りを感じたり、様々な感情を持っているのが私たち人間です。この感情を抑え込んでしまうのは、とても窮屈で辛いことでしょう。言いたいことを言えない人は、こういった様々な感情を上手く表に出して表現することが苦手な人がとても多いのです。言いたいことは自由に素直に声に出して良いんですよ。ですから、感情を上手く表現できるように心掛けましょう。
伝えないことで相手を傷付けることもある
言いたいことを言わずに我慢をしていれば、その場が丸く収まることはあります。しかし、あなたの考えが正しくて相手の意見を直してあげないと相手が恥をかいて傷付いてしまう場合もあるんです。相手が自分の間違えに気付いていないこともありますし、あなたが勇気を出して発言したことによってお互いに新たな視点に気が付くこともあります。あなたの発言で助かる人がいるのも事実なのです。言いたいことを言えずに後悔するよりは、思いきって発言することも大切です。
言いたいことを言える勇気を持とう
自分の言いたいことを言えずに我慢をしてしまい、悩んだりストレスを溜め込んでしまう人は少なくありません。しかし、あなたの一言で周りが良い意味で変わることもあります。あまり言いたいことを溜め込まず、発言できる勇気を少しずつ持っていきましょう。